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- 発行年月:1998.6
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/233p
- ISBN:978-4-06-314182-5
BLAME! 1 (アフタヌーンKC)
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2024年5月16日】BLAME!(1)
閲覧期限:2024/05/16 23:59
BLAME!(1)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:6,600円(60pt)
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書店員レビュー
『BIOMEGA』『...
ジュンク堂書店新潟店さん
『BIOMEGA』『シドニアの騎士』の二瓶勉の出世作。全人類が「ネットスフィア」に接続できなくなった遥かな、本当に気の遠くなるような遠い未来。暴走した「建築者」と呼ばれる機械群が構造物を作り続け、果てしなく広がった構造体の中で繰り広げられる探索者「キリイ」の姿を淡々と描く物語です。
すさまじいスケールの構造物と、明示されない世界観にどっぷり浸れるか、浸れないかがネックですが、初期の二瓶勉のゴリゴリとした「黒」と「白」の世界は圧巻の一言。
短編「NOISE」や登場人物たちの与えるほんのわずかな手がかりを頼りに、広がる世界ととんでもなく長い時間を想像し、何度も読み返せる骨太の設定と用語に、ニヤニヤできるSF。これを10巻でまとめる力も凄い。
コミック担当 渡辺
紙の本
廃墟を独りさまよう
2002/01/06 03:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1巻では、後にパートナーとなるシボはまだ登場しない。霧亥は空漠とした廃墟世界をひとりさまよう。
延々と連なる異様な廃墟の風景、動くもののない空疎な空間、そこここで互いに孤立して暮らす人々。そして突如として爆発する問答無用のバイオレンス。霧亥の銃、重力子放射線射出装置のほとんどナンセンスなまでの桁違いの破壊力。
霧亥の最小限の目的は示されるものの、なにがどうなっているのかほとんど不明。人間的なところがまるで感じられない主人公は極めて異様。外見こそ普通の人間のように見えるが、じつはかなり異質な存在であることが端々に描かれる。これらの謎が気になり出したら、それはもうこの作品に魅了されているということだ。
ちなみに、LOG2において、霧亥がどこからか見つけてきた本を開いて一節を読み上げるところがあるが、あれはジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの短篇「雪はとけた、雪は消えた」の冒頭である。そしてその読み上げを聞いている両腕のない女性と妙に知的な犬(?)は、その当の「雪はとけた、雪は消えた」に登場するキャラクターに由来する。不思議なメタ構造である。ところどころにあるこういう遊びが楽しい。
電子書籍
ここから
2024/03/14 02:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:忍者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
弐瓶先生は海外に受けている印象ですが、きちんと現代の日本作家にも影響を与えています。ブラムを読めば、それを肌で感じることができるようになるかもしれません。
電子書籍
増殖・乱立する建築物情景
2021/01/30 11:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:亜綺羅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
弐瓶先生デビュー作。
説明が無く、淡々と主人公・キリイが閉塞した構造都市を旅している……
様々な人間の集落。それらはどこか困窮し、互いに断絶ている。
機械化した人間?――珪素生物という呼称が後に判明――と、ネット端末遺伝子を持つ存在を巡っての争い、セーフガードと呼ばれる存在も在ること……
ここは何処なのか、何を求め、どこへ行くのかわからない。
その断片的で、見えないところに大きな何かを予感させる緊張感が心地よい。
決して上手とは言えない絵だが、小さな人間を圧倒する建築物と肉の塊の世界に惹かれる。
電子書籍
何だかんだで…
2017/10/08 15:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honto カスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新作の『人形の国』含め、
この人の作品は全て読んでいるけど、
このblame!という漫画
あまりに突出して良すぎです。
そりゃあ
弐瓶作品の中で一番取っつきにくいです。
読者を完全に突き放した
説明一切無しの物語展開に
糞漫画だと低評価をする人は
必ずいると思う。
紙の本
探索者
2002/07/20 14:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:boogie - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンのあいだでも特に支持が多いと噂のBLAME第一巻。
セリフの少なさ、主人公の持つ武器「重力子放射線射出装置」の異常な破壊力、珪素生物、テクノ遊牧民、連なる廃墟、機械の群れ……それらが暗い画面のなかでひとつに溶け合って重厚で圧倒的な世界観を作り出している。
今巻では霧亥の探索者としての放浪と、つきまとう哀愁の影が強い。しかしそれだけに終わらず、珪素生物やクリーチャー達との戦闘は文句無しにカッコいい。物陰から現れる「駆除系」は必見。
ところで「クモイ」って「キリイ」からの連想でしょうか。
紙の本
大人の読むマンガ
2001/07/14 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pizala_mix - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度も読み返してしまう作品。それだけ、薄っぺらな内容ではないことは分ってほしい。主人公に魅力があるとういうのではなく。描かれている世界がミステリアスで、先を知りたくなるのである。珪素生物ってなに。セイフガードって、葱の保護政策ではないよ。ジャンル分けすると未来物に属するのだろうけど、ブレードランナーやベルセルクとも違う独自の世界。これからの展開がとっても楽しみ。次回、単行本を予約してでも読みたい。
電子書籍
商品説明でやっと分かった
2016/09/19 14:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
セリフが極端に少なく、絵で読ませるタイプの作品…という感じでした。主人公のキャラも何だか淡白で、ズンズン上の階層に進んでいって、途中似たような敵を何体も倒して更に登っていく…。結局のところ、彼は何と戦っているんだ??という印象です。みんな似たり寄ったりな顔つきなので、それも分かりづらくて… 商品説明でやっと少し分かりました。でも少しだけ。
電子書籍
わからない
2022/03/13 11:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく凄まじい舞台装置に圧倒されるが、全く説明がない。他の作者の作品でも説明がないものは時々あるが、この作品ほど徹底して説明やセリフがないのは大変に珍しい。たしかに壮大な世界観のようには思えるが、理解するためのとっかりがなにもないので、良否の判断さえできない。絵柄は表現したい世界観とよく一致していると思う。
電子書籍
BLAME
2017/12/08 19:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的にはなしですね。
冒頭の50ページ程のうち、台詞のあるページは数ページ。それも、冒頭のみ。
続きはもういいかなぁ。