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紙の本
みだら英泉 (河出文庫)
著者 皆川博子 (著)
ただひたすらに「己だけの女」を求めて、美人画に枕絵に絵筆をふるう英泉。お津賀、おたま、おりよ、三人の妹の「生」をも搦めとった果てに見出したのは…。爛熟の江戸に乱れ咲く、絵...
みだら英泉 (河出文庫)
みだら英泉
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商品説明
ただひたすらに「己だけの女」を求めて、美人画に枕絵に絵筆をふるう英泉。お津賀、おたま、おりよ、三人の妹の「生」をも搦めとった果てに見出したのは…。爛熟の江戸に乱れ咲く、絵師・渓斎英泉と三姉妹の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
爛熟の江戸を舞台に、絵師の業と女の情念が絡み合う……。美人画と枕絵で一世を風靡した渓斎英泉と三人の妹を描く幻の傑作、甦る。【本の内容】
著者紹介
皆川博子
- 略歴
- 1930年生まれ。『壁 旅芝居殺人事件』で日本推理作家協会賞、『恋紅』で直木賞、『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、『死の泉』で吉川英治文学賞、『開かせていただき光栄です』で本格ミステリ大賞を受賞。著書多数。
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紙の本
幻想文学を得意とする皆川博子氏の大傑作です!
2020/06/12 11:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『恋紅』(直木賞)、『薔薇忌』(柴田錬三郎賞)、『死の泉』(吉川英治文学賞)など数々の名作を発表されてきた、主として幻想文学を得意とされている皆川博子氏の傑作です。同書の舞台となるのは文化文政時代です。その時代に、ただひたすらに「己だけの女」を求めて美人画に枕絵に絵筆をふるう浮世絵師の渓斎英泉が、お津賀、おたま、おりよという三人の妹の「生」をも搦めとった果てに、何かを見い出していきます。果たして何を見い出していくのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
紙の本
どっちも本当の善ちゃん、そして英泉
2017/03/15 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
私と善ちゃんとの出会いは杉浦日向子師匠を介して。あの善ちゃんとこちらの英泉と同一人物とは思えない。どっちが本当の善ちゃん?日向子師匠はあくまでも北斎ありき、善ちゃんはコミカルでお栄と北斎に色を添える脇役。あんなのほほんとしていた善ちゃん、北斎から離れたらこんなにも苦悩し、妹たちとの関係に戸惑い不器用な生活をしていたんだなあ。浮世絵が好きで好きでたまらなくて、でもなかなか上手くいかなくて。一番上の妹との関係が少し切ない。合間合間に現れるお栄は相変わらず伝法で蓮っ葉。さすが一本芯が通った姉さんだ。しびれるね。
紙の本
語り口がいい
2022/09/17 15:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は90歳を過ぎてもなお新作を発表し続ける魔女的な筆力を持っている。長い長い作家生活だけに途中何度か作風が変わっている。しかし、達者で読者を酔わせるような語り口はどの作品にも共通している。もちろんこの作品にも。江戸時代の後半を舞台に、春画と女に生きようとして思うようにならなかった英泉の苦悩が巧みに表現されていると思う。
紙の本
ちょっと喰い足りない
2019/07/25 13:05
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆川博子作品ということで読んでみた。
皆川作品らしい着眼も幾つかあったものの少し薄味。
皆川氏がこの題材で描くなら、もっと濃厚で長いものになりそうなのだが…。
紙の本
人の業
2019/01/12 00:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸術家の業。女の業。
主人公は朝井まかて「眩」でも登場した渓斎英泉。
朝顔の狂い咲きに例えられた三姉妹の、
さてだれがどの狂い咲き。
造形は作者の創作とのことだけれど、
圧倒的な存在感で物語を彩る。
男は外の要因でくるくると気が変わる。
最期まで強いのは、やはり女。