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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.9
  • 出版社: 幻冬舎
  • サイズ:20cm/286p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-344-01051-5

紙の本

ララピポ

著者 奥田 英朗 (著)

勝ち組なんて、いない。神はなぜ、この者たちに生を与えたもうたのか? 「しあわせ」って何だっけ? 選りすぐりの負け犬たち、ここに集合! 『ポンツーン』掲載を単行本化。【「T...

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ララピポ

税込 1,650 15pt

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商品説明

勝ち組なんて、いない。神はなぜ、この者たちに生を与えたもうたのか? 「しあわせ」って何だっけ? 選りすぐりの負け犬たち、ここに集合! 『ポンツーン』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

What a fool believes 5-59
Get up,stand up 61-115
Light my fire 117-152

著者紹介

奥田 英朗

略歴
〈奥田英朗〉1959年岐阜県生まれ。「ウランバーナの森」で作家デビュー。「邪魔」で大藪春彦賞、「空中ブランコ」で第131回直木賞を受賞。ほかに「イン・ザ・プール」「サウスバウンド」など。

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みんなのレビュー180件

みんなの評価3.4

評価内訳

紙の本

これってエロ本?そうなんです、エロ本なんです。でもね、なんていうか15禁くらいではあるんですが、エロのむこうに何かが見えるっていうか、やっぱり奥田って只者じゃあないっていうか

2005/11/25 21:02

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、この本の出版情報が入ってきたとき、タイトルだけを見たものですから、完全に???でしたね。いや、読み終わった今でも、???ではあるんですが。で、書店で実物を見たとき、ウッソー、これってエロ本?て思いましたよ。無論、遠目では分りません。殆ど真っ黒でしょ。ただし中央にカラーが見えるわけです。奥田ファンなら、あっさり買いますよね。
でも、初めて奥田本を読もうという人は、本を手にしてシゲシゲと見るわけですよ。そうすると、黒かったのが実は扉の陰の意味で、中央の抜けているのが鍵穴だって理解できて、カラーだったところに描かれているのが浮世絵というか枕絵もどき、要するにかなりエロイってのが分るんですね。私は、ここで「コノホンハ、ワタシトオットハヨム、ダケド、コウコウセイトチュウガクセイノムスメニハ、ワタセナイ」なんてロボット化しちゃうんですね。
そんな装幀 米谷テツヤ、イラストレーション ほししんいち。おいおい、「ほししんいち」かよ、なんて思うのは星新一世代だけでしょうね。で、本を開くと、そこにも鍵穴が並びます。カバーにだけではなく、目次、扉などに鍵穴がデザインされているのが面白いです。
32歳の杉山博は学歴こそ立派だが、人と付き合うのが苦手でサラリーマンにもなれない。選んだ仕事はフリーライター。でも、今、嵌っているのは上の階で夜毎繰り広げられる男女の行為 第1話 WHAT A FOOL BELIEVES、23歳の栗野健治はスカウトマン。といってもモデルを相手のそれではなくてキャバクラ嬢のそれ。年齢、容姿を問わずに励む男の第2話 GET UP、STAND UP。
43歳の佐藤良枝はフツーの主婦。いやいや、フツーではない。夫はしがないサラリーマン、夜のお勤めゼロ、娘はデパート勤務で最近、夜更かし気味。だから自分は小遣い稼ぎに励む第3話 LIGHT MY FIRE、26歳の青柳光一はカラオケボックスの店員、毎日ゲロの始末に追われっぱなし。そんな店に出入りする女子高生第4話 GIMMIENSHELTER。
52歳の西郷敬次郎は年収2000万をコンスタントに稼ぐ官能小説作家。でも、純文学作家には少し引け目を感じている。そんな作家に渋谷の街で声をかけてきたのは第5話 I SHALL BE REREASED、28歳の玉木小百合はテープリライター。それだけでは食べていけない、そんな彼女の副業は第6話 GOOD VIBRATION。
ま、鍵穴にふさわしい、覗き、っていうか盗聴みたいなものがあるのは第1話だけなんですが、どの話にも男女の営みが絡むんですね。AVって言っちゃえば、それでもいいんでしょうが、といってポルノであるか、っていうと全然違います。ある意味、コミカルで、哀愁なんかも漂います。そういう意味で直木賞をとった『』を髣髴とさせるところが無いわけではありません。
例えば、これと先日出たばかりの『サウスバウンド』を読めば、果たしてこれが同じ人の手になるものか、って思うほどの変化ぶりです。さすが奥田英朗だな、なんて感心します。こうなると、そろそろ奥田の犯罪小説を読んでもいいかな、なんて思いますね。いや、純愛ものなんかも読んでみたいなって。
あ、それから意味不明みたいな言葉「ララピポ」については、小説の中で謎解きがされています。ふーん、そうか、っておもわず何度か口にして確かめてしまうこと請け合い。是非、最後まで読んで、納得してみてください。なーるほど、ね、って口癖になるかもしれません。
「ポンツーン」に2000〜2005年にかけて不定期に連載。ちなみに奥田が直木賞を受賞したのが2004年。

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紙の本

人がいっぱい

2005/11/13 16:47

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

エログロ満載の短編集。普通の本屋で売っていいのか、という内容だが、圧倒的なリーダビリティは流石の一言。
いわゆる「落ちこぼれ」が主人公だ。自宅アパートの階上の部屋の情事を盗聴する32歳のフリーライターであったり、ごみ屋敷に住まうAV女優の43歳主婦であったり、渋谷で援助交際にはまっている52歳の官能小説家であったり。本書の主人公たちの志が高いとは到底思えない。「こっちは天下のW大の政経学部を出ているのだ」などといつまでも鼻にかけてるから女も寄ってこないんだよ、とフリーライター杉山博には突っ込みを入れたくなるし、「ヒモは男の理想だ」とのたまうキャバクラ嬢のスカウトマン栗野健治には、本当にそれでいいのかと問い質したくなる。彼らの行動を見ていると、勝ち組・負け組を決定するのは年収や地位ではなく心意気だ、と思わせられる。
そんな彼らに同情の余地なし、と思っていたのだが、6章を読んで気持ちが変わった。ごくごく平凡な人間一人一人の人生がかけがえのないものに思えた。どうしようもない主人公たちまでいとおしく思えてくるのは、奥田英朗の筆力ゆえだろう。未読の方のためにあまりネタばらしはしないが、ヒントは『ララピポ』というタイトルにある。
本書はけっして負け組への応援歌ではない。むしろ、悲惨かつ滑稽な現実をこれでもか、と突きつけてくる。だが、読んだ後は背中を押されている気持ちになる。人生の悲哀も感じつつ…。

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紙の本

人間を描かせたら右に出る者なし!

2008/10/07 12:55

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ココロの本棚 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ララピポ」という軽くてかわいらしいタイトル、大好きな奥田英朗さん、ということでこれは読むしかないでしょう!

対人恐怖症のフリーライター、NOと言えないカラオケ店員、官能小説家・・・・・・など、ちょっと一癖ありそうな人々を主人公にした連作短編集です。


奥田さん、こんなの書くの!?って、ちょっとビックリしちゃう作品でした。
ちょっぴりえっち(どちらかというとお下品??)な雰囲気の小説です。

格差社会と言われる現代の社会。

その下の方にありながら「なにくそー!」と奮いたつわけでもなく、本能のおもむくままに生きる主人公たち。

ユーモア小説でありながら、奥田さんの他の作品に通ずる「負の連鎖でとことん落ちて行く」様が巧妙に描かれています。

「イン・ザ・プール」などの伊良部シリーズに比べると、万人にオススメできる作品ではありませんが、娯楽小説としてはとてもうまい!

能天気である意味幸せそうな主人公たちですが、絶対にこうはなりたくない!と感じるに十分です。

作中の脇役が次の短編の主人公になる・・・といった形の連作短編集なので、物事をいろいろな角度から見ることができて楽しいですよ。

キャラの立て方がうまいのはさすが!なポイントです。

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紙の本

都会であれ大自然であれ

2023/05/01 01:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

キャッチセールに引っ掛かりやすい渋谷を、サファリパークに例えているのが絶妙です。強者が弱者を食い物にするのは、どこも同じなんですね。

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紙の本

報われず、悲惨になっていく、救いようのない話の中に人間の本質がある

2007/02/18 07:34

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よし - この投稿者のレビュー一覧を見る

フリーライター、キャバクラのスカウト、AV女優、カラオケボックスの店員、官能小説家、テープリライター。彼や彼女の生きがいとは?どうしようもない人たちのどうしようもない生活の行き着く先は?
奥田英朗の作品は本当に毒があると思います。この作品もアンダーグラウンドな人たちが一生懸命生きているのですが、報われず、ますます悲惨になっていく。救いようのない話なんです。
奥田英朗はそんな世界を書きたかったんでしょうね。しかし、この作品、読後感もあまりよくなくて、満足ではないんですが、それを納得させる作者の力量に感心しました。
これが奥田英朗なんですよね。直木賞を受賞した後、こんな作品を書く奥田さんはわたしは好きです。
それにしても、最初、書店でこの本を手にとったのですが…。
内容は性描写はかなりあるのですが、とり方もあるのでしょうが、そんなにえげつなく感じさせない。むしろ、滑稽でもあり、笑ってしまいます。それも作者の力量なんでしょうね。
この作者はこの作者のままで、今後も好きなものを好きなように書いて欲しいのです。
爆笑すること請け合いなんですが、その裏に潜む悲しさを考えたら心から笑えないんですよ。悲しすぎるんですよ、どの話も。特にAV女優と官能小説家が落ちていく過程は何とも言えないもので、ため息すら出ました。それは哀れなのです。しかし、それを感じさせず、淡々と描いています。むしろ反面教師的な力を与えてくれているようで…。落ちていくときは人間はこんなにも悪循環になってしまうのだろう。
決して元気になるわけでもなく、読めば読むほど落ち込むようなハチャメチャ作品だけども人間の誰もがもつ本質が隠されている作品かも。
どうしようもない人たちの爆笑小説。読んでみる価値はあるのでは?

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紙の本

こういう作品が書けるのも直木賞を受賞した余裕であろうか・・・

2005/11/06 21:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代作家の中でその大衆性と読みやすさにおいて最高レベルに到達したと言っても過言ではない奥田氏であるが、伊良部シリーズ以上にお笑い系でお下劣な作品を上梓されるとは予想だにしなかった次第である。
かつて重松清が『愛妻日記』を上梓した時には本当に度肝を抜かれたのであるが、本作はそこまでは行かないがこんな作品を書く必要があるのであろうかと思わず叫びたくなるような作品である。
ただ、重松清よりも大衆性においては一歩も二歩も上を行く奥田氏が書けば作品としてはずっと面白く読めるから読者も微妙なところである。
たとえば初めて奥田氏の作品を手に取る方がいたとしよう。
本作はやはり薦めにくいのではなかろうかなと思ったりするのである。
個人的には伊良部シリーズの優れたキャラと滑稽さが限度一杯なのである。
もちろん、各篇に登場するそれぞれの登場人物が個性的であるのは認める。
奥田氏の各篇巧みにリンクした書きっぷりも見事である。
でも登場人物ひとりひとりに悲壮感が漂いすぎているのではなかろうか・・・
いや、悲壮感を通り越してむなしく感じるかもしれないな。
結論を言えば、男性読者の私としたらまずまず面白かったのですが、伊良部シリーズみたいに単純に笑え癒される話ではないのが引っかかる。
孤独さが漂い過ぎていて他人に自信を持って薦めにくいと言うのも事実じゃないかなと思ったりするのである。
女性へのプレゼントは厳禁したいですね(笑)
少し辛口になりましたが、逆にもし新人作家が本作を書いていたら傑作だと言わしめさせていただけたかも。
それだけ奥田氏に対する期待が大きいと言うことなのだと思います。
活字中毒日記

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2005/10/12 20:07

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2005/11/13 20:23

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2005/12/03 17:33

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2005/12/08 06:06

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2005/10/10 15:28

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