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  3. ろでむさんのレビュー一覧

ろでむさんのレビュー一覧

投稿者:ろでむ

46 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

「金持ち父さん貧乏父さん」の日本版!!!

20人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

オイラが大学2年生から実践していることを、わかりやすく体系的にまとめている本だ。
2,3年前に一世風靡した本「金持ち父さん、貧乏父さん」で書いてある内容とほぼ似ている。
ただ、「金持ち○○、…」の方は、アメリカ人が著者のため、アメリカを舞台にした書き方となっている。一方、今回紹介する本は、紛れも無く2020~2050ぐらいを想定した(乗り切る、苦無く生き抜く)本だと言える。


ポイントは、3つ。

  @投資信託で、無難に増やす
  A分散投資(国内債券、国内株式、海外債券、海外株式)
   ※これらは全て、投資信託インデックスファンドではじめること
  B収入の2~3割くらいを、積極投資に当てる
   ※これは、評者が読み取った数字である




そして、重要なのは、「金融リテラシー」を身に付けることだと強く説いている。リテラシーとは、単なる知識ではなく、結果を伴う知識である。つまり、金融リテラシーがある=投資によってお金を増やすことができるということだ。

そこで、ひとつ疑問に感じる人も多いだろう。
「金融リテラシー」を身に付けるにはどうしたらよいのか?
これは実践でしか培うことができない。


えっ?とまた、強く感じるのは仕方ない。だって、金融リテラシーがないと、上手な投資ができないと先に述べたからだ。これは、ニワトリと卵の議論と同じで、どっちが先ということは問題でなく、“投資をするという決意をする”ことが重要なのだ。従って、3つのポイントで述べた、投資信託に投資するという事柄が列挙されている。これは、プロが運用するので、我々ド素人の幼稚な金融知識を介入しなくてもよいのだ。そして、この投資信託に投資し始めてから、「金融」「投資」というものに敏感になり、日々の生活の中で、徐々に知識を蓄えていくことを、著者はオススメしている。


今からでも遅くない。
お金をコントロールすること、お金でお金を生み出すこと真剣に考えてもよい時代に日本はなってきたのではないか。

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紙の本

紙の本回復力 失敗からの復活

2009/02/27 01:08

失敗したときその人に必要なのは、失敗と正対して生きていくエネルギーを作り出すための考え方

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

失敗学の第一人者である著者の2009年最新作。

「失敗」というネガティブな事柄について、ポジティブに、かつアグレッシブに捉え、

  「失敗する前」「失敗したとき」「失敗した後」の失敗の前後
  失敗に関与する人「自分」「他人」

の2軸から失敗という出来事を多面的にまとめている。


ナレッジマネジメントが流行りだしてから数年経過しているが、それをしっかりと導入し、運営している団体は数少ない。
それはやはり、そのナレッジそのものの起因としている状況が、それを利用している状況と酷似していないからである。
ナレッジを生かすには、ナレッジそのものが生み出された考え方やアプローチが必要なのだと評者は思う。


そういう意味で、本書の第8章にあるように、
「失敗したときその人に必要なのは、辛さを乗り越えるために本当に必要なのは、そのものと正対して生きていくエネルギーを作り出すための考え方です」
というのは的を得た、失敗に対する挑戦の方法論の重要なひとつだろう。


**以下、メモ**


■目次
はじめに
第1章 人は誰でもうつになる
第2章 失敗で自分が潰れないために大切なこと
第3章 失敗したら誰の身にも起こること
第4章 失敗後の対処
第5章 失敗に負けない人になる
第6章 失敗の準備をしよう
第7章 失敗も時代とともに変わる
第8章 周りが失敗したとき

■詳細
<はじめに>
・失敗とは、人の行動や選択の結果、その人や周囲の人の意図しない、望まない結果になること
・人は必ずしも、大きな失敗からすぐに立ち直れるほど強くはない

<第1章 人は誰でもうつになる>
・自殺をはかった学生の大半はうつ病を患っていたようです。
・同じ精神病でも統合失調症とうつ病はまったく違う
・うつというのはすべての人間が持っている性格だと思いなさい
・うつ状態に至る代表的なパターンは3つ。「目標喪失」「越えられない高い壁」「先が見えない」
・精神的にまいっているときは、ただ一方的に話す。
・1969年にスタートした日本の宇宙開発事業は、アメリカの1/10程度の予算で進められている
・山之内さんをここまで追い込んだのは、宇宙開発事業に対する周囲の無理解が原因
・人は誰でも失敗するし、誰でもうつなどの精神的ダメージを受ける可能性があるという認識が必要。
・大きな失敗をした人に対しては、精神的なケアを含む周囲のサポートが重要


<第2章 失敗で自分が潰れないために大切なこと>
・人は弱い
・自滅パターンにはまり込んだ人には、「人は弱い」という認識が欠けている
・本人は気づかないかもしれないが、失敗直後はエネルギーが漏れてガス欠状態になっている
・失敗したときは、エネルギーが回復するまでひたすら「待つ」こと
・「最初から失敗を想定して行動する」というのは、非常に大切な考えである
・失敗と向き合い、無理して自分を鼓舞し続けるのは、自滅の方向に追い込んでいるのと同じ
・失敗した人に向かって、よく「もっと頑張れ」と声をかけることは、相手には励ましどころか大変な苦痛になっている
・失敗からできるだけ早く回復するには、失われたエネルギーをいかに上手に早く溜めるかが大切になる
・エネルギーが戻ってくると人は必ず自発的に行動したくなる
・頭の中で自己否定を繰り返しているうちは、建設的な考えは絶対に生まれてこない
・本音で話をすることが、その人にとって心が休まる状態になっており、心地よい状態に置けたことで、エネルギーの回復が促されている
・失敗したときの対処法
 1.逃げる
 2.他人のせいにする
 3.おいしいものを食べる
 4.お酒を飲む
 5.眠る
 6.気晴らしをする
 7.愚痴を言う

<第3章 失敗したら誰の身にも起こること>
・失敗とは、「想定外」のこと
・想定外のほとんどは、そんなことが起こるということを計算に入れていなかった
・敏感で感度がよすぎる人は、ほんの些細な失敗でくじけてしまう危険がある
・一般的には、柔軟さがなく、社会をきちんと観察していない人ほど正論を好む
・たいへんな状況のときに、いつも心がけていたのが、自分ができる最善の策をただ淡々とやり続けること

<第4章 失敗後の対処>
・失敗を失敗と認めないうちは、そこで何が起こっているかを正しく理解できない
・失敗の評価の方法は、大きく分けて「自分の評価」「他人の評価」の2種類。
・自分の評価は過小評価になりやすく、他人の評価は過大評価になりやすい
・ぶれることのない「絶対基準」があると、正しい失敗の評価が行える
・失敗を評価する4つの視点「物理的視点」「経済的視点」「社会的視点」「倫理的視点」
・失敗後の対処は、"損得勘定"をしてから行えばいい
・隠すときは、「隠した事実について正確に把握していること」「潔さをもつ」

<第5章 失敗に負けない人になる>
・周りからの責任追及に決してつぶされないこと
・失敗したとき、自分がやっていることに自信をもつこと
・楽観的な自信は、失敗を乗り越える大きな原動力になる

<第6章 失敗の準備をしよう>
・失敗のシナリオや対策の導き方として「逆演算」「仮想演習」がある

<第7章 失敗も時代とともに変わる>
・「社会は変わるものだ」ということを、常に意識しているかどうか
・失敗した人が正確な情報発信を行うかは重要な問題
・工学の世界における「コンプライアンス」は、剛性の逆数のことを指している


<第8章 周りが失敗したとき>
・相手の辛さの一部を自分が引き受ける。それは話をただひたすら聞くだけでよい
・失敗の責任はあなたではないと宣言し、時期がきたら再度チャンスを与えること
・失敗下人とは別の誰かが失敗の後始末を行うのは、必ずしも悪いことではない
・人が生きていく中で、辛いこと、理不尽と感じることに遭遇する場面も出てくるでしょう。でもそれでも人は生きていくのです。
・失敗したときその人に必要なのは、辛さを乗り越えるために本当に必要なのは、そのものと正対して生きていくエネルギーを作り出すための考え方です

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紙の本

気をつけるべきこと

10人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

文章を書くとき、"気をつけること"は何だろう。
話をするとき、"気をつけること"は何だろう。


ひとつに「タイミング」と「実行すること」だと思う。


詳しくは書かないが。

主人公はちょうど僕の年と近い。限りなく近い。
その主人公"たち"は、【あること】を実行しなかった。20年にも渡り。
僕は、20年という月日を回顧したことがあるだろうか。いや、ない。


20年前から胸の内に秘めていた部分、それに気づいているのに気づいていないように過ごし、
でも、20年間ずっと実行してこなかった【あること】。


それが結果的に良かったのか、良くはなかったのかは、未だにわからない。
「もし…だったら」の世界だ。タラレバの世界だ。     ^^^^^^^


この小説を読む事を実行したのも、読む「タイミング」があったからだ。
血液中のヘモグロビンが酸素をからだ中へ送り込むように、
タイミングという脳の中で生み出さられる時間と時間の織り成しが、
次の時間と時間の織り成しを産み出す。



この「1Q84」は、上下巻というタイトル付けではない。
(1)(2)とタイトル付けされている。
そして、(1)は4月から6月、(2)は7月から9月を表現している。


アマゾンのレビューは呼んでいないが、
きっとこの小説を読んでいる人は、続編がある、と思っている。


僕は

 ・case1:(3)(4)巻がある ⇒物語のゴールを想像するに、(1)(2)だと6割くらいの内容だから
 ・case2:(3)巻がある  ⇒(4)巻が「1Q85」になってしまうから。



さて、どうなるだろうか。。。

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紙の本

紙の本風の歌を聴け

2008/04/29 12:34

優しさは、ときに人を傷つけてしまう。

13人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

完璧な文章などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。


これほど引き込まれる出だしに出会ったことはない。
村上春樹氏の処女作「風の歌を聴け」の第一文だ。


あらすじは、ウィキペディア でも参照してもらえればよい。
僕が語ることでもない。


僕と、この小説の主人公「僕」は、似ている部分が多いなと感じた。
相手を否定しないという点だ。
ただ、この小説でも描かれているように、
相手を否定しない=相手を受け入れる
のとは意味合いが異なる。


優しさは、ときには武器になる。
相手を傷つけてしまう。
”優しさ”という道具は、扱うのが難しい。
道具とは得てしてそういうものだということが、わかる一冊だろう。




≪以下抜粋≫
・正直になろうとすればするほど、正確な言葉は闇の奥深くへと
沈みこんでいく。

・もしあなたが芸術や文学を求めているのならギリシャ人の書いた
ものを読めばいい

・「何故そう思うの?」「うーん」
答えなどなかった。

・「ねぇ、私っていくつに見える?」
 「28。」
 「嘘つきねぇ。」
 「26。」
 女は笑った。

・優れた知性とは二つの対立する概念を同時に抱きながら、
 その機能を充分に発揮していくことができる。

・「・・・ねぇ、いろんな嫌な目にあったわ。」
 「わかるよ」

・「冷たいワインと暖かい心」

・「何故いつも訊ねられるまで何も言わないの?」

・彼女は彼女にとってふさわしいだけの美人ではなかった

・巨大さってのは時々ね、物事の本質を全く別のものに変えちまう。

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紙の本

言葉が認識を生む。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

◆言葉が認識を生んで、

 認識がアクションを生んで、

 アクションが変化が生む◆



著者のことを知っていたので、
本の内容は、どんなアプローチで、どんな展開で話を持っていくのか、
すごい気になった。


読んだ結果、
一言でいえば、「事業の起こし方」について説明してある本である。
これは、企業=法人化することに関わらず、個人的な目標をどうやって
達成していけばいいのか、書かれている内容だと受け止めた。


この点について、起業したあと、どうやって成功させるか?について、
成功している社長は、よく“精神論”に偏りがちになるが、
そうではなく、ある程度システマチックな部分も必要。
そのシステムの部分を、「思い、起業、人集め、PR」など、
簡単ではあるが、触れている。


オイラ自身も、ITベンチャーをやっとって、
スタート地点は似ている。
だから、自分の進むべき道(人生とは?)について、
考えさせられる一冊となった。


また、著者が慶応大学経済学部出身?ということもあり、
話のネタで面白い内容にも多々触れている。
その点が、他の本に無い魅力かもしれない。


最後に、この本の「軸」は?と問われると、オイラは、
ロングテールの部分でも、方法次第で事業化していくことができる、
ということを説明し続けている本だ、と述べたい。


やりたいことがあるのに、その一歩を踏み出せない、
と感じている人は読んでみる価値がある。





===========構成===========
1章 学生でITベンチャー社長になっちゃった
2章 「社会を変える仕事」との出会い
3章 いざ、【社会企業家】!
4章 世の中のどこにもないサービスを始める
5章 「地球を変える」が「社会を変える」
========================

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紙の本

人間らしい行動

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

人(部下、パートーナー)がやる気になるには、そして辞めないためには、
その人がその物事にチャレンジする目的/目標を整理し、それを全面的に支援する。

そして、助けて上げられる環境を作り上げることが大切。
失敗したとしても、チャンレジしたことを認める(褒める)こと。


これによって、人は人と認め合い、人間らしい行動をする。


----<以下、メモ書き>---

■目次
はじめに
<物語>
1.変化のきざし
2.夢はかなう
3.ハッピーエンド
実践ガイド

■詳細
<はじめに>
・組織を動かす1人ひとりが理想の自分になろうと懸命に努力すれば、その組織は理想の状態に近づく
・「ビジネスウィーク」は今後10年間に、あらゆる分野、地域、産業で役員クラスの21パーセント、一般管理職の24パーセントのポストが空席になるだろうと報じている。
・人は会社のために存在しているわけではない。会社が人間のために存在する。

<1.変化のきざし>
・現場の従業員はビジネスについて、われわれの知らないことを知っている
・問題は、コストがいくらかかるかではなく、いくら無駄にせずにすむかです。

<2.夢はかなう>
・人間を特別な存在にしているものは、豊かな未来を想像し、未来に希望を託し、その未来に向かって歩む能力です。
・これからふたりでやりたいこと、行ってみたい場所、ほしいもの、大切にしたい人間関係、それぞれの夢を紙に書き出すこと
・人を仕事に引き止めるものは、「やりがい」と「進歩し成長している実感」。
・「この中で、これから半年以内でかなえたい夢はなんですか?」
・大切なのは完璧さを求めることではなく、"自分が進歩していることに注意を向ける"ということです。
・『偉大な書物を読もうとしない人間は、字が読めない人間と得るものになんら変わりはない』
・部下が具体的な夢を持てるようになり、それが実現したら、彼らは顧客に対しても同じことをするようになる
・人は、ただ夢を語るだけで自然とその実現に向かうようになる
・希望は計画から生まれる
・相手の夢を理解しようとすること、その夢の追求や実現に手を貸すことが、いかに人間関係を変える力強い原動力になりうるか。
・お互いの夢に関心を払うとき、あらゆる人間関係は必ずよりよいものになる。
・ビジネスマンのほとんどにとって、ビジネスとはお金を稼ぐことで、金をかけて問題を解決するという発想がないからです。
・社員は、認められたいんです。
・プロセスへの全員参加

<3.ハッピーエンド>
・本当の貧しさとは、機会が与えられないこと。
・ビジネスが失敗するときにはたいてい、少ない戦力に大きな間接部門がぶらさがっている。
・逆に成功する企業では、全員が戦力と化す。
・離職率ゼロが、組織の目標ではない。
・人間を人間らしく扱えば、相手もまた人間として応えてくれる。
・企業活動においては、ビジネスを動かすのも組織を動かすのも人。

<実践ガイド>
・計画を立てることは1人でもできる。大変なのは、最後までやりぬく意志を持ち続けることだ。
・新時代の忠誠心は、「たがいの価値を高めあう」ことで築かれる。
・社員が自分自身のためにやらないことを、会社のためにやってくれると期待するのはまちがっている。

・夢の実現に向けて
 1.ドリーム・ブックを用意する
 2.夢を書きはじめる
 3.夢に制限を設けない 
 4.ドリーム・ブックに書き込むときには日付を入れる 
 5.夢が実現したら、その日付も加える

・勇気の言葉
 ●大きな一歩を踏み出すことを恐れるな 
 ●リスクをとる勇気のないものは、人生で何も成し遂げることができない
 ●時宣を得たアイデアほど力強いものはない
 ●勇気をもて。そうすれば偉大な力が助けてくれる
 ●人生の大きさは、勇気の大きさに等しい
 ●車を運転するのにもお金を使うにも歳をとりすぎ、ついに思い出と思索だけの日々が訪れたとき、はたして世の中のために出来ることがあるだろうか

・夢の種類
1.肉体
2.感動
3.知性
4.精神世界
5.心理
6.物質
7.仕事
8.経済
9.創造性
10.冒険
11.後世に残すもの
12.性格

・夢実現ステップ
ステップ1:夢リストを作る(12カテゴリ、100リスト)
ステップ2:毎朝30分。部下(パートナー)と話す。心から関心をもつ。
ステップ3:部下を集めてドリームセッションを行う。
ステップ4:人事面接を利用し、各人の夢のなかからあなたが力になれる夢をひとつ選び、1年以内に達成できるよう励ます。

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紙の本

紙の本星の王子さま 愛蔵版

2007/12/19 13:50

貴方は、星に乗ってみたい?

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

かなり前の話だけど、
NHKで、絵本「星の王子さま」特集した番組が
放送されてた中で、アプリボアゼ、というキーワード
が長い間取り上げられていた。奇しく?も、昨日は、
JTBの事業戦略についてのディスカッション授業で、
それが終わってから番組を観た。


アプリボアゼ、「仲良くする」とか「飼いならす」って
意味があって、星の王子さまの中で重要な単語ねん。
著者がフランス人やから、日本語にするときに訳者に
よって、いろんな解釈がなされて、もちろん訳語も
変わってくる。



星の王子さまも、幼少期に読むのと、
中学生高校生の時に読むのと、
大人になってから読むのと、
はたまた、劇的な変化が起こったときの読むのでは、
その本の意味の捉え方が違ってくる。



スキマスイッチの『夏雲ノイズ』もそんな一枚。



本質的に、物理的に変わらない一冊の本や一枚のCDが、
読む人の、聴く人の心が変化することに対応して、
新しい発見を与えてくれる。
そんなモノやコトが、
きっと、永遠に残されていくんじゃないか、って。
そう思う。

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紙の本

知識に経験が加わってはじめて、物事は「できる」ようになる

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

いろんな事を、成し遂げたい方におすすめ。
つまり、
欲張りな人
非常に参考になった1冊です。
おそらく、2007年ベスト3にランクインするなぁぁと。




またまた、ぐぐっ!ときたとこだけを抜粋しておきやす。


・忙しくて読む暇がない、のではなく、本を読まないから時間がない
・本を読むをことで、ゼロからスタートすることはなくなる
・1ヵ月に書店に並べられる新しいビジネス書は、500冊
・読書も戦略的に。
・本探しは投資物件選びと同じ
・80:20の法則
・読書後のフォロー
・目的をはっきり持って読み、役にたたない部分は捨てていく
・本を読んで得た知識で何をするか
・インプットは自己満足、アウトプットは自己表現
・常に新しい考えや情報を取り入れるカンタンなツール
・自分のなかの「常識」を更新する
・良い本はヒトに贈る
・目標や知識の共有化
・カラーバス効果
・制限時間、読む時間を決める
・16%掴めばOK
・引き返す勇気
・「自分だったらどうするか?」をシュミレーションしながら読む
・読書のシステム化




最後に。京セラ名誉会長の言葉を。


知識に経験が加わってはじめて、物事は「できる」ようになる。

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紙の本

美は細部に宿る

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ぱっと見、うさんくさいタイトルやんなぁぁ~
と思うと思う。



でも、読んでみるとそうでもない。
というのも、ルネッサンスの三大巨匠のひとりミケランジェロが作った代表作の「ダヴィデ像」を基に、ストーリー展開している
から。



本の要点は、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 やりたいことをみつける
 自分の中にある情熱に従う
 自分自身に自信を持つ
 美は細部に宿る
 手は心に宿るものをかたちにする
 計画と準備は、きっちりと行う(PLAN・DO・SEEのプラン部分)
 思い立ったら、行動する
 削り取り、かたちづくり、やすりをかけ、磨き上げる
 成功まで時間がかかっても、現状を受け入れる
 システィーナ礼拝堂への道も一歩から
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


中でも、トリガーになりそうなのは、4,5番目。


どうやら、ダヴィデ像は、頭と手が大きく作られているそうだ。 つまり、バランスとしてよくない。
でも、なぜそうしたのか?というと、
ダヴィデ像は高さが6メートルあることを前提に作り始めたから、近くからみると、釣り合いがとれていないといけない!とミケランジェロは考えたそうだ。


日常のことも、それと似たことがあって、ある目的のバランスをとるために、場合によっては何かに当てる
時間をより多くとる必要がある。



なるほど。

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紙の本

紙の本

2009/02/08 00:22

手と手 重なり合うと仕合わせ

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

四半世紀も私にくっ付いたまま離れない指が、今日もキーボードを叩いていた。
昔、ユーラシア大陸の右端に、小さな国があった。
私は昔、狩をしていたことがある。
「いたわり」という感覚が全ての人間に備わっているのは不思議だ。



山崎ナオコーラの新作「手」の中に収められている、4つの物語の出だし。 いつも思うのだが、彼女の小説は僕にとって読みやすい。かなり読みやすい。年齢が近いからか?はたまた登場人物が僕にとって身近な存在だからか?やはり、年代が近い=感覚が近いような気がする。

今回の小説では特に、「手」の中の25歳の女性。似ているような気がする。
きっと僕だけ感じる感覚ではなくて、この年齢の人は強く感じていると思う。どこか、現実逃避をしているのだ。
仕事にせよ、趣味にせよ、攻めているようで、逃げている。きっと寂しがり屋が多い。この25歳女性寅井さんは、寂しがり屋。けれども、気づいていないのだろう、本人は。

好きな一文を書いて、締めくくりたい。



京浜東北線の社内は、ほど良い混み具合で、皆でビル群を抜ける。そんな中、隣りで吊革をつかんでいる二十七歳の男が泣き出すのを眺める、というのは素敵な体験だ。

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紙の本

紙の本ひらめき脳

2007/11/29 12:41

バランス!!!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近、読書はしとるがんに、アウトプットできるだけのまとめる技術(要約力)がなく、
・・・・・・ 汗。
さて、この本は一見、脳の構造やら組織やらをマニアな目線で書いてあるかと思うかもしれない。

が!

そんなことはない。
TV番組「世界一受けたい授業」で大好評だった茂木健一郎氏が書いた本やから、
自分の体験談や、ひらめきの実例、ひらめきが日常生活で及ぼす好影響など、
具体例を基に書いてあるので、非常に読みやすい。


科学論文のように

【概略】  【実験】   【結果】   【議論】   【総括】

のようにレビューしたいのは山々なんやけど、
そんな腕っ節は今のところ持ち合わせとらんので、ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。
オイラがググッときた、文章や、読んで感じた一言を載せるに留めておくっちゃ。




  ・アハ!体験は、うれしいこと(報酬)を表現するドーパミンが放出されること
  ・ニュートンは、リンゴをはじめとする地上の様々なものが落ちてくるのに、
   空の上の月が「落ちてこない」ことが、「腑に落ちない」と感じたのです。
                      ↓
   常に、目の前の事象が本当に正しいのか、自問自答するべきだなぁぁ。
  ・事物には、必ず連続性がある。
  ・脳は抑圧をしてしまうと、潜在的な能力を発揮することができない器官。
                      ↓
   だからこそ、自分が頭が悪いからできない、とかネガティブ発想はやめるべき。
   単なる思い込みは、ひらめきを抑えてしまうってことかな。

  ・自分が感動する音楽を聴く、美味しいものを食べる、好きなことをする。
   報酬系の神経回路が活性化されて、ドーパミンが放出される。
  ・ひらめきは、脳内の快楽の泉を刺激すること。
  ・脳の中で情報が伝達する時には、心の中では時間が経過しない。
  ・成功体験により快楽を得ると、その体験に関係した神経細胞の回路がその分だけ強化される。
  ・自分で「気付く」「ひらめく」というプロセスを通すことで、創造性が高くなる。
  ・大きなひらめき、ではなく、小さな積み重ねが必要。
  ・日常の中で出会う小さなひらめきを抱きしめる。
  ・哲学の道をあるいても、良いインスピレーションは得られない。
  ・スランプには小さなひらめきが効果絶大。
  ・気付かないということに気づく。ことがひらめきを生み出す。
  ・脳に、空白部分を持ち続けること。
  ・創造的な人は、常に空白を持っている。
  ・不確実な状況が、人間の感情を喚起する。
  ・見えているはずなのに、気づかない。
  ・創造性 = 体験 × 意欲
  ・記憶力=編集力
  ・言語を学ぶためには、エピソードが必須
  ・ある能力を得たら、別のある能力を失ってしまう。
  ・感情は、理性にコントロールされているのではなく、理性を支えている。
  ・目の前の飲料商品を買うかどうかを、脳は役2秒で決断する。
  ・アイコンタクトは気持ちいい
  ・子供には、後ろ盾である「安全基地」が必要。
  ・予想できないことに、準備しておく
  ・人生における成熟の一つの目的は、自分では制御できない要素の存在を認めること。
  ・セレンディピティに必要な要素(行動、気づき、観察、受容、理解、実現)
  ・99%の努力は、1%のひらめきを迎える準備
  ・失望や後悔にも、「ありがとう」の気持ちを大切に。
  ・会話は、ひらめきの連続。


最後に。
この本を読んで、やっぱりバランスって重要だなぁぁ、と再認識できたげん。


バランス!!!!

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紙の本

紙の本雨の日も、晴れ男

2009/03/04 00:21

捉え方、はキミ次第

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

経済は民衆の心理に左右される、

とは誰かの言葉である。


この本を肯定的に捉えるか否定的に捉えるかは、

その人次第。



ただ、いえるのは、

結構笑える本だということ。



■目次
プロローグ
AM9:00
AM10:00
AM11:00
AM12:00
PM1:00
PM2:00
PM4:00
PM7:00
PM10:00
エピローグ


■詳細
・目覚まし時計にいもう一度チャンスを与えるという紳士的な行動に
 よって、堂々と二 度根をする。これは一種の発明かもしれんな・・・。
・エビスケープ
・今から5分であれば、話を聞くそうです。
・女子たちはこのハート形脱毛を一目見て、こう言うに違いない。
・形が崩れるという危険がいつもつきまとう
・自らの願望をすべりこませる
・誰かといるときは、アレックスは頑張ることができた
・アレックスは、いつも、誰かを、楽しませようとしていた。

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紙の本

問題設定⇒仮説構築⇒モデルの活用

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前半は、グーグルメールをプラットフォーム化する方法を述べ、後半はこれからの時代に必要な能力について論じている。 「問題設定」「仮説の構築」「モデルの活用」これが個人として生き抜いていく必須能力。


-----章立て-----
序.『「超」整理法』を書き直すときがきた
1.Gメール革命
2.デジタル・オフィスはオンライン
3.紙との共存
4.検索を制するものは知を制す
5.検索は知のスタイルを変える
6.新しい時代における知的作業の本質は何か?
7.新しい知的生産技術
8.日本で知の産業革命が起きるか?
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・問題を設定し、仮説を立て、モデルにしたがって考えることの重要性は、今後ますます高まるだろう
・「検索力」こそは、デジタル時代における最も基本的な技能である
・グーグルフォビア
・すべてを教えてくれる先生がよいわけではない。重要なことは何かを教えてくれる先生の方がはるかにありがたい。
・検索しづらいメールしか書けない人は、淘汰されるだろう
・基本は、時間順に並べること
・Gmail Dribe shell extension
・技術進歩が早いときには、技術的可能性のほうが先に進んでしまって、使い方や考え方が追いつかない。
・大学でメールシステムを構築する時代ではなくなかった
・紙が強いのは、「入力の容易さ」「一覧の容易さ」
・セマンティックス検索
・GREP機能
★・下位概念から上位概念への探索が可能になった
・知識の体系化
・プッシュの受け手から積極的なプルへ
・プルできる人とプッシュを受けることしか出来ない人の間には、大きな情報力格差が生じている
・数学は暗記だ
・「ヘリコプター勉強法」
・検索エンジンを用いて新しい仕事の企画書を作ってみよ、という問題を出すべきだ
・社長にとって重要なことは「わが社が追求すべき最重要の目的は何か」と常に問い続けること
・仕事をしていなければ仕事は完成しない
・いかなる仕事においても最も難しいことは「始める」こと
・構えないで開始する
・早い段階で、全体の論理構成は固めておく
・頭に材料が詰まっていれば、環境が少し変化したところでアイディアが得られる
・無意識活動が独立して存在しうるのではなく、その前に意識的活動がなければならない
・ブレインストーミングに重要なことは、方法論ではなく参加する人の質。

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紙の本

走りながら、考える。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

考えても、考えても、
答えがでないときがある。
貴方はそんなときどうする???


例えば、
とりあえず、あれこれやる。立ち止まる。
色んな方法模索しながら、壁を乗り越えていく。



この本は、発想をほんとちょこっと、変えようよ。
と提起してる。



    会社が成長するための条件は?

    「ムードがあること」




これに尽きる。
オイラ流に言い換えると、
 ”戦う姿勢”
があるって感じ。




  大事なことは目で見えない。心で見るんだよ。





書籍「すごい考え方」でも、心で感じることを強く説いている。



(引用)
多くのビジネス書は頭言葉だけで、語られている。そのために心に響かなかったり、
腑に落ちて行動に移せることが少なくなかったりするのだ。







明日からでもいい。

【「~しよう」ではなく「~する」と宣言してみては、どうだろう?】

そうすれば、具体的にどうやって行うか(How)を考える前に、
何をするか(what)を考えるようになる。



これがつまり、
 ”走りながら、考えろ”
ですよ。
なんでも、至ってシンプル。





ハワード・ゴールドマン, 松林 博文
すごい考え方




追伸:
有名な児童書である星の王子様に、でてくるフレーズがある。
改めて、いろんな人に影響与えているな!と思った。

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紙の本

紙の本エンキョリレンアイ

2007/11/29 12:47

遠いレンアイ、近いレンアイ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

たまには、読んだ本の紹介でも(出張先から)。



小手鞠 るい
エンキョリレンアイ


一気に読んでしまった。
読もうとしてたのかもしれない。
作者は、女性。
主人公は、女の子。


だから、女性が読むと、


おそらく、涙がにじみ出る作品だと、個人的には思う。


こんなにも、『偶然』って重なるのか・・・。


舞台の始まりが京都。


そして、思い当たる京都駅近くの本屋にて、出会う二人。


上戸彩もこんなコメントを残している。


「一気に読みました。
しばらく、涙が止まりませんでした
私もこんな一途な恋愛を
してみたいです」



オイラの、気に入った一場面を書いて、紹介を終わりたい。



 カノちゃん、僕は先に「人の気持ちは他人には絶対にわからない」
と書きました。冷たい考え方のようですが、これは真実だと僕は思っ
ています。どんなに相手のことを思っていても、別の人間である相手
には、その思いは「わからない」のです。そして、どんあに深く、一生
懸命相手のことを思っていても、その相手が同じくらい自分のことを
思ってくれてるのかどうか、それも、わからないのだと思います。


 しかし、ひとつだけ、わかることがあります。それは自分の気持ち
です。自分の気持ちだけは、わかりすぎるほど、わかります。僕が
カノちゃんを思う気持ちは絶対的なもので、それは出会った時から
今、この瞬間まで、少しも変わりません。


 成田空港では、恥ずかしながら、僕はひとりでめそめそ泣きまし
た。僕はカノちゃんが考えているほど、強い人間ではありません
よ。非常に弱虫で、さびしがりやで、とんでもない小心者です。心
の中の醜いクラリフィケーションが浮かんでくるまで、あの展望ロ
ビーのベンチに、じっと座っていました。そして、カノちゃんが成田
にきてくれなかったことを、カノちゃんの出した最終的な答えとし
て、真摯に受け止めようと思っていたのです。


 もうこれ以上、ごちゃごちゃ書くのは、やめにします。


 カノちゃん。決してオーバーではなく、僕は今、こう思っていま
す。もしも、もう二度と会えないとしても、たとえば僕が死ぬ前
に、誰か会いたい人がいるとしたら、それはカノちゃんをおいて、
ほかにはいません。僕が死ぬ直前に、ひとつだけ思い出したい
記憶があるとすれば、それはカノちゃんとの記憶だということで
す。いろいろ書いたけど、何よりもこのことを伝えたくて、この手
紙を書いたような気がします。

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