ジュンク堂書店 秋田店書店員レビュー一覧
ジュンク堂書店 秋田店書店員レビューを100件掲載しています。1～20件目をご紹介します。
| 検索結果 100 件中 1 件～ 20 件を表示 |
書店員：「ジュンク堂書店秋田店」のレビュー
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角交換四間飛車を指しこなす本 藤井 猛 （著）
角交換四間飛車をはじめるには必読の一冊-本家が語る本当の基本
将棋の戦法というのは大きく分けて、居飛車(飛車の位置を横に動かさず戦う)と振り飛車(飛車の位置を横に動かして戦う)に分けられます。本書は振り飛車の左から四つ目の筋に飛車を動かす、四間飛車、それも角を交換して飛車を振る角交換四間飛車について解説した本です。
著者の藤井九段は90年代に画期的な四間飛車の藤井システムを開発し、その藤井システムを駆使して竜王3期など数々の輝かしい経歴を残しました。その後藤井システムが他の棋士に研究され、対策が取られるようになると今度は居飛車の矢倉戦法で早囲いを採用し、新境地を開拓。その後2009年ごろから本書の角交換四間飛車を多用し、試行錯誤しながら戦法として確立し、現在ではプロアマ問わず指される大流行の戦法となりました。将棋の序盤研究の第一人者です。
本書の内容にもどりますと、5章に分かれて次の一手形式で角交換四間飛車の基本から狙いの手筋、戦況の考え方、また応用まで藤井九段の独自の視点から解説がなされています。個人的には8筋からの逆襲である逆棒銀はわかっていたのですが、それが対策された後、7筋からの動き、6六銀からの腰掛銀との戦いが詳細に解説されていて、角交換四間飛車を指すには絶対必読の一冊と思いました。振り飛車側が先手ですが、居飛車側の後手からの狙い筋も解説されていて、角交換四間飛車に悩まされている居飛車党の方にもおススメです。すでに指しなれている方も藤井九段の角交換四間に対する考え方やエッセンスが詰まっているので、新しい発見があると思います。
以前インタビューで四間飛車を鰻に、自身を鰻屋に例えて「鰻屋の鰻だからファミレス(オールラウンダー)の鰻には負けるわけにはいかない」と語った藤井九段。ぜひ鰻屋の鰻を堪能できる本書で、戦法の幅を広げて、将棋ライフを楽しみましょう。
興味が出た方は浅川書房のHPにてお試し読みができます。
まえがきからこの戦法に対する藤井九段の熱い思いが感じられます。ぜひご確認ください
書店員：「ジュンク堂書店秋田店」のレビュー
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作りおきサラダ 冷めてもおいしい。ねかせるからもっとおいしい。 主婦の友社 （編）
野菜たっぷり食べましょう
一学期もすぎ、そろそろお弁当のメニューも一巡して飽きてきたころではないでしょうか。今回ご紹介するのは野菜がたくさん食べられる作りおきのサラダの本です。サラダと言っても肉や魚を一緒に野菜を食べるメニューも多く、お弁当の常備菜としても最適。冷めてもおいしいですし冷蔵庫で寝かせることで、できたてよりももっとおいしくなります。巻末には生野菜をおいしく食べるソースやディップなども載っていて、食欲の落ちる夏には嬉しいメニュー。あと一品ほしい時に作っておいておくと、食卓の彩りが変わり、楽しい食事になります。
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家めしこそ、最高のごちそうである。 簡単、なのに美味い！ 佐々木 俊尚 （著）
家めしはじめました
家で食べる食事はその人、家族の考えが反映されたものになります。この本では、素早く手軽に、しかもお金をかけずに健康的で美味しい家めしを作るそんな「シンプル食」を提唱しています。そういった食事は「ファスト食」と違って日々を楽しくしてくれますし、「美食」や「自然食」のように無理もありません。
著者は1961年生まれのジャーナリスト。高度成長期の末期からバブル期にかけて、経験した食生活から家めしを一番の贅沢と感じ、シンプルな食生活を楽しんでいます。そういった生活をするためにはどうすればよいのか。その秘密はこの本を読んでみてください。
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塩レモンのチカラ きれいと健康をつくる！ 話題の万能調味料「塩レモン」のとっておきレシピ８０ 坂口 もとこ （料理）
レモンでさわやかに夏を過ごしましょう
今、新しい調味料として注目されている塩レモンはご存知ですか?
普段は料理に添えたり果汁を絞って使うくらいの存在だったレモンですが、海外では昔から調理に使われています。
レモンと塩を漬け込むだけなので、家庭で作れるのは嬉しいですよね。洋食のメニューは勿論、和食にも好相性なうえ、肉を柔らかくしてくれて魚の臭みを消す効果もあるんです。
皮ごと摂取すれば、美容や疲労回復の健康面でも心強い味方となってくれます。
塩レモンと様々な食材の組み合わせメニューからお菓子と、多様なレシピを紹介しているのでこの夏取り入れてみませんか。
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秋田県民の謎 秋田がさらに好きになるオモシロ話５７ ご当地探偵事務所 （著）
秋田県の意外と知らない謎
秋田県に住んでいると当たり前になっているのですが、実は他県民からすると知らない習慣や食べ物が多いらしい。例えば修学旅行のCMやババヘラ、味どうらくなどなど、そんな他県民にとっての秋田県の「謎」をわかりやすくまとめた一冊。秋田県民なら「あるある」とうなずけるものが多く、逆に秋田県以外には無いのかと感心するものもあるかもしれません。飲み会で集まる前に飲んでしまう「乾杯の練習」って他県には無いんですね。さすが日本一の酒豪遺伝子を持つ秋田県民。
他県にはない秋田県の良さを再確認してみてはどうでしょうか。
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こわれもの （徳間文庫）浦賀 和宏 （著）
まるで2時間サスペンスのような展開
まるで2時間サスペンスのような展開。「運命」というより「必然」と言うべきでしょうか、登場人物たちの執念が招く悲劇。衝撃のラストと明かされる真実を目撃したあとはもう一度最初から読みたくなるはず。「立ち読み厳禁 読み始めたら止められません」という帯の文字通り、誰にも邪魔されない場所で「こわれもの」の世界に浸ることをおすすめします。
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オチビサン ５巻 安野 モヨコ （著）
オチビサンと豆粒町の・・・
オチビサンと豆粒町の仲間たちの一年を描いた連載マンガです。
春夏秋冬 それぞれの季節を愛で、行事をめいっぱい堪能しながら暮らしているオチビサンと仲間たち。
そんなオチビサンたちを見ていると、本当に豊かな生活ってこういうことなんだな～と気付かされます。
個人的なポイントとしては、毎回、絵の色彩の美しさがすばらしい!
安野モヨコさんの配色はセンスはただ眺めているだけでも楽しいです♪
さまざまな日本独特のステキな風物詩が描かれているこの作品を見ていると「あー日本に生まれてよかったな～」とあらためて思うのです。
読んだあと、心がほっこりと豊かになれる、そんな作品です。ぜひ読んでみてください。
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マギの聖骨 上 （竹書房文庫）ジェームズ・ロリンズ （著）
久しぶりにページを・・・
久しぶりにページを捲る手が止まらない本に出会いました。
ケルン大聖堂で行われたテロをアメリカの特殊部隊が捜査するという話なのですが、ジャンル分けするなら「古代史冒険ロマン」でしょうか。
これはSF映画か?それともファンタジーか!?という現象が続出します。
凄いのは、それらが実在する科学現象だということ。その源流を探るうちに、原初のキリスト教やアレキサンダー大王の墓にまでたどり着きます。単なる想像ではなく古代人の知恵であり、現代人はそれを発掘し再現し発展を試みているのです。
主人公が特殊部隊員なので銃撃戦やアクションも挟み、「陽気で頼れる仲間」「謎の女スパイ」といった王道も抑えています!
ネタバレを避けて曖昧な紹介しかできないのが残念です…
早く映像化して色んな方に手にとって頂きたい本です。
画面はきっととても眩しいはず。
(文庫担当)
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竜のかわいい七つの子 九井諒子作品集 （ＢＥＡＭ ＣＯＭＩＸ） （ビームコミックス）九井 諒子 （著）
竜、人魚、神様、狼男。 空想…
竜、人魚、神様、狼男。
空想上の存在を現代、昔話、西欧、日本とさまざまな舞台で描くファンタジーと日常の融合。着地点はどれも切なくてあたたかい、「大人のための童話」のような作品集です。
2013年マンガ大賞ノミネート、この装丁がすごい～漫画装丁大賞2012～の第１位に選ばれるなど、内も外も最高の１冊。 コミック担当 高橋
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０能者ミナト １ （メディアワークス文庫）葉山 透 （著）
妖や異形の話には、陰陽師や霊能…
妖や異形の話には、陰陽師や霊能力者などの「力」を持ったキャラが主人公の作品は多いが、この作品の主人公はまったくの逆で「力」を持たない「0能者」と呼ばれています。
傍若無人な男で「力」を持っていないが、観察力と頭脳、現代の科学を用いた方法で霊能力者たちが倒せない「怪異」の謎を解き明かしていきます。
除霊や退魔ではない新たな方法で解決していくので、今までにはないような話になっていますので興味がある方は一度読んでみて下さい。 T
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虚栄の市 １ （岩波文庫）サッカリー （作）
悪女の代名詞ベッキーことベッキ…
悪女の代名詞ベッキーことベッキー・シャープと、無垢で純粋な天使のようなアミーリアの人生を
対比させるように描き出される物語
ざっくりとあらすじを語れば何の後ろ盾もないベッキーが自らの知性と美貌で世に出ようと奮闘する
一方で、アミーリアは恵まれた家庭に育つも実家は破産し愛する夫は戦死と数々の
困難に見舞われるもぼ～んやり待ちの姿勢一択
大いなる疑惑を残して迎える大団円に本を閉じて考えるのは果たして
ベッキーは悪女と言えるのか？という一点
少なくとも社会の荒波に揉まれながら生きるあなたが女性であるなら
アミーリアがちょっぴりムカツクのは間違いなし
サッカレー自身の筆による挿絵の正直ぶりも必見です
自然科学 S
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鬼の跫音 （角川文庫）道尾 秀介 （著）
この作品は怖い。 ホラーとい…
この作品は怖い。
ホラーというジャンルではない（と、個人的に思います）が、恐い。
描かれているのは、人の心の奥底に眠っている、哀しい狂気です。それは静かに彼らを襲うのです。
私は五話目の「冬の鬼」を、外で雪がしんしんと降り積もる中で読みました。良い意味で後悔しました･･･。
雰囲気が伝わりすぎて、鬼の跫音が今にも聞こえてきそうな気がして･･･。
というわけで冬にぜひ･･･という気持ちはもちろんありますが、季節は問わず、静かにゾクっとしたい方にオススメです。
秋田店 文庫担当
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付録つき限定版 ONE PIECE PIRATE RECIPES 海の一流料理人 サンジの満腹ごはん ＳＡＮＪＩ （著）
『ONE PIECE』麦わらの…
『ONE PIECE』麦わらの一味の台所を預かる海の一流料理人、サンジが料理本を出しました
料理にはイラストとコミックエピソードも載せられていて、一品一品楽しみながら料理を作ることができます。
個人的には「ギンに出したチャーハン」や冒険にはかかせない「海賊弁当」がお気に入りです。
尾田先生の仕事場飯や家庭料理も載せられているので、ワンピース好きにはたまらない一冊となっています。
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日本人がつい間違えるＮＧカタカナ英語 そのカタカナ英語ネイティブには通じません！ デイビッド・セイン （著）
「アパート」「ウイルス」「サイン」など、日常でよく使うカタカナ語は沢山ありますよね。
「アパート」「ウイルス」「サイン」など、日常でよく使うカタカナ語は沢山ありますよね。
実はその中には英語として使うことができない言葉がが沢山あります。
本書は特に使われている「実は英語ではない」カタカナ英語を１１２も紹介しています。
１ページにつき１語が１コマ漫画と一緒に紹介されているので、記憶に残りやすく、楽しく読める１冊になっています。
カタカナ英語には英語だと思って使ってしまうと誤解を生むような言葉が多いのですが、
いったいどのような誤解を受けてしまうのか、本書ではユーモアたっぷりに教えてくれます。
英会話本のカリスマ デイビット・セインさんにぜひ手ほどきを受けてみてください。
今までの常識が覆されることうけあいです！ 語学担当 A.S
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クレムリン ６ カレー沢薫 （著）
「俺が求めているのは勝利などではない。
「俺が求めているのは勝利などではない。勝ってる奴の敗北だ！」
連載中ですが最終回を迎えること既に２回。
反骨＆ニート精神溢れる主人公とそれを支える猫×３（３匹とも名前は関羽）
の貧困・怠惰・敗北の戦いも気づけば６巻。
ＯＬ兼漫画家兼人妻の筆者の目の付け所は秀逸且つ切実で主人公たちの負けっぷりは非常にリアリティがあり、
全国の負け組の焦り・苛立ち・そして諦めを隠すことなく代弁して下さっています。
様々な点で勝ち負けが露わになってしまうこの年末。
せめてこの漫画を読んで世の中への憎しみを笑い飛ばして前向きなエネルギーに変えられたらいいな！（努めて明るく＆遠い目）
関羽の他の猫漫画とは一線を画するデザインにもご注目を。
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安藤醸造の味噌・醬油のレシピ 創業嘉永六年 安藤醸造 （著）
秋田県の角館で1853年から、天然醸造・無添加にこだわった
秋田県の角館で1853年から、天然醸造・無添加にこだわった
味噌や醤油作りをされている安藤醸造さんのレシピ本が刊行されました。
日本人に最も身近な調味料である味噌と醤油を使ったレシピがいっぱい。
味噌汁や煮物は勿論のこと、きりたんぽ鍋、山の芋鍋などの
秋田特有の料理も掲載されています。
単純ですが、味噌の焼きおにぎりなどは日本人に生まれた幸せを感じますよね。
安藤醸造の商品はWeb通販ありますので、是非一度レシピと一緒に試してみて下さい。 実用書担当 N
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ラブレター おーなり 由子 （著）
赤い表紙が印象的な本。
赤い表紙が印象的な本。
まっすぐで純粋な「人を好きになる気持ち」が描かれています。
言葉にうまく表せないような気持ちをギュっとつめこんだ一冊で、
読み終わった後はなんともあったかい気持ちになります。
タイトル通り、大切な人への贈り物にはもちろん、恋をしている人、
恋への準備期間の人にもおすすめです。 文芸担当S
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脇阪克二のデザイン マリメッコ、ＳＯＵ・ＳＯＵ、妻へ宛てた一万枚のアイデア 脇阪 克二 （著）
脇阪さんはフィンランドのテキスタイルブランド
脇阪さんはフィンランドのテキスタイルブランド、マリメッコで日本人として初めて活躍されたテキスタイルデザイナーです。
本書では脇阪さんのチャーミングなテキスタイルを存分に堪能できます。
この本を読んでいると、脇阪さんに「常に自分らしく！」と背中をぽんっと押されたような前向きな気持ちになりました。
一度しかない人生なのだから、常に前向きで、そして日々の生活を豊かに、という生きてゆく中で最も大切なことに改めて気づかされました。
秋田店 S
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Ｔｈｅ Ｓｅｃｒｅｔ 彼女たちが愛される理由 菊地 美香子 （著）
髪型やメイクを変えると気持ちも変化します
髪型やメイクを変えると気持ちも変化します。
仕上がりが可愛くなったらそれはなおさら！
そんな女の子のキラリと輝く瞬間を数多く生み出してきたヘアメイクアーティストの菊地美香子さん。
平面的な日本人の顔を、立体感のある「ハーフ顔」に仕上げるテクニックがわかりやすく紹介されています。
モデル＆女優さんたちの姿にもほれぼれしてしまいますが、
この本の主役はこのメイクを実践するであろう読者です！（実用書担当）
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父とヒゲゴリラと私 １ 小池 定路
月刊まんがくらぶで連載中の４コマ漫画、その第一巻目です
月刊まんがくらぶで連載中の４コマ漫画、その第一巻目です。「父」「ヒゲゴリラ」「私」。一体どんなおもしろトリオかと思えば、「ヒゲゴリラ」の正体は「父」の実弟。つまり「私」にとってはおじさんということになります。ひょんなことから（という一言で片付けてしまうにはあまりに悲しい事情がそこにはあるのですが…）一緒に暮らし始めた３人のドタバタコメディです。
ひょろひょろとした兄とは正反対の逞しい体躯とヒゲ面を携えた「ヒゲゴリラ」が周囲から弄り倒される（？）様子は、哀れに見えつつも思わずくすっと笑ってしまいます。
掴みはギャグですが、油断していると涙腺を持っていかれます。まさに笑いあり涙あり。自然と「家族っていいなぁ」と思える漫画です。
