『中川翔子のポップカルチャー・ラボ』第5回 衛藤ヒロユキ [後編]

Photo : Shuya Nakano Styling:Aya Omura Hair and Make:Toh Text by Takanori Kuroda Edit:Takuro Ueno (honcierge)

マンガを愛する中川翔子が、同じくマンガを愛する多彩なゲストとともに繰り広げる「文科系トークセッション」。hontoのサービスをご利用することで、気になる作品は手元ですぐに立ち読み(試し読み)可能。さらに今ならhonto会員に新規登録で電子書籍が50%Offになるクーポンをプレゼント中。おすすめのマンガとの出会いを提供します。

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中川翔子と衛藤ヒロユキが信じる「魔法」の力

第5回は、『魔法陣グルグル』で知られる衛藤ヒロユキさんの登場。同作のアニメのエンディング主題歌にヴォーカルとして参加した中川翔子が、憧れの衛藤先生と初対面!

前編・後編の二部構成、後編をお届けします。

中川翔子(以下、中川)先生の作品では、美少女と同じくらい、いろんなおじさんがフィーチャーされるじゃないですか。しかも1回だけの登場ではなく、何回もしつこく出てくる。それも衝撃です。

衛藤ヒロユキ(以下、衛藤)昔からおっさんキャラが好きなんですよ。いろんなマンガに印象的な親父っているじゃないですか。古くはバカボンのパパや、レレレのおじさんもそうですね。子どもと対等に張り合って、ちゃんと遊んでくれる大人ってイイなぁと。これは勝手な憶測なんですが、人間ってどこかのピークを境にどんどん精神年齢というか、気質が逆に戻っていくように思うんです。マンガでは、少年とおっさん、幼児と老人というような取り合わせはしっくり来て描きやすいんですが、これは精神年齢、気質みたいなものが合っているからじゃないかと思うんです。現実の世の中にもまるで10代のようなアグレッシヴなおっさんがいますよね(笑)

中川音楽についてもびっくりしました。『魔法陣グルグル』が映画になった時、一回しか観ていないのに主題歌「金のトビラ」もすごく印象に残りました。これも衛藤先生が作っていらっしゃると後から知って。曲も歌詞も書いていらっしゃるんですよね。そしてDJもされていると聞いて、どこまでマルチな方なんだろうって謎が深まる一方でした。DJはいつ頃から始めたのですか?

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衛藤最初は1998年だったかな。それからしばらくは毎年続けていて、一時期ちょっとお休みしていたのですが、また最近再開しました。僕自身、あらゆるジャンルの音楽が好きなので、誰でも知っているような曲からヒップホップ、ハウス、テクノまで結構オールジャンルでかけています。お客さんはみんな、サイリウムを振ったり踊ったり、キタキタ踊りをしたり(笑)、思い思いの楽しみ方をしていますね。あくまで僕の選曲による、グルグルのファンの集いというか。なので、最後は大抵『グルグル』の曲で締めています。

中川いいなあ。マンガ家の先生って、尊くて会いたい存在なのに最も会いにくいじゃないですか。芸能界の人は握手会とかやってくれるしライブやコンサートもあるから、頑張れば会えるけど。でも、普段マンガを描く時って、ずっと部屋にこもってコツコツ作業されるわけで。

衛藤そうですね。個人的には職人みたいにストイックに突き詰めるスタイルにも憧れるんですが、どうも自分はそうなりきれない(笑)。マンガを描くにしてもDJをやるにしても、もう少し軽い感じでやっていきたいのでしょうね。ファンの方がどう感じてくれているか、楽しんでいるかというのが常に気になりますし。DJを始めた当初はDJの選曲もマニアックで、スクラッチなど披露して悦に入ってたんですけど(笑)、最近はとにかくみんなに楽しんでもらうことを最優先にしてますね。

中川ぜひとも「Magical Circle」(中川の歌う第2クールのエンディング主題歌)もかけてほしい!

衛藤ぜひ!

中川ところで、先生が影響を受けたマンガというと?

衛藤僕の場合、少女マンガなんですよ。最初は大島弓子さん。『綿の国星』が大好きで。

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綿の国星(1)

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中川そっちなのか! 確かにトビラ絵とか、ククリちゃんの描写とか。「あ、このふわふわな感じ、大島弓子さんの世界と似ているかも」って思いました。私も大好きで、画集も持っていますし、あのタッチを真似したくて丸ペンで描いたり。あと、『綿の国星』といえばネコ。先生の絵にもネコがたくさん出てきますよね。例えば、『ドラクエ4コマ』からずっと出てくる、、くどいカオのネコ・・・・。

衛藤これがそうなんです(写真を見せる)。

中川あ、本物ですか? すごい! なんていう子だったんですか?

衛藤トラマルです。

中川わあ、こんなキレイなチャトラだったんですね。

衛藤今、中川さんが飼っていらっしゃるのはメポちゃんでしたっけ。

中川メポのことご存知なんですね、嬉しい。ちょうどこの子と同じ柄の子がうちに来たばかりで。先生のマンガのくどいカオのネコって眉毛があるじゃないですか。メポにもあるんですよ。変な顔だなあと思って(笑)。話は戻りますが、大島弓子先生以外で好きなのは?

衛藤高野文子さんの絵も、すごく可愛くて大好きです。自分的にはかなり影響を受けてますね。高野先生は、ちょっと不思議でレトロな感じがあって。一般的にマンガっていうと、パラパラと読んでいくものだと思うんですね、ストーリー展開に合わせて淀みなく進行していくというか。でも僕は、一コマ一コマをじっくり見て不思議がってもらったり、ツッコミを入れてもらったりしたいんですよね。

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中川映画でも音楽でも小説でもマンガでも、先生が惹かれるものに共通点ってあります?

衛藤うーん、心を揺らしてくれるものであれば、音楽でも映画でも小説でも何でもいいですね。怖いものでも、ほのぼのしたものでも何でもいい。最近、ドラクエ11をやっていて、恥ずかしいほど進んでいないのですが(笑)、久々にゲームに没入して集中できましたね。こういう感動は、やっぱりいつか自分の作品に何らかの形であらわれてきますねー。

中川わあ、それは楽しみです。私、本当に好きなことしかしていなくて(笑)。してなさすぎで、何かもうびっくりなんですよ。芸能界に入るなんて考えられなかったし、未だに芸能人っていう感覚が薄くて。最初は何がなんだかワケわかんなくて、「うわ、無理!」って思った仕事も山ほどありました。それでも学生の頃の方が、「無理!」って思うことが多かったかな。友達づきあいも大変だったし、勉強も苦手なものは、とことん苦手だったし……。でも、そんななかで好きだった数少ない物事が、今ぜんぶ仕事になっているっていう。だから、「好き!」っていう気持ちが「呪い」……じゃなくて「魔法」になって(笑)、全部を繋げてくれている気がします。“全部繋いだら一つになった”っていう歌詞も、確かにそうだな!って思いますね。

衛藤魔法ってきっと、そういうことなのかもしれないですね。だから、魔法が叶う瞬間を見たければ、「しょこたん☆ぶろぐ」やツイッターを読むべきだなって思います。

中川わあ、ありがとうございます。ずっと「自分なんて……」って腐ってた10代を経て、「そういえば私、好きなものって何だっけ?」と思ってゴミ捨て場のような場所で、ブログにゴミのような文章を書きらしていて。それを見た最初のマネージャーさんに、「お前のブログはデスノートならぬ、『ドリームノート』みたいだな」と言われたことがあったんです。確かに、のちにジャッキー・チェンさんに会えたりとか(笑)、『ドリームノート』に書き記したことが叶ってる。

衛藤そうなんですよね。好きなことをやっていると、必ず何か「魔法」が起こる。

中川そう。書くことが「魔法」になるとしたら、「死にたい」なんてネガティヴなことを書いちゃダメなんだと思う。それよりも、楽しいことを書き記していくうちに、それらが繋がっていくパワーみたいなものを信じたいです。今回歌詞にも、“好きなこと/音楽やチョコレート/見つけたら新しい空想が待ってた”って書いていて。ククリちゃんも物語の中で、どんどん好きなものを見つけていくじゃないですか。懐かしい気持ちも抱きしめながら、「わあ! 好き! 楽しい!」となった時に魔法がバーンってかかる感じ? 大人になった今だからこそ、共感できるなあってすごく思います。

【お知らせ】
TVアニメ「魔法陣グルグル」
毎週火曜日深夜1:35からテレビ東京ほかにてテレビアニメ好評放送中!
Blu-ray&DVD 1発売中!
Blu-ray&DVD 2は11月29日発売。


インタビュー終了後、衛藤先生から手描きの色紙がプレゼントされた。

>>前編を見る

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Profile

中川翔子

女優・タレント・歌手。2004年11月からスタートさせた公式ブログ「しょこたん☆ぶろぐ」で人気を博し、2006年にはシングル「Brilliant Dream」で歌手デビュー。同年、愛猫・マミタスの写真集『ギザ☆マミタス!!』も発売。このほかにも声優やイラスト、漫画家、ドラマ出演など、多方面で活躍するマルチタレントぶりを発揮している。デビュー10周年を迎えた2012年には念願だった初のアジアツアーを大成功に収めた。近年は女優としても積極的に活動し、2015年には朝の連続テレビ小説『まれ』に出演。2017年にはTBS系ドラマ『あなたのことはそれほど』で、横山皆美役を演じた。
2018年1月より東京芸術劇場にて公演のミュージカル「戯伝写楽」にヒロイン『おせい』役として出演予定。
http://www.shokotan.jp/

衛藤ヒロユキ

マンガ家兼自宅DJ。1985年に「時計屋の娘」でマンガ家デビュー。1990年に『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』で掲載されたシュールなギャグが人気を博す。1992年から2003年まで『魔法陣グルグル』連載。何度もTVアニメ化されるなど、大ヒット作品となる。『がじぇっと』『ムジナトラックス』『衛星ウサギテレビ』『舞勇伝キタキタ』などの連載を経て、2012年よりガンガンオンラインにて『魔法陣グルグル2』連載中。

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