ブックキュレーター帝国書院 地図編集室A
地図・地理屋が(悔しいけど)おススメする、地理を楽しく学べる本Part1
地図は道を調べるときも、統計データなどを表現する時にも、歴史の番組を観ているときでも・・・とにかくいろいろな場面で大活躍しているのです。地理の知識が増えれば、日常生活も旅行先での思い出も、より深くより楽しいものになるはずです。そんな思いで、悔しいけれど面白い、地図帳や地理の本を選びました。
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歩いてわかった地球のなぜ!?
松本 穂高(著)
教科書で習った知識を、楽しく一歩深めてくれる一冊。「ニューヨークはなぜ大都会!?」など、言われてみれば・・・と感じる問いかけが51も収録されており、それぞれ地形などの自然環境から歴史や文化など人間生活まで含んだ解説がなされている。きっと我々も次の旅先では「地球のなぜ!?」を探してしまうだろう。
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データブックオブ・ザ・ワールド 世界各国要覧と最新統計 Vol.29(2017)
二宮書店編集部(編)
とにかく充実。国旗もあれば、世界各国の人口・主要産業などの統計もあれば、世界のすべての独立国の地勢・気候・略史・経済・産業等を載せた世界各国要覧もある・・・これで本体650円とは信じがたい。しかも年度版。膨大な更新作業を毎年行っている編集部のみなさまには、ライバルとはいえ同じ地理屋として頭が下がります。
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PREMIUM ATLAS日本地図帳 新訂第3版
平凡社(編)
同じ小縮尺のいわゆる“アトラス”を発刊する出版社として、常に注目している一冊。小さな離島まで拡大表示している点や、陰影表現にデジタル標高データを採用したリアルな表現などは、ついつい羨ましく思ってしまうほどである。巻末の全市町村人口統計も嬉しい。長年地図に携わる編集長の熱い想いがひしひしと感じられる。
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新詳高等地図 2016
帝国書院編集部(編)
昭和29年に初めて出版して以来、高等学校用地図として(自分で言うのもなんですが)長く愛されてきた一冊。表紙の「新詳高等地図」のフォントには、思わず「懐かしい!」と声に出してしまう人続出。基本的な地図は勿論、高等学校の地理の授業で使われているので経済などの資料図が充実している点も好評ポイント。
ブックキュレーター
帝国書院 地図編集室A主に学校用地図帳の編集を行っているが、最近は、大人にも地図を楽しんでほしいという思いから「地図+α」の書籍の編集にも取り組んでいる。2017年9月に帝国書院が創立100周年を迎えた際には、2015年版地図と2016年版地図の改訂ポイントを探すゲームを企画。しかし、あまりに微細な改訂ポイントに社内からも「難しすぎる」との声が上がった。社内でのゲーム大会にて、シルエットクイズで「コートジボワール」を3秒で当てた時には、答えを出すのがあまりに早かったせいか、正解したのに冷ややかな視線を浴びた・・・そんな、根っからの地理屋です。http://www.teikokushoin.co.jp/
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