ブックキュレーター東邦出版編集部長 中林良輔
サッカー書籍編集者がビジネスマンにオススメするサッカービジネス書籍
普段サッカー書籍はあまり読まないけれど(サッカー書籍編集者としては読んでほしいのだけれど)、ビジネス書はよく手に取るという読者にこそオススメしたい、これまでにない新たな視点を授けてくれる(サッカー)ビジネス書をご紹介。
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FCバルセロナ流世界最強マネジメント ゴールは偶然の産物ではない
フェラン・ソリアーノ(著) , グリーン裕美(訳)
2003~2008年にかけてFCバルセロナの最高責任者としてクラブの経営に革新的なイノベーションを起こした著者によるサッカービジネスのバイブル的一冊。ただし個人的に装丁は廉価版が出る前の最初の単行本が好み。
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文字通りサッカー版D・カーネギー本。38年に及ぶ監督生活で49個のトロフィーを獲得した名将によるリーダーシップの本質論。選手との面接においてどういった点を見るかや、マスコミとはどう接するべきかなどの具体的なエピソードはサッカー関係者はもちろん、ビジネスマンも必見。
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日本におけるスポーツビジネスの教科書であり、重要な歴史を記録するという意味でも価値ある一冊。著者による「世界に通用する選手は出てきたが、世界に通用する監督はまだ出ていない。ではGMはどうだろう。経営者はどうだろう」という問いかけは刊行後十数年経った今なお解決の糸口すら見えない。
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モンチ・メソッド ゼロから目的を見つける能力
ダニエル・ピニージャ(著) , 木村 浩嗣(訳)
スペインリーグの古豪セジージャを5度の欧州制覇に導き、「スポーツディレクション部門に革命を起こした天才」と呼ばれるモンチに焦点を当て、世界のビジネススクールの研修対象にもなっているその「移籍市場における魔法の錬金術」に迫る。なにより装丁に華があり手元に置きたくなる一冊。
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レアル・マドリードの流儀
スティーヴン・G.マンディス(著) , 酒井 浩之(監修) , 喜多 直子(訳)
スポーツ産業はいまや6200億ドルの規模を誇るグローバルビジネスへと成長。そのフィールドの頂点へ昇りつめたレアル・マドリードが初めて明かすピッチ内外の成功哲学とは?成功を目指すすべての組織&経営者&ビジネスマンの有効な手引きとなる一冊。
ブックキュレーター
東邦出版編集部長 中林良輔1981年生まれ。兵庫県神戸市出身。東邦出版編集部長。サッカー書籍編集者。2003年の東邦出版入社以降、年間約10冊、過去100冊を超えるサッカー関連書籍を世に送り出している。自身が編集を担当した書籍『フットボールの犬』(宇都宮徹壱/著)が第20回ミズノスポーツライター賞の最優秀賞を受賞。フットサルチーム「フットボールジャンキー」代表。近年はビジネス書や子ども向け書籍も多数編集。
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