ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
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図説食人全書 普及版
マルタン・モネスティエ(著) , 大塚 宏子(訳)
世界の人肉食の歴史を詳しく解説。かなり真面目に食人について調べてる。これはもう完全に人肉の学術書だな。人肉食いというと食人族のような未開の原人たちのイメージだが、世界各国で人肉食が行われてきた歴史があ流ということがわかる。ちなみに人肉事件の佐川くんも登場。
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ヒトはなぜヒトを食べたか 生態人類学から見た文化の起源
マーヴィン・ハリス(著) , 鈴木 洋一(訳)
人間を生贄にして殺して食べる、中米アステカ族が行ってきた凄惨な食人儀式。初めてそれを目撃した16世紀のスペイン人は衝撃を受け逃げ出した。著者のアメリカ人の人類学者が人肉の歴史、人肉タブーについて検証。論文のようなかなり真面目な人肉本。
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カニバリズムの系譜 なぜ、ヒトはヒトを喰うのか。
池田 智子(著)
帯に「夏のホラー体験にぜひ!」とあるが、これはぶっちゃけ人肉の都市伝説話の寄せ集めみたいな感じかな。人肉の調理法の部分はなるほどと面白かったけど、いろいろな世界各国の人肉事件を取り上げてるが、事実かどうか疑わしい・・・まあ、ホラー話としては楽しめるのかも知れない。
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カニバリズム 最後のタブー
ブライアン・マリナー(著) , 平石 律子(訳)
世界のカニバリズム事件を取り上げてる。なんでも現在も南米では人肉食の風習があるらしく、それについての話がかなり長い。まあ、人肉事件の詳細という意味では詳しく書かれてるが。遭難事故にあって食料がなくなり、仕方なく死体を食べた事件をいくつか取り上げてるが、まあ、人間は極限状態に陥ると飢え死にするよりは人肉を食べるのだろう。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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