目次
潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆
- 大橋幸泰 (著)
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序章 キリシタンを見る視座
第一章 「伴天連門徒」から「切支丹」へ
1 キリシタンの登場と近世日本の統一権力
2 「伴天連門徒」という認識
3 島原天草一揆の性格
4 宗門改制度の成立
5 踏絵の二面性
第二章 「異宗」「異法」「切支丹」
1 異端的宗教活動への規制
2 浦上崩れと天草崩れ
3 異端的宗教活動という枠組み
第三章 島原天草一揆と「切支丹」の記憶
1 近世社会における“異端”の象徴
2 「切支丹」イメージの貧困化
3 近世人のキリシタン知識
第四章 異端的宗教活動から「切支丹」への転回
1 「切支丹」の登場
2 「切支丹」たちの人生
3 京坂「切支丹」一件の位置
第五章 信仰共同体と生活共同体
1 潜伏キリシタンの信仰共同体
2 潜伏キリシタンの生活共同体──天草の場合
3 潜伏キリシタンの生活共同体──浦上の場合
4 属性の重層性
第六章 重層する属性と秩序意識
1 キリシタン禁制と「仁政」
2 信仰隠匿から信仰表明への転回
3 村社会における宗教的確執
4 キリスト教は解禁されたか
終章 宗教は解放されたか?
注
ほか
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