目次
源氏物語 東アジア文化の受容から創造へ
- 著:日向一雅
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1 漢籍・仏典の注釈世界から(光源氏の物語と『尚書』-注釈史における儒教的言説と物語の方法
「帚木」巻の「諷諭」の物語から「蛍」巻の物語論へ-『白氏文集』諷諭詩を媒介として
明石の君の物語と『鴬鴬伝』-「明石」の巻の光源氏と明石の君との出会いと別れを中心に
按察使大納言の遺言と明石入道の「夢」-明石一門の物語の始発と終結
光源氏の出家と『過去現在因果経』)
2 宮中行事の世界(源氏物語の年中行事-朝賀・男踏歌・追儺
「蛍」巻の騎射と打毬
源氏物語の音楽-宮中と貴族の生活の中の音楽
源氏物語の政治と経済-桐壷帝・朱雀帝・冷泉帝の治世と光源氏の経済
平安文学作品に現れた宮内省の職と諸寮-大膳職・木工寮・大炊寮・主殿寮・典薬寮・掃部寮)
3 東アジア文化圏における文学の伝流(平安文学における『本事詩』の受容について-徐徳言条・崔護条を例として
仏教説話の日韓比較-道成寺・源信の母・役小角を中心に
中将姫説話と『観無量寿経』の韋堤希夫人-『大唐西域記』と『三国遺事』の説話と関わらせて
「ニ河白道」の文化-『観無量寿経』に淵源する文学と仏教民俗)
4 人と学問(阿部秋生
深澤三千男)
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