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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズ、日本の古典と中国の古典はほぼ揃えてます。部分抜粋ですが、読み下し文と訳文と解説と原文が並んでいて、入門編にはよいと思います。原文を声に出して読むと日本語の美しさを実感します。文字文学としてではなく、盲目の人などが耳から覚えていけるようにリズム良く美しい。この物語の成立を感じられますよ。
非常に読みやすく、当時の状況が十分に味わえるように工夫された「平家物語」の現代語訳版です!
2020/04/28 09:26
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちの誰もが名前だけはよく知っている「平家物語」の非常に読みやすい現代語訳版です。平家物語は、鎌倉時代に成立したとされる軍記物語で、平家の栄華と没落、武士階級の台頭などが中心に描かれています。また、保元の乱および平治の乱に勝利した平家と敗れた源家の対照的な姿、その後の源平の戦いから平家の滅亡、そして没落しはじめた平安貴族と新たに台頭した武士たちの人間模様などが生き生きと描かれた作品としても有名です。「祇園精舎の鐘の声」で始まる、この名作を、ぜひ、現代語訳で読みやすい同書で、味わってみてください。
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういえば、平家物語をきちんと読んだことがないなと思い、今さらですが読んでみたくなりました。原文の響きの美しさ、訳文のわかりやすさと両方が楽しめて良かったです。
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巻第一、有名な「祇園精舎」は平家物語の冒頭であり平家物語全てを語っていると言えるだろう。美しい日本語リズムは何度でも読み返したくなる。是非音読してほしい一文だ。小学生の時に習った場面もあって懐かしかった。清盛が死んでからの後半は源義経のことが多く描かれている。武士の生き様がよく分かる一冊。
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夏休みの宿題の読書感想文のために購入。でも途中で「こんなんよめるか!」と断念。いや1時間もあれば読めますけどね・・文庫本だし。良いところだけギュって詰まってるらしいですよ。現代語訳と原文、両方が載っていて良かったです。
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よっぴいてひょうとはなつ。
ひいふっと。
懐かしい響きの言葉がたくさんある。たまには昔読んだ本を読むのも良いモノだな。
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「原文・訳・解説付き」と「訳のみ」と「あらすじのみ」で
構成されてたけど、平家物語の内容を知るには十分でした。
原文の文章の美しいこと!
五七調で出来てて、改めてすごいと思った。
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平家物語というと12巻の大長編。
ですがこちらは、一冊であらすじを理解しつつ、
おいしいところは原文と現代語訳つきで楽しめるので、
手軽に平家物語の世界を楽しみたい人にオススメ。
平家物語は歴史を扱ったものですが、
その時代に生きる登場人物たちの心情も生き生きと書かれているので
人間ドラマとしても、とても感動します。
大好きな古典のひとつです。
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現代語訳や解説などが充実していて
古典の知識が無くても楽しめます。
高校の授業などでは触れなかった場面にも
「無常観あふれる美」はたくさんありました。
個人的に那須与一が矢を射るときの
「ひやう」の音がこの時代らしくて好きです。
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平家の栄華を極める時代から没落していくまでを描く。歴史を記録するためなのか、あるいは、当時の人々の娯楽のために書かれたのだろうか。
話が良くできており、若干、脚色もあるのだろう。那須野与一が、弓矢で川の遠くの扇子を打ち抜くシーンを久しぶりに思い出した。
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一冊に簡単にまとめられていて読みやすかった。「平家の群像」や「平家物語 石母田正」で十分バックグラウンドもあったので楽だった。もちろん全巻をいつかは読みたいと思うが、あまりにも多すぎるのでちょっと踏ん切りがつかないな。
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このシリーズはこういった少し敷居が高そうな古典物もわかりやすく現代語で書かれ解説もあるので気に入って読んでいます。
この時代の権力争いはかなり冷酷で悲惨だったことがわかります。
今の時代に生まれてよかったとつくづく感じます。
歴史の教科書からではわからないことがいろいろわかりました。
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今まで知っているようで知らなかった平家物語をやっと読めたという感じです。
易しい現代語訳付きで読みやすいと思います。
ただ、原文の掲載は少なめなので、古文をガッツリ読みたい人向けでは無いかも。
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12世紀末、6年間に及ぶ源平の争乱は幕を閉じた。戦いの中にある愛と死のドラマ、人間の哀歓を描く一大戦記である「平家物語」。この壮大な歴史ロマンをしっかり理解するための一冊。
本当は単行本で読んだんだよー。
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学生時代に暗唱した『祇園精舎の鐘の声~』から始まる物語。所々教科書で勉強したが覚えてないし、一度通しで読みたかったのでビギナーで。京都や他の地域の知ってる地名が出てくるのでなんか訪れたくなってしまう。平清盛は絶対的権力を牛耳るなかなかの独裁っぷりですね。他の本で読んでみたい。来年の大河ドラマの主役ですね。悪役のイメージでしかないけどどう演じるのででしょう。敦盛の最期や那須与一など美談がたくさんあり興味が湧いてきたので一度全部載ってる吉川某の平家物語を読んでみたいのだけど、ちょっと長いんですよね~。