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母親って、
親子って、何なんだろね
悲しい話なのかもしれない
でももしかしたら
しあわせな話なのかもしれない
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読もう読もうとずっと思っていて、文庫になったのを機にようやく読んだ。
期待通りに一気に読めた。
角田さんの物語を読ませる力はすごい。
女性と母性の力の凄さを再認識させられた。
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読み終わった時、なんとも言えなくなった。
誘拐された女の子はただ希和子を憎んでいる。彼女さえいなければこんなことにはならなかったのに、と。
確かに誘拐は犯罪だし彼女の行為は許されない。ただ希和子を苦しめた元凶でもある彼女の両親についてはただ家族だという認識で見られている。家族だから。その意味合いだけがどこか強いのは何でだろう。
知らない間に巻き込まれた人生を背負わされた登場人物たち。それでも淡々と前に進んでいく姿が印象的だった。
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2011.02.13読了。
フィクションかと思うようなリアルさ。誘拐して逃げていく貴和子を読んでいるうちに応援してしまいたくなる。最後はなんだか余韻に浸れるかんじでした。
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子供もいなければ結婚したことも不倫もしたことがない私だが、
主人公の一生をうらやましい、と感じた。
短い期間ではあるものの、あそこまで愛情を注ぐことのできる存在とともにあるということが、ひたすらにうらやましかった。
親子の定義ってなんでしょうね。
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小豆島に行きたくなりました。眩しい海とか緑とかお祭りとか。
この作者の作品は初めて読みます。
何かのテレビ番組で時間を決めて仕事部屋に毎日通い書く。
自分の仕事場なのに煙草は換気扇の下で吸う。
そんな印象がゆるく残っていて。
こんなお話を書くんだな。
繰り返す言いまわしが好きだな。
登場人物の言葉が印象に残るな。
同じような境遇に置かれたことなどひとつもないのに感じるものがありました。
人物の表情とか風景がとても鮮やかに入りこんできました。
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母性愛って難しいものなんだな、と思った。結果、いろいろな形で目に見える言動になるのだけれど、根っこは一緒で、子どもに対する無条件の愛なのかな、と思った。
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やはり、自分にとってはこれくらい心理中心の書き方のほうがしっくりくる。中は二部構成。最初は結構誘拐した母の視点、後編は誘拐された子供の視点。後編は子供が成人したあとの話。前半の濃密さに比べて後半がちょっとあっさり。あまり共感できない。でも前編の主観視点が後編では客観的に見れるので、土台を固めるのにはよい。
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愛した人の子供を誘拐して自分の子として育てる。
逃げる日々の中で育つ二人の絆、母親の愛情、子の愛情。
捕まって、元の家に帰ってもそこに家族はいなかった。そこにいたのは他人…
果たして親子とは?家族とは?
八日目の蝉に私はなりたくない。
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人の弱いところ、醜いところがつぶさに描写されている。主人公のそのごは読者の想像にお任せします、ということなのかもしれないけど、気になる。
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久々に読んだ小説。実は文庫になるのを何年も待ってました。
何年か前のドラマ「Mother」の筋は、この小説に多少なりともインスパイアされて書かれたのではないかと思いました。
誘拐した子供を深く愛する女がいて、誘拐された子供の実の家族はうまく機能していなかったりして。
あと、ず~っと昔にあった、不倫相手の家に放火したOLの事件などぼんやり思い出したりしました。
面白く読めましたが、欲を言えばもう少し明るい終わり方がよかったかな、小説なんだから(単に私がハッピーエンディングが好きなだけですが)。
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タイトルの意味が気になり読んだ。なるほど、そう言う意味か。
前半は誘拐逃亡とあまり穏やかではない。誘拐の理由は母性からで、身代金や復讐目的ではない。逃亡の約3年半は実によく子育てをしている。しかし逃亡劇はあまいし雑な描写。後半は誘拐された子供のその後の人生。心に傷を持ち、つらい人生を歩む。登場する男たちが、実にいい加減で嘘つきである。しかし、彼らを否定は出来ない。むしろ共感…終わり方が不満大一番嫌いな終わり方。
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映画を観た後に手に取りました。
画が浮かぶ。
親子の愛って。
うまく言えないけど大好きです。
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微、微妙?!メッセージがよくわからん。子供誘拐しちゃだめでしょ!全然同情できないでしょ!??!家庭環境複雑なら、なんでもしていいみたいな創設は、本当に人類に悪影響だと思うんだけど。「悪人」といい、ちょっと恐い風邪吹いてると思うんだけど、気のせい?
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何故だろうか、悲しい物語なのに、読み終わっても悲しい気持ちにならないのは…。何故だろうか、希和子を憎めないのは…。何故だろうか、本当の母親が一番の被害者だと感じてしまうのは…。