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気がつけば3時間足らずで読了。
奇しくも「1991年度このミス1位」という帯が、最近の傾向を酌んだあらゆる想像(期待)をもって読者の手に取られるだけに、評価を二分してしまうのだろう。
私自身としては、これまでに読んだ志水作品の中では最も良かったと思うし、ミステリーとも恋愛ともハードボイルドとも言える良作だと思う。
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文章はきれいでしつこくなく読みやすい。
臨場感のある表現で後半は勢いに乗って
読めた。
でも前半がもたついて集中して読めなかったのは
なんでだろう?ストーリーになかなか引き込まれなかった。
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元教師が、行方不明の教え子を探す物語。男の存在意義とか現実とか、年頃(中年)の男がいろいろ思わず考えさせられる刺激が入っている本。
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学園を舞台にした過去、現在複数の事件が複雑に絡み合い、関係者もそれぞれの思いでそれぞれに動く。全体的に難しかったです、私には。以上。
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失踪した教え子を探しに上京した塾講師がたどりついたのは、過去の自身のスキャンダルに繋がる線。意外な事実から過去を清算する闘いに挑むことに。。。
1991年度「このミステリがすごい!」の第1位 というセールス文句に惹かれて読んでみました。
過去のスキャンダルの背景には、その当時には知り得なかった理不尽がずいぶん一杯あって感情移入させられる(主人公になった気分でむかっ腹の立った)面もあって、それでも苦難を乗り越えて。。。といったあたりが、読者の共感を呼んで「このミステリがすごい!」だったんでしょうね。
(2007/5/21)
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私立高校って・・権力にまみれた理事長とかっているのかな。そんなことを考えたことがあるが、この小説に登場する学園はまさにそういうところだ。この学園の教師をしていた主人公の波多野は、女生徒との恋愛がスキャンダルとなり追放された。そして失踪した教え子を探すうちに、自分の追放には意外な事実があることを知る。しかしハードボイルドというのか、純愛小説というのはよくわからなかった。91年のミステリー小説で1位となったと書かれていたので買ってみたのだが、ちょっと期待はずれだったような・・。
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1991年度「このミステリーがすごい」第1位らしいが・・・やっぱり設定は古いかな。内容もありきたりだし、ミステリーというほど謎もない。イマイチだな〜。
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志水辰夫である。初挑戦である。ちょっと古い、一昔前っぽいイメージだけがなぜかあった。読んでもいないくせにである。だって、「飢えて狼」「裂けて海峡」「背いて故郷」ですよ。そんな感じしませんかみなさん。
「行きずりの街」。ちょっと違う響きでしょう。ななかいいタイトルだと思ったのである。大人の憂いというか、孤独の影というか、抑制が効いているというか。
内容もタイトルに違わず、非常に読み応えのある傑作だと言える。なにしろ嘘くさい私立探偵(アメリカものならいざしらず)やら、もったいぶったアウトロー刑事やら出てこないのがいい。文体も確立されていて、安定感も充分。巻末の解説にも書いてあったが、これはミステリーというより、大人の恋愛小説といったほうが当たっていると自分も思う。おいしゅうございました。
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女性徒との恋愛がスキャンダルとなり、都内の名門校を追放された元教師。退職後、郷里で塾講師をしていた彼は、失踪した教え子を捜しに、再び東京へ足を踏み入れた。そこで彼は失踪に自分を追放した学園が関係しているという、意外な事実を知った。十数年前の悪夢が蘇る。過去を清算すべき時が来たことを悟った男は、孤独な闘いに挑んでいた・・・。日本冒険小説協会大賞受賞作。
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久々に読んだハードボイルドっぽい作品。シミタツ作品は初めてだったんですが、これはこのミス1位だったんですね。
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ミステリー小説。ちょっと昔にこのミスで第一位ということで手を伸ばしてみた。ミステリー云々でおもしろければ、いいと思っていたけど、まあまあといった感じ。物語の描写や語彙は結構好きだったけど、ストーリー自体はミステリー独特のドキドキ感は感じれなかった。あと、語彙についてだが、登場人物の誰もが独特の古典的な語彙を使っていて、それはないだろうと思ったのが、物語に入り込む邪魔をした。微妙な感じ。
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この方、他の作品もなんですが、すごいネーミングセンスですよね。むしろ新しいくらい。タイトルを裏切らず、ハードボイルドな内容でした。このミスを獲ったというので購入したので手にとってみたのですが、(この賞ってあんまりミステリじゃないものが受賞するから好きなんですけどそれにしたってね…)一体どこがミステリだったのでしょう。面白かったからいいですけど。
ハードボイルドは主人公のモテモテっぷりが笑いのツボを刺激します。
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19年7月 購入
女生徒との恋愛がスキャンダルとなり、都内の高校を追放された男が、行方をくらませた塾の生徒を探すため、東京に舞い戻る。
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友達に進められて読んだハードボイルド(?)っぽい作品。
シミタツ初めてでしたが、文章もキレイで読みやすかったです。でも、こんな展開ないやろ〜とか途中で思い始めてしまったので、私的には……うーん。
でも、このミスで1位だったんですよね?
ラストもちゃっかりおさまっちゃって、なんだかなあって思ってしまった私は、かなり捻くれてるのかなあ?
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地理感のある街々が舞台なので、楽しく読めました。主人公はちょっと人間くさすぎというか、ズッコケ心得てて、ファンになりました。