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蓮丈那智フィールドファイル2。美貌にして明晰、異端の民俗学者は健在。助手であるミクニがそこそこ成長している感じか。脇役で出てきた人々の過去が書かれ、協力者として頼もしくなっていたりもする。それにしても民俗学は面白そうだ。そして、深すぎてどうにもならなそうだ。正解ではなく、もっともそれらしい回答というところまでしかいけないのかもしれない。そのうえミステリとしての事件も同時に起こし、事件を解決して民俗学上の話も結論を出すというのはやはりすごい。今回はわらしべ長者の長編版の謎がわかり、やはり昔話にはある種の恐ろしい現実があるのだと感じた最後の「御蔭講」が特に秀逸です。/9月にドラマ化してたんですね。見逃したけど、シリーズとして続くっぽいので次回は見よう。蓮丈那智が木村多江という、派手な美人ではないところが意表をつくけども、それもまたいい。
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蓮丈那智と内藤三國のコンビの第2弾。前作よりも近親感がある。民俗学の解釈も本編の方がややくだけていて、最初にこの方を読んだほうがいいのでは。
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蓮杖先生が第一作目よりも人間らしさと女性らしさを見せています。そして、狐目の心のうちも見えてきます。内藤君も成長しています。
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蓮丈那智フィールドファイル第2作!!!
わらしべ長者を基にした「御蔭講」、悲しい事件を弔うために作られた道祖神についての「触身仏」がかなりオススメです。
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事務のおにいさん(おじさんかもしれないが)にときめきました。
蓮丈先生はたいそう美人で嫌いではないのですが、絶対にお友達にはなれないと思う。
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2006/12/17読了。 クールで異端の女性民俗学者を主人公にしたミステリー。私は結構好きです。 ちょっと高田崇のQEDシリーズにも通じる感じ。 それにしても日本書紀とか古事記とか、のどか?な神話と思ってたけど、実は姿を変えて別のことを伝えようとしているかもと考えると、昔の人の表現ってすごいなと思う。
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民俗学ミステリーの第二段。今回は三國がちょっと大変な目にあったり、那智が殺人事件に巻き込まれたり…とお前は毛利小●郎か!ってくらい事件は現場で起こる。狐目の過去なども垣間見え、物語の幅は確実に広がっていて面白かった。
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シリーズ第2弾。確かに楽しめた、楽しめたけどやっぱり犯罪の動機付けが微妙・・・
軽くは読めるけど、純粋民俗学好き&純粋ミステリ好きにはちょっと弱いか?
2/23
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「秘供養」「大黒闇」「死満瓊」「触身仏」「御蔭講」を収録。
蓮丈那智の第2弾。
前作にも増して面白い。
那智と三國の関係も微妙に進展しているようなしてないような。
その微妙さにも興味をそそられる。
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「蓮丈那智」シリーズ第二弾。民俗学への深い考察とミステリはそのままに、ますますキャラ造形に磨きがかかっている。
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ミステリ風味民俗学の短編集。わりと民俗学の解釈としてはありがちだけどおもしろめ。
再読。
やっぱり狐目好き。一回くらい同じホテルから出てきてほしかったなぁ。
びっくりするくらい三國をどん底にしてほしかった。
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蓮杖那智フィールドファイルシリーズ二冊目。
短編集。
民俗学的なアプローチが土台になっているため、発想の面白さや歴史的背景の蘊蓄が際立っている。
那智と三國の関係が、動くような動かないような、曖昧なところも楽しい。
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シリーズ短編第二作
鉄の女、蓮丈那智の仮面がはずれてきて、ある意味ツンデレw
まったりして読みやすくなりました、ミステリとしてもちょっと良くなった気がする
民俗学もわかりやすく、それでいてそこそこのリアルを残している
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前作「凶笑面」ではフィールドワーク先が舞台でしたが、第二作目の今作では大学内が主な舞台になっています。
日常に近い場という事もあり、サブで支える新たな登場人物もチラリホラリ。
前作に人間味が加わった今作、期待大ですぞ。
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即身仏は、弘法大師が伝えたものだと初めて知りました。しかし即身成仏とはだいぶ意味合いが違うような気も・・・。生きる前提としての死。たとえそれがフェイクであったとしても、そこに想いが込められていれば、本物であると思いたくなる話でした。