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秀吉の治世に深く関わっていた医師・施薬院全宗を主人公とした本。秀吉の侍医としての事蹟を、著者の想像力によって、凄まじい生き様と、強烈な意思を持った人物に描かれていて、かなり面白く読めました。
2010.04.01読了
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何となく…“悪役”風な劇中人物ーこういうのが意外に好きだったりする…―という雰囲気の全宗の、やや強引に世の中を渡って栄達を図る様…痛快である!!本作は「伝えられている“史実”の“裏”」を推理して組み立てるような面白さと、「密かに凄腕」という異色の主人公が活躍する活劇的な面白さが巧みに組み合わされていて、思わず夢中になる!!
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甲賀の忍びから、羽柴秀吉の侍医となり、また秀吉の参謀として活躍した施薬院全宗が主人公です。
全宗のことを全く知らなかったのですが、火坂さんの本を読むとちょくちょく名前が出てくるので、読んでみることにしました。
当時、医者であると各大名に対して診察をすることもできますし、いろんな情報を仕入れることができる立場にあったようです。
全宗は秀吉の下で医術で天下を取るという夢を果たしましたが、頂点に登りつめたあとに、権力に固執しなかった点が他の僧侶系の参謀とは異なると思いました。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-d65b.html
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戦国時代や戦国大名、武将に興味がある方で全宗?誰それ?お坊さん?と思っている方は是非とも読んで頂きたい作品。
最初から最後まで面白いです。
個人的に火坂雅志さんは戦国武将を書くのが凄く上手いのでもっと知らない武将や深掘り出来ていない武将の小説が読みたかった。
まだ読んでない作品もあるのでまだまだ楽しませてもらいます。
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秀吉の侍医全宗の視点で描いた小説。甲賀忍者出身と言う設定は面白い。主治医と言う役目以外にも相手と交渉する使僧の面も持ち合わせた人物。