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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供になってしまったアンリを救うために魔法の迷宮に挑むトリシアたち。
キケンがいっぱいなのだけれど、いつものようになにかお笑いテイストです(笑)。
ショーンの悪知恵がよかったです。
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“「ほう、自分のほうがかしこいと?」
ショーンは、魔神と同じように腕組みをする。
「あ、当たり前だ!」
と、魔神。
「謎かけに強いと?」
「もちろん!」
「どんな難しい謎でも、お前は答えられると言うのだな!」
「無論だ!我こそは謎かけ魔神!あらゆる謎と、その答えを知る者だ!」
「では、こっちの出す謎に答えることを、おそれることもないだろう?」
「いいだろう!どんな謎でも答えてやる!」
「じゃあ、ぼくらの出す謎に答えられなかったら、ここを通してもらうぞ!」
「面白い!勝負だ!問題を出すがいい。」
「では、たずねよう!」
ショーンは魔神の鼻先に、人差し指をつきつけた。
「魔神よ!次にお前が出す謎に、何と答えれば、ぼくたちはここを通れる!?」
「ははは!何だ、そんなことか!かんたんだな、答えは……………って、そ…そんな謎はインチキだろ!?」
「頭の良い魔神殿。あらゆる謎に答えると、お前は言ったではないかな?」
「うむむむ。」”
“謎に答えないとここを通れない”
そんなよくある話にこんな解決法があったとはね。
ショーンの悪知恵は大分便利だ。
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「私たちはあなたに救われたわけですね、ミャオル」
手当が終わるとミャオルに手を差し出した。
「騎士ミャオル。私はなたを、この私、アムリオン王国第二王女、うるわしのキャスリーン・ド・アムリオンの守護騎士に任命します」
「は、ははっ!」
ひざまずくミャオル。
キャスリーンはミャオルの剣を手に取り、それでミャオルの両肩を軽くたたいた。
「……やれやれ。夜明けまででよいのだな?」
ミャオルがとびらのところへ行って、両手で、いや両前足でしっかりととびらをおさえた。
「緑の騎士よ、しばらく付き合おう」
「ミャオル殿……。」