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アメリカの児童文学、少女探偵ナンシー・ドルーのシリーズ第一作。
偶然思い出したシリーズが、ちょうど新しく刊行されていた時の驚きといったら!本格ミステリーとはいきませんが、子供の頃に大好きだった私としては、懐かしく嬉しくて一気に読んでしまいました。当時よりも原文に忠実に書かれているそうです。美人で頭もよく優しくて…という完璧型の主人公ですが嫌味がありません。舞台も今読むと古いのですが物語の魅力は全く色褪せません。初期の作品群には殺人がないというのは、児童作品として安心できる点ではないかと思います(現代の作品はその辺り怖い点が多いので)。
映画化もされているらしくて嬉しいです!しかしシリーズが現在も続いているとは、さらに驚きましたね。
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少女探偵ナンシー・ドルーもの第一作。
金髪に青い目の18歳の高校生。
父は弁護士。
時代色が出ていて、古き佳きアメリカのイメージ。
なんだかバービー人形のような服装。
子供向けなのでしっかり勧善懲悪で、ほとんどはいい人。悪いヤツは報いを受けるお話。
一人の作家が書き続けた物ではなく、1930年にエドワード・ステラトマイヤーが始めた工房によるもので、ナンシー・ドルーのシリーズを書くときに使われるペンネームがキャロリン・キーンというわけ。
初期の56編はオリジナル・クラシックと呼ばれ、その後も現代まで書き継がれているそう。
この文庫は2007年11月発行。
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書店で見かけて購入。少年少女向けの、爽やかなミステリーでした。
少し内容が古いかなと思って読んでたら、後書きで納得。しかも、「キャロリン・キーン」は、一人の作家というわけではないそうで。そのあたりも面白いと思いました。
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ずっと気になっててやっと読みだしました。
児童向けなだけあって、翻訳物でも随分読みやすかった!
ナンシーが聡明で行動力抜群でとても魅力的!
続きが楽しみです。
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頭が良くて行動的、そのうえお金持ちで周囲からの愛情もたっぷりというヒロイン、ナンシー・ドルーが大活躍。児童向けの名作らしく、なるほど、ひねた大人のワタクシも素直に楽しみました。たまには何も考えずこういう小説を読んでのんびりするのもいいもんです。
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少女探偵ナンシー・ドルーの第一作。
色々と可愛い。そして大人顔負けの推理力と行動力。
読んでいてわくわく。ちょっと童心に帰る気分。
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児童文学での探偵と言えば、カッレくん、エーミール、少年探偵団…となぜかしら少年に限定して読んでおりました。
最近、女性が主人公の翻訳ミステリを読んでいるとナンシー・ドルーの名前に行き当たることが多くなったので、重い腰を上げて少女探偵にもチャレンジ!
まず驚いたのが、ナンシー・ドルーが18歳だと言うこと。
14~5歳だと思ってました。
作品は優しく分かりやすい典型的な児童文学です。
子どもの頃に読んでいたらまた違った目で見たかもしれませんが、今読んでも十分楽しかったです。
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いろんな、本で登場するナンシー・ドルー。以前、ドラマでもみたことがあったとおもうんだけど、18歳!
もっと下かと思ってた。
車も乗り回すし、けっこう行動も広い。
お金持ちの老人、クローリーの遺産を心無い資産家トプハム家が独り占め。新しい遺言書が存在するような生前のクローリー氏の行動に、ナンシーは遺言書を探して奔走する。
タイトルの古時計がいつ出てくるのかと、ドキドキだった。
トプハム一家がことごとく嫌な人達で、ナンシーの活躍がその都度スカッとする。
ナンシーのシリーズが今なお続いているなんて、知らなかった~!
面白いな、こういうシリーズ。
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初読みの作家さん。初版は1930年!でも全然古さを感じないです。誰かが殺されたり等という凶悪なことは出てこないので、お子様でもスイスイ読めるかも。話の流れとしてはちょっとうまく行きすぎ感もありますが、小学生時代に読んだらハマったと思います☆映像化されてるのを見たかったなぁ。こういう、勧善懲悪モノって大好き☆
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少女探偵が犯人を追い詰めて、少女探偵が犯人に追い詰められる、ハラハラするストーリーが楽しめます。殺人事件のような残酷な事件はないのに、これだけ読者を引き込むプロットが書けることに感心します。
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Judy Moody(ジュディ・モ-ド)シリーズでこのキャロリン・キーンのナンシー・ドルーシリーズが言及されていて興味を持ったので読んでみた。
1930年(昭和5年)にアメリカで出版された人気少女探偵シリーズのようでアメリカでは広く親しまれている児童文学らしい。
まぁそういう文脈でJudy Moodyにも出てきたんだと思うけど、そこではて聞いたことないな・・・?と思ってこちらを手に取るきっかけとなった。
流石に人気シリーズなだけあって面白かった。
個人的には登場人物の名前を覚えるのが苦手で、なおかつ外国人の名前が覚えづらいので最初こそ読むのに苦労したが、筋書きはシンプルだし、読者が「こういうてんかいになったら良いな・・・」と思う通りにストーリーが展開してくれるので読んでいて安心感がある。そのあたりはさすが児童文学といったところか。
そういう意味ではミステリー?と思わないこともないけれど、金髪碧眼の美少女が次々と謎を解いていく様は痛快そのもの。
容姿端麗、頭脳明晰、冷静沈着そして慈悲にあふれる少女探偵・・・読者全員虜になる設定すぎる。
しかもダークブルーのコンバーチブルだとかサマーニットだとか、リネンのワンピースだとか、ナンシーを描写する表現がそこここにあり妄想がふくらむ。
ナンシーだけでなくナンシーの父やドルー家の家政婦さんやナンシーの友人など、好感が持てる人物が目白押し。(ナンシー父はスリムでかっこいい敏腕弁護士という設定)
なんか著者の思うツボになっていそうだけれど素直に認めよう。ナンシーとナンシー父のファンになってしまった。
それにしても1930年に出版なのに全然古さを感じさせない。江戸川乱歩の少年探偵団が1936年らしいのでそれより古いのに古さを感じないのは表紙イラストのせいだろうか?それとも異国の物語として読むからなのか?
いずれにせよ、古さは微塵も感じず色褪せない面白さがあった。これが児童ミステリの古典として今でも人気があるのが頷ける。
シリーズ続編も読んでみたいと思う。