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医療分野というのはなじみがないだけに、かなり面白く読めるものが多い。出てくることごとくが新鮮だから。
とは言っても最近は医療分野の作品も多く、全6巻の本にお付き合いできるかどうかはちょっと危惧するところ。1巻1巻完結しているのかと思ったがそうではないらしいのはちょっと残念。
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全6巻なので、外れたら途中でやめようと思って2巻まで購入!
しかし、予想以上の面白さにあっという間に読了しました。
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作者は現役の医師ということで、医療の実態に鋭く切りこんだ内容となっている。
患者に優しくない傲慢な医師、たいした実績もないのに名誉や栄達に固執する医師、未熟な技術しかもちえない医師による手術等。これが現実であるならば本当に恐ろしいことだ。だからこそ、主人公の天才外科医・当麻鉄彦の医療にかける高い志と情熱が胸を打つ。専門用語が飛び交う手術シーンはとてもリアル。
2010年、映画化(主演:堤真一)。
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医療小説はいろいろあるが、一気に読み終えた。また2巻目を読みたい。だいたいのパターンかもしれないが、医療小説に出てくる医師は、スーパー医師とうだつの上がらない医師とが対照的な形で出てくる場合が多い。それと、金と出世欲に絡んだ、ぐだぐだした人間模様が定番って感じなんだが、この本にはそれがまだあまりない。ところどころそれをにおわす部分がなきにしもあらずだが、まあこんなものだろう。他のビジネス小説ならば当然のごとく出てくる。手術の専門用語が難しいが、雰囲気を味わえばよい。
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医療従事者限定の良著。読みやすい文章、切り替わりが分かりやすい展開、個性的な登場人物、そのなかに現代医療の抱える問題を織り込んだ良い作品です。ただし、専門用語が満載なので、全く医療の知識がない方には少しとっつきにくいかも。そういう意味で、読者を選ぶ作品です。
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医療ものはあまり読まないのだが、知人に薦められて読んだ。
難しい用語が多く出てきて、読みづらいのかなと思っていたけれど、全然そんなことがない。
確かに専門用語がたくさん出てはくるが、それを一つ一つ理解しなくても、話の筋はキチンと理解できるし、ストーリーの面白さを邪魔することがないのだ。
なんと言っても、本書の魅力は、主人公の医師・当麻鉄彦。
非の打ち所がない人格者ではあるのだが、人間くささも少々感じさせる、非常に魅力的な人物として描かれている。功名を求めず、ひたすら救いを求める人々のために自らの技術を極めようとしている外科医なのである。
本書のメイン・テーマは、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の信者の少女が救急で運び込まれ、両親も本人も輸血を拒否している。この少女をどう救うか、というところだ。
通常ならば、手術不可としてただベッドの上で、息絶えるのを待つというところだが、当麻医師は、なんとか救う方法を考え出す。その手さばきは、医療に詳しくない私でも、なんて素晴らしいものなんだろうと感動できるものだ。
そのほかにも、やはり医療関係者のドロドロした権力関係についても触れられており、人間関係の動きもまた、興味深いところである。
この「孤高のメス」は、シリーズ化されており、第6巻まで刊行されている。
次巻が楽しみだ。
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堤真一さん主演の映画「孤高のメス」の原作です。
私はまた映画は観ていませんが、手術のシーンなど、あまりにリアルで画像は要らないような気分になります。むしろ、手術器具名や手順、所要時間などを入れた表現ひとつひとつが意味深く感じられました。
外科医としてたしかな技術を持つ必要性とそれを得るための努力が丁寧に描かれ、肩書きや対面ばかりを気にして権勢を振るおうとする医学博士たちの愚かさ(おそらく現実)を知ることになりました。
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小説って
めったに読まない。
でも、
セントレアの本屋さんで、
「ま、読んでみ。」って、
本が訴えかけてきた。
他の本屋さんでは
この本、全く目立たず
ひっそりと置かれていたのに・・・
本との出逢いは面白い。
当麻というお医者さん
よく出来た人です。
野本というお医者さん
かわいそうな人です。
面白いので、あっという間に読んでしまいました。
第6巻まで続くそうです。
第2巻を買ってきました。
今すぐ読みます。
明日もお仕事なのに。
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忘れてた読み終わった。間にたくさん他の本挟まず、一気に読むべきだった。淡々と進む話だけど、日本医療のいい面悪い面が分かるかな。次の五冊に期待。一気に読もう。
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輸血することが許されない少女へのオペは、出血量が増えるたびにドキドキした。
当麻先生の人柄、実力どちらも申し分ない。
憎っくきは野本。
こんなドクターが、日本のどかかの病院に居座っているのかと考えると怖くなる。
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人物描写が実に良い。当麻が肝移植に興味を示した理由がうまく分からなかったけれども、人の気持ちなので分からないこともあるということで。第2巻を早く読みたい。まあ、あるので明日から読みますけど。
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外科医として将来を期待されながら、大学病院から飛び出し国内外へ武者修行の旅に出た当麻鉄彦は、その腕を磨き日本へ帰ってきた。琵琶湖のほとりにある病院の外科医として働くことになった当麻は次々と手術を成功させ病院内での信頼を勝ち取る。その一方で素行に問題があり、当麻をライバル視する外科医が大学病院からやってきて・・・自らの志を胸に、医療現場の最前線で活躍する当麻医師の物語。シリーズ第一作(2010.9.19)
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ひと昔前の医療モノ。映画にもなったんだっけ、。観てみよう~と。
内容(「BOOK」データベースより)
当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。
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主人公の人格がまったく見えてこない。周囲の人間の言葉で当麻医師について多元的に語られてると思いきや、あくまで作者の「理想(妄想?)」としての人物像としてしか表現されないため、奥行きや重みがなく「それらしい雰囲気」のみ。むしろ、悪として描かれる周囲の医師像に対して、作者本人が抱く怒りのような感情の方が生き生きと感じられる。
話に現実的なリアリティを表現したいという気持ちは汲み取れるが、総じて話の捉え方も作者本人の一方的な視点で切り取ったものでしかなく、やはり重みに欠ける。
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全6巻。映画の原作。
どの業界でも、「誰もやっていないことをする」ことの大変さと、信念を貫くことの大切さ、人を育てるということ、などいろいろ考えさせらる。
★印象に残った言葉★
「力のないやつほど、メンツにこだわる」