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孤高のメス・・・大鐘稔彦全6巻を1週間で読んでしまった。
医療ものの作品なのだが、一つ一つの事柄が僕自身にとって全て初めてであり、途中で本をおくタイミングを逃がしてしまう訳なのだ。
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一巻ごとに話が完結していくのかと思ったら、
これ、全六巻なんですね。
先は長いようですが、一巻はまず面白く、一気に読みました。
先が楽しみです。
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全6巻もののスタート。比較的緩やかに展開したけど、やはり手術シーンは結構引き込まれる。事件、事件…って感じじゃないが楽しめる。
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お医者さんの書いた医療小説。平積みになってたので、おもしろいのかなと思って6巻全冊大人買いしたけど、読み始めて、しくじったかも・・・と思い始めた。文体が一昔前にはやった感じでなおかつ、表現も上手とはいいがたい。若手の医者が「カモシカのように跳ねる」って病院の廊下ぴょんぴょん飛んでんの?って笑いそうになったりしました。が、さすがお医者さん、手術シーンが秀逸です。臨場感たっぷり。専門ではないので、もしかしたら、術式も古いのかもしれないですが、そんなんは気にならないし。小説として読むとアラがめだつのですが、お医者さんの話として読むととても興味深く読めます。しかし、敵役がスケベで仕事やる気なくて、傲慢という絵に描いたような敵役で、主人公は男前で仕事ができて、女にもてるがストイックという最近はあんまり漫画でもここまでの類型化はないよという型にはまりっぷり。そんなこんなで、突っ込みつつも一気に一晩で3巻まで読み進めてしまいました。最後まで飽きずに読めるかな?誰かに漫画化もしくは映画化をしてほしいなあ。主演はやっぱ坂口憲二?(って安易だな)って思ったら、漫画→小説→映画になってるらしい。そっか、ちょっと漫画っぽいと思った。すでに堤真一で去年映画になってるんだ。しらんかった。世間にうとすぎでしょうか。そんな話題になったかなあ???
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官僚化し腐敗した病院・医学界の中で患者を救うことのみを考えるアウトローの外科医。脳死肝移植の問題を通して医療の在り方についてフィクションを交えて綴っているが、悪役がベタすぎるのと、脳死の問題も一方的な正義感に思えるが、さすが医者だけあって手術の描写はリアルなエンタメ6巻。単純に面白い。
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映画を観た後、6巻大人買い。(分冊しなくても~~~)
映画とは若干ストーリーは違うが、小説は小説ですばらしい。
人間関係は非常にわかりやすく、大学病院のドロドロ感がでていて
興味深いし、病状やOPの説明は非常に詳しく、さすが医師が手がけている、という感じ。
大学病院で働く医療従事者としては身につまされる内容が多々あり
感情移入しやすい。
さくっと読める。
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この作品は最初「外科医 当麻鉄彦」という漫画をつくり、それを上下2巻の小説にしたものに、その後 加筆して単行本 全6巻にしたものだそうです。
クライマックスから とっても 面白くって一気に読みました。
最後は本当に感動でした。
信念を持って働く当麻医師の周りにはその世界が広がり、みんなに愛されています。
この作品の中にはとても多くのテーマが入っていました。
脳死問題、大学病院の医局体制の問題、地方病院の医師不足の問題、大学間の勢力問題、男女・親子の人間関係 等・・・。
この作品はずっと手元においておきたい作品でした。
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もうひとつの「白い巨塔」といった感じでしょうか? 病床で、こんな素晴らしい先生に出会えることはめったに無いとしても、その逆だったら・・・。そう考えただけで怖くなった。
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症状をみて何か探ってくのは謎解きみたい。当麻医師はできる医者で、読んでてすっきり、分野もいろいろで、おもしろい。
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ブックオフの105円コーナーを眺めていたら、一・二巻があって、何故か、どうせ一巻ごとの連作だろうと思い込み、とりあえず二冊買って、一巻だけ読んでおくか、と思って読み始めたら、六巻でひとつのストーリーなことに気付き、それ以降を早急に五区に渡り、図書館に予約を入れて、何とか読み終えた。
その五区とは、世田谷・目黒・豊島・練馬・板橋で、ちなみに本著は世田谷・豊島に数多くあった。
物語は生体肝移植、病院の学閥、そのジッツ(関連病院と訳すらしい)同士の患者と医者のやり取り、病院内での地位争い(手術下手でも外科の教授になれるなど)、医師と看護婦との恋愛、最も大きな話題は脳死を人の死としない時代での、脳死肝移植。
脳死肝移植は成功するが、主人公当麻はその直後の環境に抗いきれず、台湾の病院へ行く事になるが、この終わり方が夏目漱石の「破戒」のように、問題提起しておきながら、結局解決を見ずに、日本を離れるという意味で似ていると思った。
これだけ話題が有れば長くなるのは当然として、今封切りされている映画は、おそらく一部だけなんだろうなと想像。
話自体は面白かったけれど、例えば「Aさんは好ましく思っている。Bさんは逆だ。Cさんはどちらでもない。」などと、文章がテレビカメラ視線的に書かれていることもあれば、登場人物に視点が固定されている部分もあり、読みにくかった。
それから、縦書きの文庫本で「よーく、考えておいて」などと「ー」を使うのが妙に気になった。
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医療をテーマとした現代小説。医者のドロドロした一面を描きながら対照的に主人公の清らかさを際だたせている。一巻である程度完結すると思いきや、ずっと続いていくようで、そう考えると読み続けるのは辛いかなという気になった。
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BSで同題の映画(ドラマ?)を見たことがきっかけで原作を読んでみた。血を見るのが嫌いな私としてはリアルな描写にちょっと数行読み飛ばしてしまう箇所もあるが^^; 面白いと思う。
シリーズ物のようなので続けて読んでみようと思う。
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手術中の解説がすごく細かいと思ったら、本当の外科医が作者さんだったんですね~ 途中裏表紙をみて気がつきましたw
だからなのか、話の内容としてはよくある流れの物語です。 それだけに非常に読みやすいと思います。
人としても技術的にも超一流のお医者様。それだけに爽快感はあります。
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物語は淡々と進んでいく。
主人公の淡々とした雰囲気に比べ、悪役(?)は妙に
偏ったキャラクター設定。
妙に専門的な描写にかたよってないので読みやすい。
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「孤高のメス 第1巻」
当麻鉄彦は大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で果たして手術は成功するのか。
バチスタシリーズを読んだ後に読みましたが、あのシリーズとは全く違う読み応えがありました。バチスタはチームとしてどう医学界や病気に立ち向かうかという所を描写していましたが、孤高のメスでは主人公当麻を中心としたもの。彼が医学にどのような価値観を持っているのか、医師としてどうありたいのかという部分が明確に書かれています。作品の主人公とはいえ、医師としての姿や考え方には深く感銘を受けました。
また、民間病院ならではの大学病院との関連性がしっかり書かれていました。そんな中当麻医師がどのように立ち振舞うのか気になっていましたが、その姿は人間としての成熟さを感じさせるもの。あんな腕もあり信念もありそして人間として出来ている経験値の高い医師が病院にこれば、その職場の医師達が深い感銘を受けるのも当然です。感銘を受けた若い医師達がさらに真摯に医学に取り組もうとする姿はやはり良いものでした。
それにしても野本を始めとする医師にはどうしても苛立ちを覚えてしまいます。作品内の大学病院と民間病院の関係がもし現実の医療、病院界をもとにしたものだったなら、それはとても悲しいことです・・・。
医師も人間ですから色々あると思いますが、ずれてはいけない部分はずれてはいけないだろう?と思いました。