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面白くかつわかりやすい会計本を書く著者は複数いるけれど、やっぱり小宮さんが一番だろうと思う。小宮氏の場合、会計ではなく経済が専門だから(多分)、会計に関する本であっても、経済全体の中での会計の位置づけを伝えてくれるので有り難い。
本書は、前著の実戦編という位置づけながら、実際には最新の世界経済情勢を理解する為に会計というツールを使用するという姿勢は変わっていない。
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1秒で財務諸表を読む方法の流れをひきつつ
現存の企業のいまを分析している実践編
流し読みしただけ。
時間ができたら読みたい。
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■概要
・経営コンサルタントが企業をみるときのノウハウをまとめた本
・全体的に、リスク面の評価を優先する傾向がある
(経営コンサルティングなので、まずはリスクからというのは妥当と思う)
・個々の項目(指標など)にはあまりsomething newは無い。項目間の連関・シーケンスが本書の付加価値
■レベル(初心者~初級者向け)
・個々の指標の解説などもされており、初心者にもおすすめできる
・財務諸表の項目や主な指標は押さえた、という人が、「じゃあどうやって有機的につなげるの?」というときに読むと非常に良いと思う
・やや大まかな説明の部分もある(自己資本比率の分子の設定とか)
■評価(A-)
・小宮流のシーケンス(視線の動かし方)が本書の最大のバリューである
・「安全性→収益性→成長性」という流れは、個人的な感覚とも一致している (「やばくないか→もうけてるか→伸びるか」)
・ただ、知識面でのsomething newは無かった。
■ここが良い、おもしろい
・安全性指標の優先順位(p.33)
・一般論だけで片付けてはならない(p.48)
業種毎の指標の違いをどう捉えればいいかがわかりやすい
・BSでだまされるポイント(p.62-)
よくある粉飾のポイント整理
・売上原価と製造原価(p.83)
棚卸資産を積み上げて利益改善、というありがちなパターンの解説。わかりやすい。
・売上高は企業の社会でのプレゼンス(p.93)なるほど、だから昔ながらの営業は売上重視なのね
・増収増益の時は、両者の増加率をみる。増収率>増益率ならコスト構造が変わっている(p.108)
言われてみれば確かにそうだ
・コミテッドコスト(p.134)
名前をつけて概念化すると考えやすくなる、という好例。中身は当たり前のこと。
・稼ぐ→財務改善/未来投資/株主還元(p.167)
CFの概念のわかりやすい解説
・FCFの2つの定義(p.188)
わかりやすい
・DCFとEBITDA(P.199)
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会計の基礎を一通り学ぶことができる。
平易な言葉で書かれているので
気軽に読める。
もう少し難しくても良いような気もする。
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いまさらながらに読みました(苦笑)
財務諸表を作る人には全然物足りないと思いますが、ほとんどの人は作る必要はなく、すでにあるものから何かを読み取れればいいわけです。その点から考えると非常にわかりやすく書かれています。
タイトルは釣りですが(笑)安全性分析で最初にチェックする内容は流動比率が100%を超えているかどうかで、それは確かに3秒くらいでチェックできますね。
個人的には、貸借対照表と損益計算書については、さすがに目新しい論点はなかったですが、いい復習になりました。
キャッシュフロー計算書は大の苦手だったので、着眼点を整理できて良かったです。利益とキャッシュフローが違う、ということはわかっていましたが、どう違うのか、あるいは、どういう関係があるのか、はっきりわかったように思います。
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前著の実践編
会社の経営状態を把握するために財務諸表のどこを見ればよいのかを解説した本です。
キャッシュフロー計算書は簿記2級では出てこないのでよい勉強になりました。
(営業キャッシュフローによる「稼ぐ」と投資キャッシュフローと財務キャッシュフローによる「使う」のバランス)
メモ
会社を時間軸で見る
同業他社間での比較
平均値での理解は本質を見誤る
売上-利益=費用の視点からビジネスを見る
前著と同様に貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書
の見方がより具体的な企業名を挙げて紹介されています。
理論だけではなく具体的に分析を上げることでこのシリーズで紹介されている分析方法に
実感を持てると思います。
一度ではすべての見方を習得するのは難しいので自分で企業について調べて分析してみると
よいと思います。
会計関連の理解は簡単には習得できないので複数の著書を見ることでグンと理解度が増すと思います。
(関連分野を30冊読むと一通りマスターできるというのは正しそうです。)
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財務諸表に関連した書籍の中でわかりやすさは群を抜いているし、要点のまとめ方も素晴らしい。特に「経営的観点から財務諸表を読む」ためには最適。パソコンを作れる人が最高の使い手とは限らないように、財務諸表を作れることに精を出さなくともきっちり読みこなす能力を身につければ、経営の立場からすれば問題ない、むしろ読みこなせる人材は少ない。というのが著者の持論。
3部作だが、ここから始めて暇なら1作目を読めばよいと思われる。三作目はそこまでのプライオリティはない。
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『「1秒」で財務諸表を読む方法』の第二弾。基礎知識を使いながら、実際に財務諸表をいかに見ていくかという点にフォーカスされた本。相変わらず分かりやすい。第一弾を読んで、自分に合うと感じた人が、もう少し突っ込んだ内容をかじるのに適していると思う。パナソニック、花王、ユニチャーム、イオン、セブンアンドアイ、トヨタ、GMなどの財務諸表が実際に使われていて興味深い。特に会計知識が必要な職種ではないが、基本的なことは知っておきたいのでとりあえずこのシリーズを通読して見ることにする。
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・会社の実力は「安全性→収益性→成長性」の順に見る
・損益計算書は売上高から各種の費用を引くという構造
じっくり読んで実践すれば財務諸表に強くなること間違いなし。
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とかく会計が苦手な私は、この手の本を何冊か読んだが、難解な単語に何度もつまずき、結局頭に残らず... の繰り返し。
藁をもつかむとまではいかないが、仕事で必要性に迫られていること、同じく小宮氏の書籍である「解決力養成講座」にて会計力も大事!ってのに感化され、この本を手にした。
う〜ん、わかりやすい!
あんまり細かい内容に固執することなく、どう全体把握するか?って部分でとても手助けになった。
【実践編】から手をつけてしまったが、1冊目も読もうと思う。
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財務諸表の基本的な読み方だけでなく、実際の諸表を使って会社の実力や戦略を読み解き方を説明。
こちらは同タイトルの第2弾の本で、第1弾に続けて購入。第1弾がとてもわかりやすくって、これは面白い!と思ってこの本を続けて読んだんだけどどうもページが進まない。。
ということでしばらく積読状態だったんだけど、最近また出してきて読んだらこれまた面白くて今度は一気に読めた。
この本は財務諸表を読むための最低限のポイントと、それを実際に使って企業の財務諸表を見るという2本立て(財務諸表は3種類あるので計6本立て)なんだけど、この読むための基礎編のポイントが、かなり第1弾の本と被ってる!
なので、最初に読んだ時は、あーこれさっきの本で読んだよーっていちいち中だるみしてて読むのが進まなかったのかも。。
積読で程よく知識が抜けた(笑)頃読んだんで面白かったんだな、きっと。
いやー、やっぱり本読むにもタイミングってあるよね。
会計の知識が全く無いって人は1冊目の本のほうがオススメだけど、2冊目から入っても大丈夫じゃないかな。。
知識的なところは最低限に抑えて、実践編に力を置いてるのがいいです。
1冊目でいたく心に残った「経営哲学」の話もこの本にも同じ事がかかれてました。しっかり引用で残しておく。
これから仕事が佳境に入りそうなんで、取り急ぎの作業に追われそうだけど根本はやっぱり経営なのだから、この本から得た事も活用していきたい。
前年度との対比から見てどう推移しているのか
投資の状況はどうなっているのか
抑えるべきコストは何か
売上の評価
まずはこのあたりをしっかりやろう。
あとQが終わったら、全社連結のBS、PL、キャッシュフロー計算書を確認すること。
PLはしょっちゅう作ったり見たりしてるけれど、BSとキャッシュフローは見なくても仕事は回せる。でもPLだけじゃあダメだなーと実感。
自分の会社のくらいしっかり確認しないとね。これは絶対やる。
それから管理会計の本を中心にいくつか読んでみようと思う。財務と税務は今のところあんまり関係はないし、管理会計に絞って、数字を出すだけじゃなくて、今後の方向性を読み取れるくらいの力をつけたい。
取り合えず今年度の重点的にやってくポイントはこれで!
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小宮さんの会計学の1冊。
どこを見れば会社の安全性をみるかなど実践的な説明が続いており使える知識である。
財務諸表でチェックすべきは
①安全性②収益性③成長性であると著者は説く。
私も投資する際はどうしても成長性に目が向きがちなので反省。
あとは小宮氏が推奨するキャッシュフロー経営の話が続く。
キャッシュフローマージン=営業キャッシュフロー/売上高
経験則では7%以上が優良というのが目新しい。
今後も会計の勉強続けていきたい。
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小宮本2冊目は、財務諸表の読み方です。
会社の研修で財務諸表分析を扱ったので、それに被せて読みました。
【実践編】とありますが、読み解く方法だけでなく、重要な言葉は意味も丁寧に説明されているので、僕のような初心者でも割とラクに読み進めることができました。
以下、読み方に関するメモ。
・会社の実力は「安全性→収益性→成長性」の順でみる
・「1秒だけ」貸借対照表を見れるとすれば、真っ先に「流動比率」(基準は120%)
・超短期的な安全性をみるには「手元流動性」を確認
・自己資本比率:固定資産の多い業種は20%以上、流動資産の多い業種は15%以上、10%以下ならどんな業種でも過小資本なので注意
・当座比率は90%以上
・流動比率が120%あっても安心できない業種もある(売掛金が多く、買掛金が少ない:病院など)
・収益性をみる場合は、まずは「売上高が前年比で伸びているか」
・作ったもののうち、売れた分だけが「売上原価」(≠製造原価)
・損益計算書やセグメント情報から戦略や将来性を分析
・「キャッシュフローマージン」は7%以上あれば合格
・「未来投資」=「有形固定資産等の取得による支出」-「有形固定資産等の売却による収入」が「減価償却費」よりも多いかどうか
・「営業キャッシュフロー」のプラスの範囲内で、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローのマイナスをマイナスを賄うのが理想的
・キャッシュフローの実力値=当期純利益+減価償却費
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基本的には、上場企業の財務分析を目的としていると思います。
売上増加とともに棚卸資産の増加もチェック
在庫は売れてはじめて原価になるので、利益とキャッシュのズレの要因になる
という主張は参考になりました。
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「1秒!財務諸表」シリーズの2冊目の実践編です。実際に大企業の財務諸表を見ながら、見るべきポイントを教えてくれます。ただ、読みながら、財務諸表の数値を見ながらなので、読んでいて疲れることと、速読にも不向きかもしれません。