紙の本
スイーツ(笑)本の印象。女性誌のダメな部分を見せられているようだ。
2008/04/30 02:06
15人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:( ^ω^)おっおっおっ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、白河氏の記事は全体的にうさんくさい。彼女が例に出してくるのは、スイーツ(笑)にうけやすい女性誌に登場するような女性ばかりではないのか。
1以前取材で知り合った二十代後半の美人キャリアウーマン→ニートと付き合っている。
2わたしの友人の女性(四十六歳公務員)→遠距離男性とお見合いし、自分の生活を何も変えなくていいならと別居結婚
3友人のセンスのいい女性編集者→「人の選んだインテリアには住めない」
4わたしの友人は三十六歳で結婚。相手は男性はコンピューターオタクでデートは秋葉原。何度かデート後コンピューターを家に来て設定してもらった後、男性が帰ると言ったため、せっかく私がここまでセッティングしたのになんて鈍感なんだとものすごく怒り「もうこれきりだからね」と言うと、ようやく彼はもう会えなくなるとあせりその場でプロポーズ→結婚
5以前、高収入女性と結婚している男性を取材。若い頃奥さんに留学代を出してもらってMBAをとった。
6帰国子女の友人は、イベントに参加してりんご農家にお嫁に行きました。
7知り合いに大手町合コンクラブ(OGC)と呼ばれるほど、合コンしている女性がいますが、四十歳になった今、これだけ合コンしても、周りで合コンで結婚した人は一人もいなかったと言います。三十五歳の現役のキャビンアテンダントの友人も同じことを言っていました。
8海外に住んでいたときに、国際結婚をしている日本人女性たちと友人になり、それがきっかけで多くの人を取材しました。
9ウォールストリートを闊歩するような白人男性との結婚をゴールに、一生懸命活動し、見事ゴールに到達した外資系の女性を取材したことがありますが
10たとえば、イギリスに留学しているときにアジア系の人と出会って結婚して「わたし、ほんとはイギリスの紳士と結婚するはずだったのになんでシンガポールなのかしら」といいながら、シンガポールで幸せな結婚生活を送っている友人もいます。
11五十歳で熟年お見合いパーティに行った女性に聞いたところ「妻を亡くした大学教授と一流会社の取締役の両方にプロポーズされたけどどうしよう?」という具合のモテ方だそうです。
12最近、わたしが知る限りいちばんモテる男性たちが三人、立て続けに四十代で四十代女性と初婚で結婚しました。(←これに関しては残念ながら特殊なケースだと説明)
13この間、四十歳ではじめてお見合いクラブに入りましたという女性と会いました。彼女はとてもすてきな人で、話していてもほんとうに生き生きと魅力的。聞いてみると、まず英語をがんばって外資系の会社に入り、三十台は仕事で海外を行ったり来たり。その後今度は定年まで安定した会社に入ろうと、ちゃんと転職し、仕事も落ち着いて三年経った。そろそろ結婚してもいいかなと思い始めた。最近は毎朝五時に起き、ヨーガをやってから、副業の翻訳の仕事をして、会社に行く。会社で六時までしっかり働いたあとは、ヒンズー語と韓国語の勉強。年末はヨーガ合宿でバリ島に行って、それから韓国、中国大連にも旅行で行くと、まあ非常に充実した人生を送っていました。
14合コンサイトRushにバツイチOKの合コンカテゴリーがあり、バツイチ女性の人気が高いそうです。なぜかというと結婚の現実を知っているから許容度が高い。最近の男性は受身でおとなしいのが多いので許容度が高く精神的に大人なバツイチ女性が、たとえ子供がいても人気が高い。
と適当に本文中からピックアップしてみましたが、これはひどい。傾向としてはスイーツ(笑)が好みそうな言葉が散りばめられています。外資系だとか、ヨガだとか、海外での仕事だとか芸術系のお仕事だとか。成功パターンで飾られています。
国際結婚は日本人同士より離婚が多いなどの情報が書いてあることもあるが、保険会社の契約書のようだwほらここにきちんとネガティブなことも書いてあるでしょうにみたいな。
あとはバツイチ女性の人気が高いだとか、腐女子にカレシや旦那がいるだとか、テレビでもこういうことはさらっと言われてるが、きちんと検証してるのか?ある本には同性圧力(女から女オタへの圧力)からカレシをつくる傾向があるという考えも見たが。
この本は全体的に男がだらしない論に終始している。男がだらしないから女が腰をあげてアプローチしなきゃならんのだと。白河氏は非常に偏ったものの見方をしている。アラフォーのおば様よ、女性誌の主張を鵜呑みにしない方がいい。アラフィフになるぞ。
スイーツ(笑)よ、あんたら仮に結婚しても、女性誌が煽るママカースト制にのめりこんでいくだろうが。ある一定の数の男はメディアの恋愛資本主義から脱却している女性を求めている。意味がわからないかもしれないが。
あと最後に一言、山田氏よ、なぜ女性の年齢別非正規雇用者の割合を出さない?女性が雇用市場に入ってきたといいながら、都合の悪い数字は載せないのか?2007年時点での15~24歳女性の50%は非正規雇用者である。25~34歳までの約42%が非正規雇用者である(既婚女性も含む-未婚女性だけではないので注意)。
一握りのキャリアウーマンを対象に書いてるのかね?
とにかくりんご農家に嫁いだ帰国子女の例が象徴的だが、結婚後のネガティブな部分をほとんど書いてないんである。結婚がゴールだ、さっさと子を産め、そうすれば講演がもっと舞い込むし知名度も上がるだろう的ないやらしさを感じるのだ。それと「ほとんどの人が結婚したいと思っているけどできない」という主張を変な解釈しすぎ。それは理想的な結婚(脳内メルヘンの世界)であればの数字であって、妥協してでも強引に結婚したいか?ならまたちがった数字が出るだろう。山田氏がよく本に書いてただろう。パラサイトシングルで裕福な独身生活をしている女性が、生活レベルを下げてでも結婚できるかどうかだ。この条件の女性に関したら「結婚したいができない」の中に入っちゃうだろ。都合の良いようにいつも使われる。
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「親元離れたいから同棲しようかと思っている」という派遣の女の子がいました。親から独立するというのが、一人暮らしでも結婚でもなく同棲という選択肢であることにびっくり。経済的理由があるとは思うが、おじさんには理解できないが、いまどきはこうなんだと考えさせられた。
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2008/04
自分と同じ考えの人ってたくさんいるのだなぁと思った。途中の結婚情報サービスなどのくわしい説明はいらなかったのでは。
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婚活時代。結婚も就活のように対策が必要になってきたようです。
女性は男を狩にいき、男は女にOKがもらえるように自分を磨く、このような時代になってきたとのこと。そうかもね。
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果たして結婚できるのだろうか。。。危機感を感じた。とりあえず、女の子の多そうな所に行くとでもしようかな。
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やっぱり仕事して結婚して人間として一人前だと思う。あとキャリアウーマンってやっぱり日本全体としてみたら少数派なんで僕は多数派のほうが心理的によいです。まさかキャリアウーマンが多数派になる時代が…??
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いやまあ、確かに結婚が難しくなってるのはわかるけどさ。なんか話が変じゃね?
って感じの感想。
話の内容としては、
最近結婚する人が減ってきてるけど、これって結婚したくても出来ない人が増えてるからだよ。
結婚するためには女の子は男をリードしてあげて、男は身だしなみを整えて、もっと積極的に!
ってもので、指摘自体はわりかしまっとうに聞こえる。
けど前提として「皆結婚したくてもできてないんだよ」
っていうのがあって、そこに激しく違和感。
結婚にメリット感じない人や、そのうちすればいい、くらいに考えてる人についてあんまし述べてないのでは。
本文で「結婚できないのではなくてしない」男性について「もっと『流されて』もいいのでは」って書いてあるけど、何で流された方がいいのか全然書いてない。
用は「結婚へのモチベーション」を提示できてないんですよね。
確かに彼氏彼女がいない人もたくさんいるし、そういう人たちがもっと出会っていけば結婚の数も増えるだろうけど、その後についてもっとメリットを提示できるのでは、と思ったり。
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「婚活」が人間の尊厳を手放すことになりはしないかと恐れる人たちが「当たらないでくだけない」になっているわけで、「婚活必要性」よりも先に「結婚必要性」を説くのに成功しないと、非婚率は高まる一方だと思います。
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ディスカバーは勝間和代さんが売れに売れて波に乗ってますね。何気にディスカバーの社長のブログもRSSしてます。
ブログで見かけて読んでみたのがこの本。普段自分が感じてたことが活字になってる! と思いました。日本人男性って慎み深いというか、、この国にいる限り、結婚は無理かもねー、と思っていたことや、だからといって外国人との恋愛がうまく行くかというと、Cultural differenceというか女性も恋愛に慣れてない分、彼らとの恋愛を成就させ結婚を長続きさせるのは結構 challenging だよなー、とか30代後半から40代の女性が独身で結婚したいって言っている私の周りの状況などなど。日本にそもそも恋愛結婚があったのか、や結婚が嗜好品化しているというのは興味深い考察でした。
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前半は同感、後半は同感できず。
山田昌弘にはほぼ賛成、白河桃子には賛成できない部分が多い。
後半に新しい結婚スタイルの理想が提示されていたことが不満。それでは結局また理想の結婚スタイルを追うことになり、状況は変わらないと思う。
【2008年6月8日読了】
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読もうと思いつつ避けてた話題の一冊(笑)。ついに読んじゃいました。
読後の感想は・・・結婚しない(できない)現状の男女に関する状況把握と時代と共に推移してきた男女の出会いと結婚の流れの変遷のまとめは見事。さもありなんと非常に興味深く読めた。あと経済状況と結婚の関係ね。耳が痛いです。安月給取りじゃ自信持って結婚しようとは言い出しにくいってのはあるものな、愛があるとしても。
ただ、どうにも男女をモノ的に捉えてて、ある条件を与えればくっつくものと考えてるフシが対象世代を見下してるようで非常にむかっ腹が立つ。男女間の恋愛中の心の動きなんて個人個人で違うし分析対象にならないから見えるところで情報集めて仮説を立てるしかないのだろうけど、これを受け入れろと言われてもねえ(笑)。
最後の方は結婚相談とかネットでの出会い系とかの紹介と利用方法マニュアルみたいになってるし、どうもメッセージを向ける世代に優しくないというか国策とかその手の業界向け経済効果を狙ったような作為的な匂いがするとも思った。
概ね客観的事実はこのとおりなんだろうし、読んで発見することはとても多い一冊ですね。襟を正さなきゃ。
ただ現代の若い世代が突然変異的に結婚できなくなったのではなくて、生命は過去から連綿と連鎖してきてるものだからこういう状況に立ち至った原因は少し年上の世代にも間違いなく原因があるわけで、日本人全体の問題として反省して欲しいなとも思うわけ。愛だ、恋だ、だけでなくみんなシビアに社会全体を見て結婚という一大事を決めてるわけだし。それに心ってものの動きを少々置き去りにしてる気もするな。だいたい結婚てそんな打算的なものだろうか?純粋にこの人が好き、この人と一緒に生涯を過ごしたいと思うこと(往々にして幻想でもあるけど)がまた大きな要素でもあると思うんだよな。
・・・まあでも星は4つ付けたい。分析から仮説は見事だと思うので。腹立てても仕方がない。それにしても俺たちの世代はよくよくついてないというかあれこれ問題視されるなあ、と長嘆息(笑)。頼まれなくても結婚するよ(笑)。
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○結婚はもはや生活必需品ではなく嗜好品
○女性達は狩りに出よ、男性達は自分を磨け
◎女は見極めが早すぎて、男はあきらめが早すぎる
○条件を「三つ以内」に絞れない女性はなかなか結婚できない
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先生からお借りしました。この本は・・・恐ろしい。まるで自分のことを言われているかのようだ!
いまや結婚してダンナの稼ぎに身を任せ・・・なんていう専業主婦発想はムリらしい。
「良い結婚したくちゃまず実力つけろ」つまりいい仕事につけってことらしい。
結婚もできない、仕事もない、こんな私は負け犬になる資格すらない!!
恐ろしいー婚活しなきゃー!!
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これは、読んでいて面白いですね。
知り合いに当てはめて考えてみても、「確かに!!」って納得する部分が
結構ありました。まぁ、読んだからどうにかなるか?と言われれば、
「ならない。」とも言えるし「なる。」とも言える曖昧な感じですが、
少しでも興味がある方なら、読んで後悔はしないと思います。
そして本書の要点は、
男 1.待ちの姿勢の王子様
2.恋愛経験値が少ない=ビジュアル重視
3.責任回避
女 1.「ふつうの人」が良い。しかし、現代では「普通」=「希少価値」
2.上昇婚(結婚=経済力UP・・なんだかんだ言いつつね)
3.結局リードされたい。自分より上でいて欲しい
総評 1.男性は超積極的に!恐れるな!怖がるな!挫けるな!!
2.女性は、狩りに行け!待ってても獲物は来ない!!
3.ITを駆使せよ!ネットで出会ってもなんら不思議ではない!
以上です。
そして、最も筆者が言いたいことは「結婚は必需品ではなく、嗜好品である」
って事ですね。つまり、結婚したい人はすれば?したくなければしなくていいじゃん。
お酒やたばこ、車や家、家具と同様で別になくても困らないんじゃないの?的な事です。
また本書で得た有意義な知識は2点あり、
一つ目は「アメリカではネットで出会って結婚が1割強」
二つ目は「フランスは結婚と子孫を残す事は、イコールではない」
です。特にフランスの制度にはとっても驚きました。
ただ、いずれはこうなると思ってますけどね。日本も。
そして、話は戻りますがこうして本書を俯瞰してみると、
男性=弱々しい。 女性=条件が多すぎ。にまとめる事が出来ると思います。
男性諸君!がんばらねばなりません(笑)
そして両者に強い味方が、「合コンセッティング Rush」です。
検索するとすぐ出来てきますから(笑)
※決してRushの回し者ではありません(笑)
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ディスカヴァーということで,若干不安はあったが,結果としてかなり良かった。さすが山田昌弘ということか。結婚における格差論ですが,分析は鋭く説得的。?経済環境の変化,?自己実現意識の高まり,?交際機会の拡大,という3つの視点で,何故結婚できなくなったのかを説明する。男性は経済力とコミュニケーション力が魅力格差になり,女性は要求水準の高さが障害となる。いずれの指摘もなるほどなるほど。しかし,経済力がなくて結婚できないというのは,経済格差がそのまま幸福の格差になるのは(結婚するのが幸福ということが前提だけれど),痛々しいですね。仕事がない→金がない→女が寄ってこない→結婚できない,こんな連鎖は残酷だよね。結婚しないと公言している僕ですが,結婚したくてもできないこの時代でそんなこと言ってたら,本気で一生独身だな。生来天邪鬼なもので,結婚できないのが普通なら,むしろ結婚してやれって気にもなりますが(爆)「女性の婚活の最大のキーワードは,稼げる女性!」には我が意を得たりって気分でした。やっぱ,自立してない女性には魅力を感じないもの。結婚してもいざ上手くいかなくなったとき経済的理由で離婚を選べないのは,どちらにとっても悲劇だしね。自分と同じか,それ以上に稼いでる女性とじゃなきゃ,結婚なんて怖くてできないってのは,割と共感を得られる考え方ではないでしょうか。難しい話はおいといて,とりあえず,さっそく,RUSHに登録してみた(笑