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いやぁ。よく働くなー。
何度読んでもそこに一番感心してしまいます。
なんか違う気はするけれど、働く女子としては潔いと思います。見習えないけど。(2009.4.12.)
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キャリアウーマンのね、苦悩を描いてる。
キャリアウーマンとまでいかずとも、
30代で結婚しないでバリバリ働いてる女子も
かなり共感できる内容だと思うのよ。
外資系化粧品のプレスをやってる主人公の沙美、
仕事を一生懸命こなすことで、恋人とうまくいかなくなって、
仕事のできる上司と不倫関係に陥って、
でも、それは恋愛ではなく仕事の一部のような感じもして、
仕事は充実しているし成果も出てるけど、
なんとなく満たされない毎日で…
化粧品業界の裏側、女社会特有のドロドロとかが、
かなりリアルに描かれててね。
恋と仕事の間の葛藤っつぅの?
う~ん、分かります。
どっちも手に入れたいよね~。
どちらも自信持つことはいいことだけど、
その裏で大切なのは謙虚な心なのではないかなぁ。
がんばろ。
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林真理子苦手と思いつつ…
またつい手に取ってしまった
おやつを食べるみたいにさっくり読めます
雑誌に載ってる商品の裏には
こういう世界が広がっているのかなーと
そっちの好奇心大で読んじゃいました
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林真理子というと、エロいというイメージが
何冊か読んでいたらあったのだけど
この本は、女の戦い!(仕事の)
と恋愛!とが交差している感じで読みやすかった。
バリバリ働く女性のパワフルな行きかたが見える。
恋も仕事も、充実させたい。
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純粋におもしろかった!
化粧品業界とファッション誌との関係がリアルだった。
時代は今よりも少し前のことだが、仕事と恋愛の狭間で揺れるキャリアウーマン像が垣間見れた。
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だれかモデルがいるんじゃない?と思わせるくらい具体的な内容。
化粧品業界は、こんなことになっているのか、と感心してしまいました。
私も、段ボールひと箱分の化粧品が欲しい(笑)
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働く女ってこんなかんじなのか?って思った。友達は結構えぐいって言ってたけど、自分が主人公だったらこんな感じになるのかもしれないと妙に実感がわいて逆におそろしかったし、ワクワクした。仕事と寝ることのできる女なのかもしれない。でもやっぱり仕事を楽しんでいる女性は魅力がある。
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某Lの二次面接に備えて、化粧品という商材について学ぶ。
化粧品業界、泥臭いなぁと思った。
業界や化粧品という商材を考える上でのヒントとなるであるフレーズ
(以下引用)
「コリーヌはいくつもの化粧品会社、化学品会社で構成されるコングロマリットの中核企業なんです。フランスは、ファッションを文化と見なしてますし、ファッションは重要な産業です。ですからこんな風に大きな企業になったんですよ。」
「こんなもんね、原価は一割もせえへんのよ。一万五千円の美容液やったら、まあ原価はせいぜい千四~五百円ってとこやねえ。だけどね、私らの話術と、あんたらのうまいパブリシティで価値は十倍にもなるねんよ。」
「昔からよく言われることやけどね。じゃ、安い化粧品で効果があるかどうかっていうことなんよ。二千円の美容液つけて、女がほんとに綺麗になるかどうかゆうたら違うんとちゃうの?」
「自分は一万五千円のもんつけてる、自分はそれだけの価値がある女だっていう思いが、女を綺麗にするんと違う」
「僕たちは一個のクリームに、七千円、八千円という値段をつけている。どうしてこんな値段になるのか・・・それはね、人に憧れと言う感情を抱かせるためには、やはり必要なことなんですよ。人は低い方向には憧れない。高みへ高みへと憧れていく。そのためには、色々な仕掛けが必要です。僕たちの仕事は、言ってみればこの仕掛けを守ることなのかもしれないな。化粧品って言うのはこの世の中で一番理不尽な商品かも知れない。安くしても多くの女性たちが使えるようにする。そして、それで皆が幸せになれるか、美しくなれるかっていうとやっぱり違うんだ。」
「骨格がしっかりしている欧米の女たちは、生まれた時から美醜がはっきりしている。が、平べったい顔で肌のキレイな日本の女は、自分の顔をキャンバスに見立て、自由に絵を描くことができる。その出来具合、色の加減、線の引き方一つで個性という新しい美を手に入れることが可能なのだ。だから日本の女たちはこれほど化粧品に夢中になっていくのである。」
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林真理子さんの作品の中で好きな類のストーリーでした。
刺激的な仕事、美味しい料理・ワイン、いい男がでてくるあたりなんてアラサー女子の好物ですわ。
同じく外資系企業で働いてる私も共感するとこもあれば、業界が全く違うので知らない世界を知ったり。
あっと言う間に読み終わってしまいました。
他にも色々と林真理子さんの作品はあるんだろうけど、
恋愛色が強すぎていて、しばらくは読まないかもな。
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この小説の見どころは、キャリアウーマンの生き方と、外からは知る由もない化粧品業界の内情。
独身女性が避けては通れない仕事と恋愛という2大テーマ。家庭に入る女、仕事に対してのみ最高のエクスタシーを感じる女…色々な女がいて、それぞれの幸せがあり、不幸せがある。主人公の沙美は後者。仕事には情熱と誇りをもっていて実力も伴っているし、身体の隅々まで磨かれていて容姿端麗な、眩しいくらいの良い女。でも結局結婚で幸せになれないから、ひとところに落ち着くことができない。それが不幸なわけでは決してないけれど、それでも時折、"女"の部分を見せるのがなんともいえずやわで、切なくてリアルでした。女って面白い生き物だな。
また化粧品業界の、なんと華やかで、なんとドロドロしていること! 私は就活をしていた時化粧品業界を志望していましたが、こんなん知りませんでした笑 でも、人を美しくするはずの化粧品のビジネスが、こんなにも人間らしくドロドロした中で動いているのを面白くも感じました。やっぱ化粧品会社、いきたいかも…
私は"仕事と寝ることのできる女"だろうか…そして、利害関係のひしめきあうしがらみの中で生きていけるだろうか。バリバリのキャリアウーマンにひそかに憧れをもつ私に、示唆を与えてくれる本でした。面白かった!
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再読。
すごく面白かった。なのに案外ストーリーを覚えていないものだな。
化粧品業界暴露もの? コスメ好きなら特に楽しめる。
コリーヌ化粧品って、オルラーヌがモデルなのか? ゲラン説もあるみたいだが。
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化粧品業界やマスコミなどの華やかな世界ちは無縁の生活をしているからか、最初は作業的に読むだけだったが、主人公が恋人と結婚するとかしないとか言い出したあたりから、一気に読んだ。
婚約者よりも仕事をとり、そして仕事をする主人公を受け入れてくれる男と恋をし、最後は恋の熟練者である既婚者の男を恋人にする。
終わり方は、面白くない。仕事に生きる女は、子供を産み家族仲良く暮らす幸せは諦めろ、とでも言いたげだ。それが現実かもしれない。では、仕事に生きる幸せを選んだ主人公が幸せそうかといえば、そうとは思えないラストだ。
そうとは思えないのは、私が主人公のようにキャリア30代じゃないからだろうか。
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5月15日読了。広告会社から外資系化粧品会社のPR担当に転職した沙美は、「女を美しくする」企業と仕事の表裏を泳ぎ回る・・・。発表当時「暴露小説では?」と騒がれたほど、この小説の描写にはリアリティがあるらしい。原価千四百~千五百程度の品物が一万円以上の小売価格に化けるという化粧品、「でもね、二千円の化粧品を買って女は美しくなれると思う?」という台詞にぐむうと唸ってしまう・・・。新製品発表パーティを企画するにも、人選・場所・企画などにより「イメージ」を形成することを狂ったように重視するこの業界、私のような唐変木には全く縁のない世界のようだ・・・。
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とても痛快な、お仕事ストーリー。
「プラダを着た悪魔」で主人公がそのまま突き抜けていくとこういう感じになったのではと思う。
林真理子は容赦なく不幸を書くので、こわごわ読み進めたけれども、沙美の仕事とあわせて描かれる恋愛模様も含めて、爽やかな読後感が残った。
生き甲斐のありやなしやの違いか。
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キャリアウーマンなんて言葉じゃなく、がむしゃらに頑張る女の話。
読んでいて、頑張ろうと思えた。
仕事ってこういうもんだ。
頭下げて、失敗して、必死で、まっすぐ向き合う。ただそれだけ。
男女の話もついてくるけど、私には単なるオプションに見えた。
この本は、働くと言う事を教えてくれる。