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2冊続けてゴルフの本を読む。高橋三千綱の「我が人生にゴルフあり」、と、夏坂健の「わが心のゴルフコース」。
僕自身、ゴルフはかなり好きだ。去年の11月頃から、右腕が腱鞘炎風にしびれていて、月に1回も出来なかったのだけれども、それまでは、ほぼ週に1回のペースでプレイしていた。右腕のしびれもほとんど治ったので、来週からは週1回ペースに戻そうと思っている。
僕の住んでいるタイはゴルフをプレイするには、非常に恵まれた場所だ。
日本に比べると、ゴルフ場が近い、値段が安い、予約がとりやすい、等といった実際的な利点の他、たいていのゴルフ場では1人1台のカートで回ることになる、キャディがプレイヤー1人に対して1人つく、午後を中心に1人や2人でのプレイも問題なく予約を入れてくれる、18ホールスルーで回れ日本ほどは混んでいないのでプレイ時間が短くて済む、等、日本に比べるとサービスの習慣が異なり充実している部分も多い。
ゴルフの楽しみは良いスコアを出すことにあるのではなく、ゴルフというとんでもなく面白いゲームを綺麗なコースの中で半日ゆったりと楽しむことそのものにある、と僕は思っている。
というのは、もちろん、負け惜しみである。
平均して100を切れるかどうか、調子がよければ80台で回れることもあるけれども、調子が悪ければ110を叩くこともある。ゴルフに行くと、少しの歓喜とより多くの失望の繰り返しだ。
それでもゴルフは楽しくやめられない。
僕と違って、高橋三千綱も夏坂健もプレイヤーとしての腕前は相当のものだ。
けれども、ゴルフをやりながら、お二人が僕と同じようなことを感じているのは何となく伺える。
失望の繰り返しもゴルフの楽しみの1つだろう。これは負け惜しみではない。