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2015年7月23日読了。セブン・イレブンが開発した様々な商品について、セブンの開発者や関連メーカーへのインタビューを通して取材した本。「おでん部会」は重要エピソードではあるが、「おにぎり」「弁当」「カップめん」などの中の1つに過ぎない。セブンが日本初のコンビニチェーン(セイコーマート、という説もあるが)だから当たり前なのかもしれないが、おにぎりやおでんのような「おふくろの味」を店で売り出したり、競合する関連メーカーを複数社巻き込んで新商品を開発するなど、セブンのやってきたことはまさに業界にとって「革命的」なことであり、さぞ当時は反対する人が社内外に満ち溢れたことだろう…。「売れ筋商品」にラインナップを絞っていくことは「昔ながらの商品」のファンを切り捨てることに他ならないのだが、矛盾を抱えながらも「進化」し続けるのがコンビニの真骨頂というところなのか。