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男女別学はその性差の特徴を生かした学習方法や個性を伸ばすメリットがある。女子校ではリーダーシップを取る機会、男子校では雑事する機会に恵まれる。
やる気にさせるには、目標を持たせること。男子には勉強に興味を持たせること。女子には、具体的な目標、時間を短く、量を増やすなどの目標を持たせる。
読むまでもなく自分の中に男女別学は良いという結論があることに気付いた。但し、女子にとってのよさはわかるが、男子にとってのよさは何か知りたい。
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ですます調で丁寧に書いてあり堅苦しくないので読みやすいです。
男子校や女子校がどんなところか知りたいという方が読んでも、おもしろいと思います。
男女の違いの解説から始まり、男女別学校の進学実績を分析したところまでは、なかなか興味深い話もあって面白かったのですが、後半からは、同じことを何度も繰り返し言っているように感じられました。
私は私立の女子校の生徒ですが、女子校に居て成績が上がったという実感はありません。要は本人のやる気次第だと思います。女子だけの学校だからこそ、陰湿ないじめがあるところもあるし、個人的には女子だけだから楽しい!と確信を持って言うことはできません。私が唯一感じたメリットは、男子がいないから気楽、だということです。
共学が男女別かで悩んでいる方、学校選びは慎重に。
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それぞれの特徴をふまえて指導してもらえるのはいいなと思う。高校の時女子が多い学校に行ったけど、男女混合クラスより女子だけのクラスの時の方が楽しかったな。
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男女別学の学校が東大合格数トップ10のうち9校を占めている現実には驚いた。また男女分離クラスを作っただけで男女一緒のクラスではADHDと診断されていた生徒の成績が向上していることにも驚いた。現在、共学化が進む中で、男子は女子化していくしか学習していく方法がないのかもしれない。子供を中学や高校に入学させるときの参考にしたい。そんな一冊。
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男女の脳の違いなどが巷で聞かれますが、それを学校教育に具体的に当てはめていてわかりやすくまとまっていました。
海外での男女別学の様子なども初見だったので勉強させてもらいました!
客観的なデータが多く、そこから個人的な考察も楽しみました。
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[ 内容 ]
東大生に、女子校・男子校出身者が多いのはなぜか?
言語能力に優れ成熟の早い女子、空間認知能力が高く瞬発力のある男子、男女はそれぞれの特性に応じて、別々に教えたほうが、教育効果が上がるのだ!
本書は、子どもを伸ばす「男女別学」の秘密と家庭や共学校でもできる指導法を公開。
「わが子の教育で後悔したくない」すべての親と、学校の先生に読んでほしい一冊。
[ 目次 ]
はじめに―男女別学は教育効果が高い
第1章 男子と女子は違う
第2章 男女別学の利点
第3章 学力面での効果が高い男女別学
第4章 男女の特性に応じた全人的な教育
第5章 欧米で増えつつある男女別学
第6章 男女の勉強法のヒント
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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自分自身が別学出身なので、タイトルに惹かれて手に取りました。
子どもたちは2人とも公立中学(共学)に進み、高校は共学と別学に分かれました。
女子校に行った娘の学校の居心地の良かった事!
個人の性格もあるでしょうが、別学もいいのではと思います。
最近読んだ本からも、中学時代の異性の意識の仕方はハンパないなあって思うから。
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著者は男女別学推し。
脳のつくりや成長速度の違いからの説明が印象的だった。
共学/別学は結局選ぶ人の好みになるわけだけれども、絶対共学派も読んでみたらいいのではないかと思う。
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本書でも紹介されているが、たとえば東大合格者数の多い高校を眺めみれば、そこには男女別学の高校が多く含まれていることがわかる。それを一つの結果と見れば、男女別学の「教育効果」とやらはなかなかのものだ。とはいえ、本書でその男女別学の「教育効果」とその理由をしっかり示せているかといえば、ちょいと疑問は残る。
全体的に既にある理論・理屈に依ってしまっている感が強い。もちろん、実際に学校への取材も行っているし、中井先生自身、男女別学の教員だったという。しかし、理論に依ることによって、「そうだったのか!」という新たな発見は特になく、よく言われる男女別学の利点をなぞっただけの内容という印象が強い。
そうかと思えば、自身の経験に即した意見も述べてはくれているんですが、そっちは逆に理論面が弱い。「なんでそうなるのか」が述べられていないため、やっぱり物足りない。
いずれにしても、「なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか」についてわかったような、わからないような……といった感じ。ただ、中井先生は「より広い視野での別学教育については研究を始めたばかりです」と仰っていますので、これからの研究に期待ですね!
【目次】
はじめに~男女別学は教育効果が高い~
第一章 男子と女子は違う
第二章 男女別学の利点
第三章 学力面での効果が高い男女別学
第四章 男女の特性に応じた全人的な教育
第五章 欧米で増えつつある男女別学
第六章 男女の勉強法のヒント
おわりに
主要参考・引用文献
おもな取材協力校
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男子校・女子校の優位点を挙げていくというよりは、男女の性差を知り、その差に合わせて教育を考えていくことが重要、というのが一貫した主張であり、それに尽きる感じ。
共学出身者からすると、異性のことしか考えていなかった中高時代を思い出し、別学のよさを感じずにはいられない。
男子のことを女性の先生はわからない場合がある(逆も)、男女間では脳や感情の発達、嗜好などがそもそも違うということを理解して教育に当たる必要がある、など納得感のある話も多い。
《家庭でできる男子の勉強法》
1、「話は目で聞く」〜まずは目と目を合わせる
2、「一時に一事の原則」で短く、簡潔に
3、どうしても伝えたいことは復唱させる
4、興味のある話題を選ぶ
5、できるだけ表情豊かに話す
6、ものを使う
7、絵や図を有効に使う
8、能動的に活動させて、メリハリをつける
9、絵本や物語の読み聞かせをする
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(推薦者コメント)
ジェンダーフリーの時代においても男女別学が残る群馬県の教育について考える材料とするため
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男子と女子とでは、身体も心も成長過程に差がある。だから男子と女子は別にした方がお互いに良いのだそう。
うちの娘は出会いがなくなるから嫌だと言っておりましたが…。
書かれたのが東日本大震災以前なので、細部にズレが生じてきている。時代は変わっているという事か。
12/08/26-91
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私立の小・中学校に20年以上勤務した著者による、男女別学のメリットについて。
著者自身が書いているように、男女共学が悪いと言っている訳ではないけど、男女別学にもたくさん良い所がありますよ、という本。男女で発達の仕方は違うし、それに伴って指導の方法だって自ずと変わるはずだし、進学校だって別学のところの進学実績は良いし、欧米でも別学にするところがありますよ、という話。
言ってみればそれだけで、これ以上の内容がない気がする。中高一貫校の意義を説く日能研の新書は、まだ具体的な学校の情報があって、志望校選びに役立つものではあるが、薄い概念的な説明に終始してしまうこの本は、一体誰が読めば何を得られる本なのか、イマイチよく分からない。(15/04/--)
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女性は言語能力が高い→脳梁が太いから だから国語が得意
男性は空間認知力が高い→情報処理を頭頂葉で行うから(女性は側頭葉)
だから図形問題が得意
女性は聴覚に優れている→ADHDは男性に多い、話しかけ方が大切
男性は動くものが好き、女性はカラフルなものが好き
だから男性は電車や飛行機を女性は人形や花を好む
女性は音韻メモリー、男性は視空間メモリーが発達している
だから女性には言葉での説明、男性には図解での説明がわかりやすい
男性は感情の言語的処理が苦手
だからうまく言葉にできないことも多い
女性は読解力が優れている、男性の方が言うことを聞かない
女性は悩み事を友達に相談するが、男性は一人で解決しようとする
男女別学のメリット
1男女の特性に応じた教育が受けられる
2男女の異なる成長ペースに対応した教育が受けやすい
3異性の目を気にしないで、のびのびと学習に集中しやすい
4女子はリーダーシップを発揮でき、男子は女子任せにしないで雑事もできる
5一生付き合える友達に多く出会える
6教師のサポートを受けやすく模範にしやすい
7学力が向上する