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2011.9.6~10 全2巻読了
柔よく剛を制し小が大を飲み込む痛快な展開、史実も程よくミックスされてリアリティを出している。無能なのぼう様は何故人望を得て大将足りえたのか?人望の醸成は日頃の行い次第であり、無能でも誠心誠意は通ずる、ということか。人間には他人への思いやりを信じる気持ちがある、は現代でも通用する。
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司馬作品以外、歴史小説には、興味がなかったのに、この本は、文庫化したら、読みたいなと思っていた本。
時は、戦国。
兵力僅か一千騎、武州忍城に領民からも、のぼう様(木偶の坊)と呼ばれる城代が存在した。
秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成勢に、対抗できるのか。
幕末がすきで、戦国時代なんて、殿方が、好むものと思っていたのですが、読んでみると続きが気になりました。
歴史小説が、苦手な方にも、楽しんでもらえる本だと思います。
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読みやすく、サクサク読み進めます。が、話し自体は余り深みの無い印象を受けました。
好みかもしれませんが,書き方によってはもっと面白くなったような気もします。
ただ、この、“のぼう”と言う男は何を考えているか読めなくて、魅力的です。
詳細まで描かれている訳ではないので,映画化しても本の方が面白かった・・・というよくあるパターンにはならないのでは無いかと思います。
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初歴史小説!
慣れないから読みづらくてwww
史実とか入れられて余計読みづらくてかなわん!
と思ったけど、後半の展開にグイグイひきよせられて、意味がわからんまま読みきってしまったwww
靱負可愛いよ、靱負。
のぼう様もヤバい。
主要人物がみんな魅力的だな!
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舞台が地元なだけあって(もろ地元にあった城の名前が一カ所だけ出てきたときには、思わずにまりとしたものです。門しか残ってませんが)、ものすごく現場に行きたくなりました。今なら、おもてなし甲冑隊にも会える!
それにしても、主人公?の、のぼうが最後までキャラが掴めない底知れないキャラで、こーゆーキャラもあまりいないな~と。それを取り巻く個性の強い家臣たちが、また良いですね。こう、うまく機能している組織はとても気持ちがいいです。大好きです。
上巻がものすごく良いところで終わったもので下巻下巻!と続きを一気読みしました。それにしても痛快でした。ドタバタなのに、大変な状況なのに、軽口たたき合いながら、うまく回ってるのがすごく好き。
個人的には丹波さんが一番好きです。一番好きなシーンは、握り飯のシーンです。うおおおおおお、惚れる。子供がまた良い事言うんですよ。
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2010/10/9 Amazonより届く
2011/3/3〜3/4
北条家に従う成田家忍城の城代、成田長親は領民たちからでくの坊をもじって「のぼう様」と呼ばれるほど、役立たず。秀吉の小田原攻めに伴い、忍城にも石田三成を大将とする大軍が押し寄せてくる。わずか500の守勢をもって、それに立ち向かう長親たち。
本屋大賞2位で単行本発刊時から注目していた。今年映画化されるとのことで、これは面白そうだ。これまで武将を扱った時代小説は、武将の武勇、智恵、人格の素晴らしさを描くものが多かったが、これは上巻を読む限りまったくちがったタイプの時代小説。下巻も楽しみ。
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戦国時代でも、有名な忍城水攻めが舞台。
上巻は登場する人物たちの紹介や状況などが主になっていて、忍城が戦に突入するまでになっている。
それぞれが面白い人物たちなので、下巻が楽しみ。
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なるほど、それで「のぼう」か。
細部に余計な蘊蓄をごちゃごちゃ入れてないので展開がリズミカルで読みやすいです。
時代劇に似合ういい言葉の選び方する作家さんだと思う。
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「のぼう様」こと成田長親が忍城攻めに来た石田三成軍となぜ戦をすることになったのか?
読み進めて行くとバカ殿様として描かれている「のぼう様」の印象がクルクルと変わって来て、忍城の武将や農民たちと同様に、その人柄にトリコにさせられる。バカなんだけれど、凄く格好良く描かれているのだ。
今なら、好きな戦国武将は誰か?と聞かれると、きっと「のぼう様」と答えてしまう自分がいる。
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とりあえず上巻読了。本の薄さからも想定できるが内容が薄い。まずキャラクターの設定が甘い。そもそも歴史小説というよりファンタジー小説。
最近の歴史ブームに乗ってヒットするであろうことは想定できるが、古本屋に近日山積みされるであろう事も容易に想像できる作品。
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まえから読みたいと思っていた&年長者から進められた小説。司馬遼太郎の影響で、歴史小説の食わず嫌いがなくなってむしろ面白いことが分かったので満を持して?読んでみた。
その結果、とても読みやすくて面白かった!登場人物のキャラが濃いのは司馬同様であるが、人数がほどよくてひとりひとりをきっちりフォローできる。のぼう様はなるほどたしかに新しいリーダーシップ像で、まねすることもかなり難しそうだが、おらおらタイプではなくて周りをうまく使っているということであえて言うなら「項羽と劉邦」の劉邦的なタイプなのかもしれない。三成は戦略面ではかなり稚拙だったが、それでも自分の筋を通すという意味ではすばらしかった。今の世の中、そういうの大切だと思う。2010/10/16
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やっと文庫になりました。話の進み方といい、内容量といい、映画になったら面白そう。犬童一心監督に期待大。
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忍城、一度見学に行ったことあるけど、そんな歴史のある城だとは知らなかった。
登場人物も魅力的だし(敵も味方も)時代物のわりには、ものすごく読みやすかったです。
絶望的な状況ながら、活気があるところがいい。どうひっくり返すのか楽しみ。
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内容はともかく上下1冊に合わせてほしい、という出版社への抗議で★−1。
下巻での舞台装置へ導入するための序盤だけで終わってしまい残念。
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読みやすい時代小説だった。もっとバトルするのかと期待したけど、終盤にかけて盛り下がった気がする。この終わり方がリアルなんですね。