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サッカーの雑誌で能町さんのことを知っていて読みたいと思っていました。能町さんの過去のことを全然知らなかったのでびっくりした思いはありましたが、これはとても面白いというほどではなかったのが正直な感想でした。一緒に買った別の本に期待。
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好きなお笑い芸人が出演するライブで初めて能町さんを知った。
数日後古本屋で彼女の名前を見つけて、手にとってみた。
その本が『オカマだけどOLやってます。』というエッセイで、同姓同名?とその場で検索を掛けたところ、どうやら同じ人らしい。え、あの人って男の人だったの?全然気付かなかったよ?
というわけで買って読んでみた。
2005年からブログにて文章を上げ、2006年に単行本で書籍化。この文庫版が出版された2009年には「チン子」はリフォーム済だったそうで、今はオカマでもOLでもないそうだ。
今までの自分の人生(21年ちょっと)で、そういうセクシャルマイノリティというのか、そういう境遇というか、まあそんな感じの友人・知人が何人かいる。ゲイやらgid、バイ、レズビアン(かもしれない)人。身近な友人は身近、なんとなくな知人はなんとなく、別段ノーマルな人々なんら変わらない関係性を築いていると思っていて。
そういう、なんら変わらないよ、っていう極々自然な感情を、能町さんはフランクなタッチで綴っていて、とても好感が持てる。気取ってなくて、わざと力抜いているわけでもなくて。特別視されがちなgidの、その目を嫌うのもよくわかる。あとイラストが可愛い。
先に能町みね子本人をトークやらで知っていたので、なんだかいつもと逆で、新鮮な感覚でした。
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随分以前に斜め読みしたのを再読。
戸籍も男性のまま、「チン子」もついたまま(笑)女性として会社勤めをし、「リフォーム」(=性転換手術)をするまでの日々を綴ったブログを書籍化した本書。
試行錯誤しながら少しづつ外見がオンナになっていく様子を読み、ボーヴォワールの第二の性を思い出す。
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」
社会的な"ジェンダー"なんて所詮後付けなものだということがよく分かる。
メイクするのが面倒だったりブラジャーに違和感を感じたり、脱いだ服が散らばってるような部屋だったり。
女だからって興味のない人もいる。オカマだから、性同一性障害だから本物の女以上に努力して綺麗にしなきゃいけないなんてナンセンス。
能町さんは自然でいたい、と声高ならぬ声低に綴る。淡々と。そこが彼女の滲み出る魅力でもある。
文章もラジオでの語りも、あるがままの人なんだろうなと。
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同僚に頼まれて図書館より拝借。期限があったのでちらっと読んでみたら最後まで。内容はもちろんおもしろかったですが、この方の文才もあいまって、と、言える作品。
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性同一性障害により、女性になるため性転換手術前にOLまでやってしまった能町さん。
今までの男性としてと、女性として働き始めた両方からの視点が面白い。
2014.6.10
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え、能町さんてオカマだったの?OLだったの?
と驚いて読んだ。
おもしろい。今は正真正銘女性のようだけど、これまでのいきさつがおもしろい。
たいへんだったんじゃないかと思うのに、全然たいへんそうじゃない。
実際たいへんじゃなかったのかもだけど。
ゲイ&ビアンのクラブのくだりがいちばん好きだ。行ってみたい!
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セクシュアルマイノリティの方の書く文章というのは基本的にサバサバしていて読みやすい。性同一性障害でオカマだけどOLやってますという生き方が素晴らしく、交換がもてる。やはり、性同一性障害という事もあるので恋愛・家族や知り合いへのカミングアウトなどいろいろな壁があるんだなと。だが、女から見ても能町氏は立派な女性である。下半身の工事がどうなったのか気になるので他も読まねば。
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手術代のために、このブログを始めたという割り切り方。
そして問題解決後は、それを売りにしないで活動してるところがカッコいいんすわこの人、能町さん。
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これが能町さんのデビュー作かな?
きっと自分の性に違和感があるということは、たくさん悩んで葛藤もあったのではと思うけど、その辺のことを意外とアッサリ書かれていて、読み手としては「それより、OLとして働いてるのかあ。確かに、同じ職場にそういう人がいても、向こうから言われなきゃわかんないかもなあ」とか、そんな気持ちでした。
重い感じに書こうと思えばいくらでも書けそうなテーマですが、もう一回言うけどアッサリ書いているので、とても読みやすかったです。
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興味本位から読み始めたら、あら不思議。
能町さんって本当に魅力的な人だなと思った。
ますますファンになってしまった。
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笑ってはいけないのでしょうが、笑いました、ごめんなさい。だけどすごく考えさせられもする一作。セクマイの人たちにとってこの日本という国は過ごしにくいなあとも思うし。この本買って読んだの5年くらい前ですが、久しぶりにこの人の作品探してみようかなーとちょっと考え中です
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テレビで能町さん見て、この人面白いなぁって調べたら、この本の著者だったとは。正直な感想は、わりと普通じゃん! です
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あくまで個人的なことだけど、能町さんを拝見したことがなく、読んでいる途中で画像検索したのだが、本の内容から見た自分のイメージと違っていて、その後の読み方、感じ方が(良くない方に)変わってしまったのが残念。
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思わず笑って読んでしまった。
あっ、これ分かるってのもたくさんあった。
文字ばかりの本よりも導入としたら良いのかもと思ったり。
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性同一性障害の人 と大枠で括られるのは、嫌だ
という感覚。なんかわかる気がする。
大枠に入れた途端に、個人の差っていうものが無きものになる感じは、する。
あと、オカマの人に、男の気持ちも女の気持ちもわかっていいなっていう(オカマでそういう
こと自分で言う人もいるけど)ことあるけど、それってなんか
違うんじゃない?って思ってて。
この本読んで、男・女の気持ちっていうか、「自分の気持ち」の中に「女の気持ちの部分」や「男の気持ちの部分」ていうのがみんな少なからず混在してるのに、何でその性別のことはその性別であればわかって当然、その逆も然り、みたいなはっきりした物言いになってしまうんだろうってぼんやりした感慨が、はっきり輪郭を持てた気がします。
物心ついた時からはっきり異性になりたかった、っていう人もいれば、あれ?なんかこっちの方が生きやすいって移行していく人もいる。
やっぱ何でも一般化しちゃいかんね。