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本人が「どれも面白い」と言うほどには面白くもない。二人の主人公は魅力的なので、もっと仕事させた方がよかろう。
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安倍晴明の屋敷で、いつものように源博雅が杯を傾けている所へ、橘実之の娘、虫が大好きな露子姫がやってきた。何でも晴明に相談があるというのだ。広沢の遍照寺にいる僧が、眠る前に読経していると、黄金色をした虫が現われるが、朝には消えてしまうらしい。この虫の正体は―。「二百六十二匹の黄金虫」他、全六篇収録。
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「二百六十二匹の黄金虫」
「鬼小槌」
「棗坊主」
「東国より上る人、鬼にあうこと」
「覚」
「播磨童子」
「二百六十二匹の黄金虫」で「むしめづる姫」の露子姫が再登場する。
いつもの感じが読んでいて安心する。
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映画の陰陽師のキャストは本当に素晴らしいと思う。晴明、博雅、道満、あれ以上のキャステイングはないと読み進める度におもいます。
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飽きのこない見事なマンネリズムです。
ほんわかした空気とゾロリとした不気味さがたまりません。
道満さん、いいキャラですね。
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二百六十二匹の黄金虫◆鬼小槌◆棗坊主◆東国より上る人、鬼にあうこと◆覚◆針魔童子
著者:夢枕獏(1951-、小田原市、小説家)
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痴情のもつれがないだと? 読み終わっていの一番の感想がこれです。
散々男女間の問題で鬼に、いう展開を基本に作品が成り立っていたように考えていたので衝撃でした。
考えてみれば、もめ事なんて理不尽、不条理が大多数ですもんね。そう考えれば痴情は三番手。
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陰陽師シリーズ。
一つ目の「黄金虫」の話がとにかく可愛い。露子姫が出てくるとどうしても可愛くなっちゃうのかな。前作を読んで再登場してほしいキャラだったので、早速出てきてくれて嬉しかった。怖いお話もあるけど、時々可愛らしい話が挟まっていて、バランスが絶妙。各話の冒頭でいつもなされる「呪」についての会話も毎回興味深くて唸らせられる。大好きなシリーズになりました。
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安定の面白さ。
あとがきにもあったように、『マンネリをおそれない』これが本当にうまくいってるんだと思った。
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最近、頭をフル回転させながら読む本ばかり読んでいるので、ちょっと息抜きに♪
安定の楽しさ面白さで良いリフレッシュになりました^^
著者があとがきで「いつ、誰がどこから読み始めても、いつもの風景が広がっている」と書いていましたが、この型通りの展開が『陰陽師』の何よりの魅力だと感じます。
どの本を手にとっても、どこのページを開いてもそこには晴明と博雅が仲良く座している・・・
この安心感がいいなと♪
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久しぶりに読んだ陰陽師。やはりいい。
読み進むのがもったいなくて、少しずつよんでしまう。
晴明と博雅のいつもの二人が、京で起こる様々なあやかしの出来事を解決していく・・・と紹介されるのだが、もはや何もアクシデントが起きなくても構わない。二人が庭を眺めながら杯を傾けているシーンだけで十分な気さえしてくる。
お勧めです。
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京都に出張したときに購入しました、陰陽師シリーズ。すらすら読めるし、続きが気になるしで途中でやめられなくなりました。
それにしても毎回登場する清明と博雅の縁側の酒宴シーン、おつまみが美味しそうです。清明の自宅の庭を眺めながらが多いですが、この雰囲気も最高のおつまみだよなー、いいなーと羨ましがってます。
「鬼小槌」。雪見酒を飲みながら、雪について語る博雅。好きだなぁ、この完成。私もこんな風に世界を感じたいなぁ。それにしても鬼達にも一目置かれる道満。すごいねぇ。
「棗坊主」。ちょっと切ない最後でした。うん、でも良かったのかな。
「東国より上る人、鬼にあうこと」。ほらー、だから名前を聞かれてもほいほい名乗っちゃいけないんですよね。みんなうっかり名乗ってますが、自分もいってしまいそうで心配。それにしても追われるのは怖いですね。
「覚」。この方法、清明でないと無理ですよね。私は雑念だらけで頭を無にはできないので、即食われるなと思いました。
「針魔童子」。最初の生命の話。人はいつ死ぬか、か。うん、答えが出ないですね。
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今回はあまり盛り上がるお話が無かった印象。清明が他人の前では博雅に丁寧な口調になるという設定もいきなり出てきた気がする。今までそんなこと無かったような・・・。
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いつも通り、どこかで聞いた話ばかり。(^^;
ま、オーソドックスな奇談が骨格になっていますからね。
キャラクターのやりとりが楽しめれば、それで良しというシリーズじゃないかと思います。(^^;
今回は「棗坊主」が良かったかな。
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シリーズ第7弾。
今回も、「虫愛づる姫君」の露子が登場します。平安時代を舞台にとった小説では、女性たちが現代の小説のようなしかたで活躍することがむずかしいと思うのですが、本書の露子のキャラクターには、そうした制限を越え出ていく痛快さが感じられます。エンターテインメント小説としては、成功といってよいのではないでしょうか。
女性キャラクターは多く登場しないものの、それを補って余りある晴明と博雅の色気を感じさせる会話も、おもしろく読みました。