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紙の本
スローフードの先駆者
2005/12/17 20:21
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:喜八 - この投稿者のレビュー一覧を見る
魚柄仁之助さん。1956年福岡県生まれ。「台所術研究家」として活躍されています。本書『元気食 実践マニュアル155』文春文庫PLUS(2001)のほかにも『うおつか流台所リハビリ術』飛鳥新社(2005)など多数の著書があります。
長髪とヒゲ、かつてのヒッピーのような平和主義者という印象の魚柄さんは、ギタリスト、ペーパーナイフ作家でもあり、かつては自転車店や古道具屋も経営されていました。手がけたビジネスをことごとく成功させている凄腕の起業家でもあります。
魚柄式「台所術」は伝統的な日本食を基本として「1.身体にいい。2.おカネがかからない。3.時間も節約できる」というもの。
高カロリー、高たんぱく、高脂肪、低食物繊維という現代型食生活の危険性には警鐘を鳴らし続けています。
このところ「スローフード運動」が話題になっています。北イタリアの小さな町から世界中に広まりつつあります。単なるアンチ・ファーストフードと誤解されている面もあるようですが、実際には経済効率第一主義のもとに圧迫されている「人間らしさ」を取り戻そうという視野の広さを持つムーブメントです。
魚柄さんは時代を先取りして、日本において独自のスローフード運動を実践されていた人であるといえるでしょう。物静かな印象の外見に反して、内面には現在の日本の食生活への激しい憤りがあるようです。
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