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二歳の幼児が誘拐され、身代金二千万円と引き換えに無事に戻ってくる。二千万円ってとこがミソです。んで、誘拐っていうと、身代金をどう手に入れるかが肝な訳ですが、そのへんは現実的かどうかはさておき、練ってあります。ただ大事なのはそこじゃなくて何故っていうところ。共感できるかどうかは経験値次第。
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主婦の桑島樹奈は、スーパーで買い物中に二歳の娘を誘拐される。身代金とともに様々な場所を引き回された樹奈。犯人との接触はなかったはがだが、実は京都のホテルで身代金は奪われていた。離婚後三歳の息子と暮らすピアニストの奈津子は偶然、現場にいたのだが…。女の中の闇と光を描く傑作心理ミステリー。
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子どもが誘拐され身代金を渡すシーンから始まる。が、話が進むにつれ、偶然が偶然を呼び、一気にラストまで持っていかれた印象。働きながら子どもを育てる母親がたくさん登場します。
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悪気がないからタチが悪い。
分かっていても被害にあった当事者からしたら許せない。
滞りを感じずにはいられませんでした。
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平凡な家庭を襲った不可解な幼女誘拐事件。
警察と母親を欺き振り回し身代金を手に入れた犯人は、数日後幼女を解放した…。
娘をさらわれた母親樹奈の苦悩が主題にくるのかと思いきや、物語はピアノ奏者の奈津子の視点で展開していく。
主な登場人物に女性が多いのはなぜか、一貫して樹奈の愚かさに触れられるのはなぜか…。
すべてが明らかになるラストではっとさせられる。
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読んだきっかけ:上司にもらった。
かかった時間:2/7-2/10(4日くらい)
内容:ミステリ系の賞を多く取っている女性作家(たぶん)、初読。文章読みやすく、物語もそこそこいいと思います。
ただ、最初の身代金受け渡しのあたりはよかったのですが、そこから解決に至る物語がもう一つ物足りなかった。謎を解き明かす過程も「丁寧」にヒントをいれながら、巧く書いていたが、逆に展開を平坦にしているような……気がしました。
第二、第三の事件などがないから、盛り上がらなかったのかもしれません。まあそれも安直ですけど。
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主婦の樹奈の娘が誘拐され、身代金が奪われてしまう。犯人はどんな手を使って身代金を取ったのか、そこが一番気になる所ではあったが、色々な母親が出てきて、子育ての大変さ、子供への愛情などが全編通して描かれている。それが、誘拐事件とどう関わってくるのか?最後には、身代金奪取の方法より、事件の背景にあるものが悲しく、切なく響いてくる。
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評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
主婦の桑島樹奈は、スーパーで買い物中に二歳の娘を誘拐される。身代金とともに様々な場所を引き回された樹奈。犯人との接触はなかったはがだが、実は京都のホテルで身代金は奪われていた。離婚後三歳の息子と暮らすピアニストの奈津子は偶然、現場にいたのだが…。女の中の闇と光を描く傑作心理ミステリー。
個人的に頭が悪いのに気がつかず、偉そうに振る舞っている専業主婦には全く同調も共感もないので、いい気味~くらいの気持ちはあるが、やはり罪の無い子どもを犯罪に巻き込むのはいかんわ。。。復讐はアホな本人にすべき。
しかも、こんなアホな主婦のために社会的に必要な女性が人生を棒に振るのは更にもったいないわ。
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幼い少女の誘拐事件は、少女の帰還によりひとまず決着するが、犯人は捕まらず、支払われた身代金は戻らなかった。犯人はどうやって身代金を手にいれたのか。
明確な探偵役のいないミステリ。なんで犯人を見つけてしまったのか、何故犯人に確認をしたのか、いまいちよくわからなかった。なにがしたかったのか?気持ちはわかると言いたかっただけなのか。復讐したくなるのはわかるが、捕まって動機を世間に告げるべきだったのでは。2005年の作品なので仕方がないが、今ならGPSやたくさんある防犯カメラですぐばれるので、おそらく不可能な方法だな。
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子供がいなくなり、身代金要求の電話がかかり
と誘拐事件の解決へ向けストーリー展開か
と思ったら、なかなか事件の進展はありませんでした
現場にいた人がピックアップされ、その人たちの
ストーリーが展開された
そして終盤にようやく、この人が事件を追いかけるのか
って展開になり・・・
なるほどなと
中盤はちょっとダレそうになりましたが
後半盛り上がり、楽しめました