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紙の本
2000/12/11
2000/12/12 21:15
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投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は1993年に発行された単行本『巨人たちの握手 衝撃のカー・ウォーズ』の文庫版として加筆したものだ。
80年代前半、日米の経済状況が現在とはまさに正反対にあった時代に「強すぎる日本製品」の象徴だった自動車。海外生産拠点を持たなかった国内トップメーカー、トヨタ自動車の米国への輸出は、一企業の問題を超えて日米貿易摩擦にまで発展していた。そうしたなか、経営陣はいかなる力に突き動かされ、ゼネラル・モーターズ(GM)との提携を実現したのか——。
その一部始終を、当時、日本経済新聞社の自動車産業担当記者だった著者は克明に描き出している。大宅壮一ノンフィクション賞受賞歴を持つその力量について、作家の佐々木譲氏は「圧倒的な臨場感で迫る力作ノンフィクション」「スパイ小説かサスペンス小説の趣もある」と解説で称賛している。
20年前の出来事だが、そこには今日の自動車業界国際再編劇の原点を垣間見られる。著者は、「トヨタ、国際企業への道」と題した書き下ろしを加えており、国内ではライバル不在となったトヨタだが、21世紀、海外の巨大メーカーと対峙する日が来ると示唆している。
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