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連作短編かと思ってたらそうじゃなかった。
町人もの。
終わり方がどれもすぱっとしててきれいだった。
「寒い灯」「冬の日」「花のあと」がお気に入り。
短編はラストでぐっと盛り上がるのがいいです。
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祖母の花の季節も終ったせいであろうかの。
祖母はそれっきり、花見には行かなんだ。
(鬼ごっこ/雪間草/寒い灯/疑惑/旅の誘い/冬の日/悪癖/花のあと)
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江戸の町人や武家が主人公の短編集。表題作の「花のあと」が一番面白かった。昔、剣で鳴らした婆が娘時代の淡い恋を孫に語る話。20120130
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祖母に薦められて読んだ本の一つ。
私は表題作の「花のあと」がお気に入り!後味が、サッパリとしていて、、清々しかった。
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映画化された表題作「花のあと」と「雪間草」の女の強さ、「鬼ごっこ」「疑惑」はミステリー仕立て、「旅の誘い」は広重もの、藤沢さんの特技を存分に味わえる短編集。中でも「冬の日」こういう短編に出会うといい一日だったと思える。
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そろそろ藤沢周平でも読んでみましょう、と手に取った一冊。映画化している、という単純な理由で。おもしろかった。けど、2ヶ月経った今、1つのお話くらいしか覚えていない。
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藤沢周平を、というか時代小説的なものを初めて読んだ。『のぼうの城』は違うよね?あれはね、そうだよね?
表題作の「花のあと」は映画化されてますね。北川景子ですね。いいですね(^^)てっきり長編だと思ってたので、短編集だったのが意外だったけど、さほど時間かからず読めました。
「花のあと」。これはいいですね。でも、「雪間草」がいちばんだったり。
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表題作は映画化されているのですね・・・
見ないと思うけど。
時代ものに限らず、好きな小説が映画化されるのは好きではない。
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面白かった。自分のこの年齢にしてこの作家初読み。司馬さんの作品を貪り読んでいた若い頃に知りえた作家ではあったけれど、自身の歴史好き故司馬さんの作品に登場する「歴史上の人物」に夢中になって、ついつい手を伸ばすことなく時を過ごしてきたのかなと。遅ればせながらこの作家に出会えてよかったとしみじみ。最近読んだ葉室麟作品「蜩ノ記」「秋月記」や真保裕一作品「猫背の虎動乱始末」の源流を垣間見たような、そんな新鮮な気分。
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娘ざかりを剣の道に生きたある武家の娘。色白で細面、けして醜女ではないのだが父に似て口がいささか大きすぎる。そんな以登女にもほのかに想いをよせる男がいた。部屋住みながら道場随一の遣い手江口孫四郎である。老女の昔語りとして端正にえがかれる異色の表題武家物語のほか、この作家円熟期の秀作7篇。
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女性が主人公の8つの短編集。
あいかわらず風景の描写が美しい♪自分もそこにいて、風や匂いまで感じる・・そんな気すらしてきます。
個人的には、表題の「花のあと」もいいけれど、「雪間草」に出てくる尼僧
松仙の生き方が潔くて、凛としていて好きです。
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短編集。ほくほくしたいときにおすすめ。不器用な(いわゆる日本人っぽい)男気に溢れた男と、一歩引いた大和撫子らしいけれど芯の通った女性の話。
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短編集はそんなに得意じゃないけど、これも読み始めはあんまりノッてなかったけど、
この小説の時代に同化しだしたら、やっぱりおもしろかった。
毎度毎度の清々しい読後感。
旅の誘い、悪癖、そして表題作の花のあと、が良かった。
それにしても、藤沢さんのかく女性はなんとも色っぽくそそられます。きれいなひともそうでないひとも。
官能小説かいたらえらいことなりそう。
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表題「花のあと」の映画をみて、それから本を手にとりました。
時代小説にはあまり馴染みがなかったが、この本は読みやすかった。
「花のあと」よりも「雪間草」のほうがよかった。
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娘ざかりを剣の道に生きたある武家の娘。色白で細面、けして醜女ではないのだが父に似て口がいささか大きすぎる。そんな以登女にもほのかに想いをよせる男がいた。部屋住みながら道場随一の遣い手江口孫四郎である。老女の昔語りとして端正にえがかれる異色の表題武家物語のほか、この作家円熟期の秀作7篇。
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表題作のほか、「鬼ごっこ」 「雪間草」 「寒い灯」 「疑惑」 「旅の誘い」 「冬の日」 「悪癖」
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実は著者作品初読みである。移動の車中で読むために文庫を借りてみたのである。なんとなく手が出ずにこれまできて、作品数の多さになおさら手をつけられずにいたので、ちょうどよい機会だった。
町人が主人公のものあり、武家が主人公のものあり、それぞれだが、どちらにしても人情の機微と、背景の描写が濃やかで魅力的である。ことに女性の心の動きの細やかさがリアルで驚かされる。時代物でありながら、現代にも通ずるところがたくさんある一冊である。