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とにかくこの小説はやばい!
徹夜必至!
みたいな感じで書かれていたから買ってみた。
気付いたけど僕はもうエンタメ小説を読めない。
っていうか面白いと思わなくなってしまった。
それなりには「おもしろい」小説だが、僕の需要とマッチすることは無い小説であった。
サヨナラ、エンタメ小説。
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『イニシエーション・ラブ』より驚けますって帯に書いてあったから、つい(?)買ってしまった。終盤まではほんと面白い!って思って、先が気になるし、ぐいぐい読んだけれど…期待しすぎたかな、最後はなんだか拍子抜け。そうかぁ、その終わりかたかぁ…みたいな。
でも面白かったし、途中でやめられません、みたいな謳い文句も嘘ではないと思う。しかしながらすっきり感に欠ける気がするんだよね。。
話に出てくる『リプライ』と『そして誰もいなくなった』を読んでみたいです。
(08/03/10)
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『イニシエーションラブ』で「あっ」と驚くラストを見せてくれた乾くるみ氏の作品です。
かなり、読み応えあり。
ある日、大学4年生の主人公、毛利圭介の元に1本の電話が…。
「今から約1時間後の午後5時45分に、地震が起きます」。
そして1時間に、本当に地震が起きた!
その男は「私はこれから起こるできごとをすでに体験している。あなたにもぜひ、リピートに参加してほしい」と告げた。
リピートとは、今までの記憶は持ったまま、過去のある地点の自分の肉体に意識が戻るというもの。
戻るのは10ヶ月前の自分。
ただし、タイムスリップと違っているのは、ある時点で今の自分に戻ることができない点。
10ヵ月後に戻り、その後の人生はそのまま続いていくのだ。
後日、招待者の風間と風間に誘われたメンバー9人は事前に会うことになる。
「説明会」である。
すでに結果がわかっている競馬で大金を稼いだり、仕事上のトラブルを防いだりと、風間の説明はいいことづくめだが、メンバーの大半は半信半疑でもある。
結局、風間を含めた10人は、過去へ旅立った。
果たして、10ヶ月後の自分に戻った毛利が最初にしたことは、後に手ひどく罵った挙句自分を振った当時の恋人由子と穏便に、自分から別れることだった。
最初の予定通りに競馬で儲けて経済も潤った。
メンバーの一人鮎美と付き合うことにもなった。
万事がうまくいっているかに見えたが、メンバーが次々と死んでいく。
犯人は誰なのか、そして、その後の人生は?
暗雲たちこめていく感じがハラハラどきどきです。
そして、風間の本当の狙いはなんだったのか。
期待どおり膝を打つ感じでしたが、ラストに向けて、どんどん駆け足になっていっているような印象も。
しかし、この人の人間観察眼および恋愛観ってかなりシニカルだな。
その分、妙にリアルだ。
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「リプレイ」+「そして誰もいなくなった」の衝撃!(文庫帯より)
「リピート」―それは、現在の記憶を保ったまま過去の自分に戻って人生をやり直す時間旅行のこと。ある日主人公のもとにかかってきた一本の電話。男が言うには、人生を10か月だけやり直すことができるという。様々な思惑を胸にこの「リピート」に臨んだ十人の男女が、次々と謎の死を迎えてゆき…
「リプレイ」(ケン・グリムウッド)や「スキップ」(北村薫)が好きでこの作品に手を出した人は、少なからず期待はずれの部分があるのでは。
なぜなら、主人公をはじめとして、みんな利己的だから。
前半の、時間旅行へ臨む前の比較的安穏とした空気が、後半になるにつれてすこしずつ変化していく。人間なら誰しも持っているエゴの部分が見え隠れして、ときには目の前に突きつけられる。
ただ登場人物のその自己中心的で嫌らしい部分が、妙にリアルで、嫌悪しつつどこか共感してしまって、そういう自分に気づかされるのが怖くて蓋をしてしまいたい衝動にかられるというか。
あと、一度体験しているはずの過去が、まったく別の方向へ転がっていくのをただ見守るしかできない、あのヒヤリとしたかんじもリアル。「リピート」できることが本当に幸福なのか?
ああ、乾くるみのおそろしさ。
ミステリとしては、終盤に向かって加速しつつ、すとんと結末に落ち着いたので最後まで一気に読めました。
物足りなさを感じつつも、実はラストには驚かされたりもして、結局は面白い小説だったということです。
タロットシリーズなのでおなじみ天童が出てきます。
彼を知っている方なら、パラレルワールドのひとつとしても楽しめるでしょう。
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続けて乾さんの作品。
あまり書きすぎるとネタバレになるので控えますが、こちらはSFチックで、『イニシエーション・ラブ』と比べるとやや現実味がない気もします。
驚きでいえば、『イニシエーション・ラブ』のほうがあたしは好きかなぁ。
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イニシエーションラブから、乾さんにはまりかけ、2作目として読みましたが、駄目でした。なんだか、すじが荒い気がします。それなりのページ数があり、なんだか疲れただけでした。この作品、2度目、読むことはない気がします。
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ありがちなタイムトラベル的な小説でありながら、そこにミステリ的要素を入れてきたのが興味深い。
作中で鮎美も口にしていたが、いわゆる「R9」の世界から「R10」の世界に意識を飛ばしたとして、そのあとのR9での世界での意識はどうなるのか、というのが最後まで理解できなかった。
パラレルワールド的な世界だと解釈していたからだろうか?
それにしてもQ&Aにしろリピートにしろ、「自分たちよりも高位の存在」を匂わせる小説を連続で読んでしまった。
小説自体は癖のない読みやすい文体だし、テーマの面白さもあってどんどん先を読ませる。
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例えば今過去に戻れたら?
そしたら「今」の私はどうなるの?
もしかしたら世界はひとつなんかじゃなくて、もしかしたら私はひとりなんかじゃなくて、別の道を選んだ私がまだいるんじゃないのかなんて。
それでも行き着く先は同じなのかな。
私の、根本にある運命論。
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『リプレイ』(kグリムウッド)と『そして誰も居なくなった』アガサ・クリスティを足して2で割って、5倍くらい面白くした本。
連続殺人事件の「オチ」は見事!
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話が気になってどんどん読めたけど
だんだん読み進むごとに気持ちが暗くなってって
あんまり心に残らない話でしたo
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【new room】前作の期待から読んでみたんだけど、読んでる最中、何度も読み始めたことを後悔しました。というのも、私はサスペンス物が苦手なのに、この本では人が沢山死ぬから。そういう意味で、少し期待外れだったとも言えるかもしれない。それでも最後まで読んだのは、単純に段々面白くなったから、っていう理由だけど。でも最後はあんまり気に入らなかったな〜。私の望む終わりではなかったわ。それに、前作ほどの驚きもなかったしね。もっとハッピーなお話が好きです、私は。
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タイムトラベルもののミステリー小説
現在の記憶を持ったまま10ヶ月程前に戻って人生をやり直せる。希望を抱いて過去に戻った10人だが1人ずつ殺されていく。いったい何がおこっているのか?
ケン・グリムウッドの「リプレイ」とアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を足した感じ。
はたして一連の事件の真相は?
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イニシエーション・ラブみたいな衝撃はなし
でも展開とかスピード感はすごいと思う
なんかタネわかるまで こわかったー
夜ひとりで読むのこわかったもん
えええ だれだれ?誰がやってんのって 笑
後味わるいっていうけど
これはこれでいいんじゃないかなー
後味わるいのもねらいでしょ
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「10ヶ月前に戻ってそこからやり直ししませんか?」
電話で誘いを受けた主人公は、同じように集められた9人と
リピートの旅に乗り出す。
しかし、リピート後の世界で仲間がどんどん死んでいく。
何故仲間が死んでいくのか?主人公は無事次のリピートを
果たせるのか?
後半のスピード感はいいけど、
前半は多少だらだら。
魅力のあるキャラは天童くらい。
主人公がチャラ男の勘違いヤローなので
感情移入出来ない。
でもストーリー展開は引きつけるものがあるので
一気に読める。面白いと言えば面白いかな・・
ラスト読後感悪し。
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もし、現在の記憶を持ったまま十ヶ月前の自分に戻れるとしたら?
この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。
ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて・・・・・。
あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、
『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。