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犯人5人対警官1,500人。これが中国で起きてたら、確実に犯人全員殺されてる。犯人5人対特殊部隊5人、というコストパフォーマンスの良い結果になったと思う。多分ペルーなんかでも。でも、日本ではこういった事件には警察があたるし、そのために機動隊がある。あくまで検挙が目的だから、こんな途方無い非効率な結果に見える。けどそれがこの日本って国のくそったれで馬鹿馬鹿しくありながら、甘っちょろいけど素晴らしい部分だよ。 / けど学生達の投石にしたって、警官が発砲してこない事が分ってるから出来る、甘えがあるから出来てたんだと思う。だからこの事件の犯人達も、殺されないって思ってたんじゃないか、とか考えたけど、総括なんつって平気で仲間をリンチして殺すような連中だから、その辺の覚悟だけは出来てたのかも知れないな。 / 犯人の1人の板東が今でも超法規的措置で国外に出されてそのままだってのは劇的。今の日本から見たら隔世の感だ。俺が生まれてからの日本なんて、バブルがあってサリンと地震があっただけに見える。うーん、激動の時代だったんだなぁと感慨を覚える。 / 鉄球、あれ本当に効果的なんだろうか。うーん。良くわからない。
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前半、自分自慢が鼻につく。中盤、過去の警備実施の話しは少々面白い。警察庁批判が強くなってくる。ラスト、やっぱり自分自慢は止まらない。
結論、「小説」ではないんだなぁ。しょうがないか「ノンフィクション」だし。でも、作者の偏った主張が強い分「エッセイ」もしくは「ポジティブな私小説」の方がいいかも。
映画の方がおもしろい!めずらしいなぁ。
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長野県軽井沢で起こった連合赤軍による
山荘篭城事件の警視庁側の全容を書いた
佐々淳行さんの本。
当時の佐々淳行さんの役職は
警察庁所属の
警備局付警務局監察官と言う
異例の階級だった。
これは当時の直属の上司:後藤田さんによって
つけられた階級で前例も後例もない
『その時限りの身分』でした。
警視庁の幕僚団の一人として
安田講堂事件から警備面に関わっていた
危機管理の前線指揮官として
後藤田さんの『ちょっと行って指揮してこいや』
で行く事になった事案。
ホームグラウンドで無い他県の事件、
初めての銃撃戦、警視庁と長野県警の御互いの意地と誇りなど
色んな物が衝突し、対立し合い、
事件は犯人篭城だけに限らず
現地警官の中でも苦戦を強いられます。
この本はあくまでも
佐々さん・警視庁側からの観点であり
マスコミ側・長野県警側からの視点は書かれていません。
故、若干の語弊があったりもする文面がありますが
事件の全容、悲劇、結末を知るには十分かと思います。
殉職警官が2名出ている事件だけあり
あまりユーモアのある出来事等は
軽率には書かれていませんが
一人の人質の命最優先の為に
生きてると信じて奮闘した
1635名の警察官へ
賞賛を送れる気持ちになれる
熱い男達の歴史の一幕です。
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参考資料にしようと思って購入したのだが、あまり参考にならず。貴重な体験談とは思うのだが、如何せん「俺が俺が」といったところが目について、どこまで信頼できたものか。
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史上最悪の人質立て篭もり事件と言われている”あさま山荘事件”で警察側の現場指揮官だった佐々氏の回顧録。関連知識や細かいエピソードが盛りだくさん、しかも織り交ぜ方が絶妙で映画とはまた違った楽しみ方ができる。
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作者の自分自慢などの評価もたしかにうなずける内容ですが、実際の事件発生から解決まで、その場にいらした張本人(警察側)なので、内容に圧倒される。
映画見て、原作読みたくなった。
ただ関係ないけど、邦画ってどうしてあぁセリフが聞き取りづらいんだろうね。
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あまり事件事態の深い所を知らないので、知りたいと思って読みました。
本の数十年前の日本で、過激な学生運動が起こったことが現代を生きる自分には信じられない。
今、そういう運動が起こっても自分は間違いなく参加などしない。
現代人はほとんどそうなんだろう。
ただ、当時の多くの学生達を駆り立てたものはなんだったんだろうかと思う。
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借りてた本を2年越しで読む。
有名なあさま山荘事件を警察側からの視点で書いたもの。
想像していたよりも面白かった。
連合赤軍とかその時代の歴史に関しても勉強になる。
壮絶な現場の描写は、その場にいた人にしか描けない臨場感があり
当時の現場の混乱ぷりが生々しい。
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東大落城も興味深かったが、こちにも相当生々しい。
歴史を風化させてはいけないのだと思う。
亀井静香氏も登場。三島事件や学園紛争時の状況も回顧されていて、この時代の出来事が封じ込められている。
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読みやすくて良かった。文章が明瞭簡潔でわかりやすいんだよね。美化しすぎじゃね?と思わないでもないですが、それほど自分のやってきたことに自信と自負と誇りがあるんだろうね。それも当然か。そうでなければ人の命を預かれないもんね。
がくせいたちが何を考えてこんなことをしたのかも気になるんで、そっち視点の浅間山荘も読んでみたい。たぶん理解は出来ないんだろうけど。
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著者自身の個人的な回想、内輪話、ちょっとした自慢話(?)が多すぎて、話が横道にばかりそれて読みづらい。モーレツ社員のおじさんの回顧録になってしまっているように思えた。
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あさま山荘事件を警察の観点から実際に起こった事を刻銘に記載している。
どんな武器を使ったとか、県警と警察庁の確執、そして赤軍の所業等。
警察の目線から書いたらこんな感じなんかなーって思った。
赤軍の目線からもこの事件を見てみたいと思った。
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連合赤軍あさま山荘事件を警察側の視点から描いた作品。ちょっと美化しすぎかな?と思うところもありましたが、面白く読めるのは間違いありません。
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佐々氏の武勇伝的嫌いはありますが、一度は読んでおいたほうが良いと思う1冊。
「あさま山荘」事件に至る経緯について知ることができた。今まで「連合赤軍」と言われてもいまいちピンとこなかったので…
警察内の所属や個人名がこれでもかというほど出てきますが、これが小説ではない実際の捜査なのかな、と。
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おもしろく読めた。文章にところどころ「ユーモア」があるという感じ。警察側、マスコミ側からの視点のものを読んだことがなかったので、官僚体制含め興味深かった。犯人も警察も世界をよくしようという目的というか動機というかの元に行動しているのに、どうして血が流されなくてはならないのかと思う。まあ、思想実践の方法と信条の違いなのだろうけれど。