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先日紀伊国屋書店に行って驚いた。クレヨン王国シリーズが十二か月と花ウサギ、新十二か月しか置いてない。
実家にて遥か昔以来の再読。
冒頭の太陽のお話が秀逸。どのお話もシュール。
心につーんときたのは算数の本のなみだ。
全編に渡って現在では問題になる表現がちらほら。
売れ行きの問題もあるけど、こういうことも影響してるのかなぁ。
でも本当にいい作品はいつ読んでも素晴らしい。
私はクレヨン王国に育ててもらいました。
胸をはって言える。そんな作品。
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クレヨン王国シリーズ第7作目です。お日様の7つのなみだがクレヨン王国に届いて、それぞれお話になったという7づくしの作品です。
7つのお話ですが、どれもいいです。読み返す前もどれも記憶にしっかり残っていました。
子どもの頃、教科書に落書きしたり、遊ばなくなった人形を捨てたりしませんでしたか?「算数の本のなみだ」や「人形のなみだ」はそんな思い出を掘り起こしてくれるでしょう。
泣きたいときにおすすめの一冊です。
詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120704/1341373824
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大人になってから初読の本書。いろんな種類の“なみだ”が流れる短編集。どれもグッとくるお話ばかり。赤信号のなみだは、小学生にはまだ理解できないかも。かかし、算数の本、植木ばち、ヤマザクラがお気に入り。悲しいとき以外にも涙は流れることは、子どもにはピンとこないことが多いと思うので、本書も子どもの頃に読んでいたかった作品。
クレヨン王国シリーズを読むと、壊してしまった自然を再生するのにどのくらいの歳月がかかるか等色々想像するが、まち育ち・虫嫌いのひ弱な私は空想の中でしか自然と触れ合えない駄目な大人だと痛感する。
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未読だったクレヨン王国の1冊。大人になってから読んだけど、子供の頃に読んでおきたかったなと思いました。どのお話も心に残る素敵な話ですが、植木鉢のちとるの話が一番好きです。イラストもかわいいし、中古本でしか手に入らなかったのが残念。
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どの話も切なく、胸に残るものがあって、忘れた頃に読み返したい作品となった。
特に、カカシのなみだ、植木ばちのなみだがすきだが、赤信号のなみだは終わり方が特に報われず、児童小説にしてはなかなかだなと思った。