投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
獄医立花登手控えの第三弾。
この第三弾では、自らやっかいごとに首をつっこんで解決してゆくようなる登。医者としての性分か、正義感か。ものごとをうやむやにできない性格なのか。
おちえとの仲も進展あり。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
シリーズ物を途中から読んだのだが,まあ面白い。主人公がちょっとスーパーマン的ではあるが,味わいがある。
2012/07/28図書館から借用;直ぐに読み始め;途中中断しながら08/03読了
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
第1巻第2巻に続き、第3巻を14年ぶりに再読し、獄医立花登の世界にどっぷりとつかってしまっている(笑)
囚人の頼みごとを聞きながら、様々な事件に遭遇する主人公は、時には清濁併せのみ、人情味あふれる解決をする。
牢獄及びそこに収監されている犯罪者の話が中心のため、ともすれば暗い話となるところを、寄宿先のおじの家での出来事やユーモラスなやりとりが、このシリーズを魅力的にしている。
従妹のおちえとの関係もますます進展しそうで、最終巻でふたりは結局どうなるのか、すっかり忘れてしまっているので、再読しなくては。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
獄医シリーズの第3弾。
1、2巻はさほど印象に残るシーンもなく読み終えてしまったが、この巻はなんともいえない切なさが感じられた。
罪人となってしまった人々の悲哀が胸に迫る。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
娘の病を治したお礼にと、登に未解決事件の情報を教えてくれた男が牢の中で殺された。大胆な殺しの後、ゆうゆうと出牢した犯人を追い、登は江戸の町を駆ける―。家では肩身の狭い居候だが、悪事には敢然と立ち向かう若き牢医師・立花登が、得意の柔術と推理で事件を解き明かす。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
獄医立花登手控えシリーズ第3巻。《奈落のおあき》従姉妹ちえのグレ仲間で登に好意を寄せていたおあきをたどる編、《白い骨》入牢中の鋳かけ屋嘉吉が、登に頼んだ娘の重病を治してもらったお礼にと、未解決の3年前の1家7人殺しの情報をもらしたのだが、その直後牢の中で巧みに殺されてしまい登は、犯人を追って江戸の町を駆けることになるのだが…。叔父の代理を勤めさせられ世話になる叔父一家に不満を持っていた登が、心身共に十分に成長し起倒流の柔術の技と冴える推理で、捕り物に人情とミステリを上手く絡める次巻で完結は残念。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
1982年に、NHKで、放映されていたなんて、知らなかった。
やはり、藤沢周平氏の本は、面白い。
獄医 立花登が、得意の柔術と、少しのお節介の人情味のある人柄が、事件を解いて行く。
家では、肩身狭い居候で、叔母にこきつかわれる所が、強い腕を持った主人公の良さを引き立て、面白さを増しているのだろう。
昔、藤沢周平に傾倒した自分が、よみがえって、又読みたくなった小説であった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
さあ3作目。かなりこなれて来た感じ。おちかといい雰囲気やんか! あと1冊でどうまとめるのか楽しみ ^_^
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
娘の病を治したお礼にと、登に未解決事件の情報を教えてくれた男が牢の中で殺された。大胆な殺しの後、ゆうゆうと出牢した犯人を追い、登は江戸の町を駆ける―。家では肩身の狭い居候だが、悪事には敢然と立ち向かう若き牢医師・立花登が、得意の柔術と推理で事件を解き明かす。大人気時代連作第三弾。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
1、2巻に比べるとちょっとまとまり過ぎて
事件のインパクトに欠ける気がするが
立花登の益々活動的な事件への探求心は
中々爽快で事件の哀れさも少し薄まる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
主人公が江戸時代の牢獄医という設定から、暗くて陰惨な話が中心だろうとイメージしていたが、読後感はカラッとして明るい。
おもわずニヤッとするやりとりがたくさん出てくる。
この設定から、こういう楽しい読物を創り出すのは、作者の力量というほかない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「獄医立花登手控えシリーズ」全四巻の第三巻です。
起承転結に当てはめれば「転」のはずですが、むしろ少々中だるみ感が有ります。
不良娘だった従姉妹のおちえもすっかり大人しく、悪く言えば平凡になり、口煩かった叔母も登に頼る事が多くなって、そのぶん登を大切にするようになって、なんだか淋しい(笑)。登の身辺が波立たなくなると、どうしても捕物要素頼りになってしまいます。
代わってと言えば変ですが、おちえの友達が活躍。「片割れ」ではおちえの最近の友・おちかのとんでもない悪相の亭主が捕物を惑わせ、「奈落のおあき」では昔の友で登に懸想するおあきの転落が描かれます。
とは言え、単純明快な捕物に仕立てること無く、そこに僅かな苦みや哀しみを上手く混ぜ込むとことろは流石です。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2002年発行、講談社の講談社文庫。6編。今回も面白い。ちょっと抜けた感じの終わり方のがなくて、きっちり解決するものばかりなのは若干残念。急転直下に完結するパターンが多い。テレビ化の主役の中井喜一のインタビューがあるが、テレビ番組化には良い題材だったのだろう。あと1巻だが、友人たちやおちえとの関係はどうなるのだろうか。
収録作:『秋風の女』、『白い骨』、『みな殺し』、『片割れ』、『奈落のおあき』、『影法師』、他:「中井貴一インタビュー」、「年譜」、備考:1982年11月講談社より刊行、