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じいちゃんの葬式の為、
帰郷したときに旅のお供だった一作。
電車に揺られながら、心は中国を旅してました。
どちらからも、でっかい勇気をもらいながら。
本当に宝物をもらったー!!
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高1の連休前に図書館で上巻だけ借りようとしたら、司書さんに「絶対読みたくなるから、下巻もまとめて借りた方がいいよ」と薦められて、そのまま上下巻をまとめ借り。司書さんの話の通り、読み出したら止まらず、夜明けごろに泣きながら読了。この話に出会えて本当に幸せ。良い本ない?と聞かれたら、まずこれをお薦めします。
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清朝末期、西太后が権力を握る時代に、地方郷紳の次男、梁文秀と、糞拾いの李春雲(春児)の夢と挫折を、内外憂患の波乱の時代を舞台に描いた大河小説。
前半はとても面白かった。
文秀と春児の、立場の違う二人が、其々に天命の元に奮闘し、やがて文秀は科挙に合格し 承元の進士として登弟し、将来有望な若手官僚となり、一方の春児は自らの手で浄身して宦官としての辛い修行を積み、やがて宮廷で認められるようになる。
その二人の様は、読んでいて夢中になった。
だけど、これが後半になると、話は二人以外の様々な人達の話が入り込んできて、肝心の主役の出番がぐっと減り、時々出てきても、それまでに至るまでの二人の内面的葛藤は描かれていない為に、とてももどかしい気持ちに駆られた。
時代は戊戌の変法事件へと進んで行くのだが、その過程における当事者として巻き込まれていく二人の葛藤は殆ど無く、それに関わる西太后、皇帝、袁世凱、外国人記者達、その他諸々の人達が入れ替わり立ち代り状態になり、一体主人公達はどう考えてどう行動しているのか、そっちばかりが気になって・・・・。
話自体は、とても興味深かったし、この時代の中華国内と外国との歴史的諸事情もよくわかって良かったのだけれど、自分的には、前半の流れのまま、二人の主人公を中心に据えてのストーリー展開の方がもっとこの世界に浸かれたような気がする。
色々と、二人の行動に矛盾とか疑問とかを感じたので、どうしてなのか?その辺を詳細に書いて欲しかったかなぁ〜。。。
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大学一年の夏に読んで滂沱の涙に。自分のなすべきことを信じて生きる人たちの話。これが直木賞を外れたことで自ら賞の価値を落としたんじゃないかと思う。
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非常に面白かったです。史実とフィクションの混ぜ方?こねぐあい?がすごくうまいですよね。浅田次郎は最近ひとに進められて読み始めたばかりなんですが、相当ツボなかんじでした。もっと読みたい〜。
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母親が読んでいたので自分もマネて読んでみて、そのときは中学生だったのですが凄い衝撃を受けました。まともに本なんて読んだことなかったし、中国の時代背景なんて頭になかったってのも重なって。これに出遭わなかったら中華系好きにならなかったんじゃないかな。良くも悪くもこれが私の起源。森絵都のカラフル同様、未だに忘れられない作品です。いつか再読したい。
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登場人物を覚えるのが大変だったぁ。
二人の物語だと思っていたら、壮大な歴史物語だったんですねぇ。
春児、最後泣きそうになったよ。
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浅田次郎による大河小説。
文官政治の極みである科挙制度、そしてその対極にある男性器を切り落とすという世界にも他に類をみない宦官制度。この二大制度を上りゆく二人を中心に物語ははじまりやがて・・・ おもしろい
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貧困の為自分で男根を切り落とし宦官となった少年。が主人公。宦官の造り方、科挙試験の制度とかももれなく分る感じ。
清朝知らなくてもぐいぐい読めます。泣かされます。
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この人は「懐古的な感動物」のイメージが強いのだけれど、この作品を読むと全部ひっくるめて書ける人なんだと実感する。
全部って言うのは恋愛も冒険物も歴史物も、という意味で。ひとつの話の中に全部それが収まってる。
でも本当は世界ってそういうものだよな、当たり前だけど。
広げるだけ広げた風呂敷を魔法のように綺麗にまとめられると、読んでいる方としてはただそれの恩恵を惚れ惚れとしながら受け取るしか出来ない。
私が今まで読んできた本の中で、多分一番、読み出したら止まらなかった本。
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「浄身するしかあるまい」 〜強い男はやさしいんだって、死んだあにきが言ってた。おいらの大コオは、ものすごく強かったんだ」
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運命の星に導かれそれぞれの道を歩んでいく若者たち。壮大な中国史の始まり始まり〜。本気で大河でやって欲しいと思ってました・・・。
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読み始めから、ざわざわ、わくわくする。初めからこんなに引き込まれるのは久しぶりでした。エリート街道まっしぐらの放蕩息子と、這い蹲ってでも生きていこうとする、強い生命力を秘めた子供。二人の運命や如何に・・・
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登場人物、場面の描写がすばらしい。清王朝にいるかのように思われる。すばらしすぎて宦官製造の場面には吐き気すらもよおした。何より、おもしろい。
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春雲と文秀の二人を主軸とした、清時代を描いた物語。人間、そして歴史がありありと描かれていてその魅力に病み付きになりました。