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宦官の様子がよくわかる。
中国の歴史に対する苦手意識が取れてきた。
宦官が中国の歴史を牛耳っているところがおもしろいね。
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2009/08/09
つい100年ちょと前まで,中国では
科挙があったんだって,初歩的な驚き.
もっと昔の話かと思ってました.
・「公司(コンス)」の始まり.
・棒打ちの刑を自ら願い出て籠を得ようとするは「打算」
・ジュゼッペ カスチリョーネ
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黒牡丹かっけーよ。俺は空だって飛んでみせる!格好良すぎ。
李鴻章登場。日清戦争知識からはやられ役のイメージが強いけどかなり凄い人だったんだよねー
西太后が良い人でピュアピュアなだけ!な設定には参った。うーん
そして一番大切なのは白太太の春児の予言が嘘だったっつーこと。これにより物語の意味ががらりと変わってしまう。
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改革派の梁文秀と保守派の春児の対決絵図になるまでの過程を書いた二巻目。
龍玉や春児の天命について驚くべき事実が発覚する。
全体のとしては、西太后と天帝の愛し合う親子の関係を、民を思う維新派が引き裂こうとする形となっている。相反する想いのぶつかる壮大な構想が本書で造られている。
列強の波に呑まれ、水面下で密かに画策される改革に巻き込まれる梁文秀と春児の今後の成り行きに期待。
春児が大成する様も感動的で素晴らしかった。占星を固く信じて強く生きる春児にはもう天命が見えているんじゃないだろうか。
他にも若い真性のエリートたちが多く登場します。魅力的な点をあげたら切りがないです。
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地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。
科挙登第を経て国政を担うこととなる史了と、宦官という
方法で内廷のトップまで上り詰めた春児。
二人の男(!?)を通して、清代末期西太后が実権を握っていた
王朝内部の動乱とそれにかかわる人々の思惑を描いた
壮大な歴史小説。
読み進めていく中で感じたのは、日本の幕末との
共通性。もちろん、時間的共通性もあるんだけど、
欧米列強のプレッシャーを受けながら、従来の
権威をいかに保つかという苦心と、国を存続させるためには
改革を進めなければという維新の思いとのせめぎ合い。
違いは、日本が明治維新という中からの改革で国体変化を
成し遂げたということと、日本が列強の側に加わってきたと
いうことか。やっぱり中国は大きな国過ぎて、紫禁城の
中にいては危機感が伝わってこないのか。
現代の中国も変革が必要な時期に来ていると思うけど、
そこはやっぱり歴史を学んで、中から変わっていって
もらわないと。「党」という「王朝」も絶対ではないのだから。
初めての北京旅行の前に、薦められた本でしたが、
結局、北京旅行前に読むことは出来ず、旅行の
帰りから読み始めました。途中で出てくる地名だとか、
建物の名前は、実際行ったことで具体的にイメージしながら
読めました。そういった意味では、行ってから読んで
よかったのかなと思いますが、読み進めるにしたがって、
あっ、ここも行ってみたかったななんて思うところも
また出てきたりして。
なので、その翌月にまた故宮を見に、北京旅行してしまいました。
2010年にこの作品もNHKでドラマ化です。
楽しみですね。
http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2008-05-17
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2010.1.9読了。
2巻も読み応えあり。春児が初めて西太后の前で舞うくだりで感動。これから文秀と春児との関係の行方にも期待。
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憶えていた漫画の話とは展開が違いました。
どうやら別物らしく、ほっとしました。
先が分かっているのは、ちょっとだけ楽しみがなくなりますから。
とはいえ、話が皇太后の方へと進み、あの2人は? と
首を傾げていたら憶えのある名前がちらほら…。
なるほど、と思いつつ読んでいけば、予想通りのものが。
そうしてやっと久しぶりにあった2人。
権力が絡むと、本当に大変だな、と。
しかし、時が経ちすぎですw
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なんだか、春児がどんどんたくましくなっていく………。それに、成長がすごく早くてびっくりだ。最初十四歳で、次二十三て!
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次巻もはまって読みました。
<本の紹介>
官吏となり政治の中枢へと進んだ文秀。一方の春児は、宦官として後宮へ仕官する機会を待ちながら、鍛錬の日々を過ごしていた。この時、大清国に君臨していた西太后は、観劇と飽食とに明けくれながらも、人知れず国の行く末を憂えていた。権力を巡る人々の思いは、やがて紫禁城内に守旧派と改革派の対立を呼ぶ。
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よくある話といえばそれまでなんですが、旧体制を牛耳る奴らが出てきて、その体制の中で"使える"人たちが活きなくなってくると体制の維持ができなくなる。「良禽は木を選ぶ」。頭のいい人達ほど、組織に本当に必要になる人達ほどその組織が腐る前にどこかに飛んでってしまうもんだ。そして、一番初めにそんなしわ寄せの被害を受けるのは、いつだって一番弱い立場にいる最下層に位置づけられる人たち。そんな人たちをなんとかするために、そんな体制をなんとかしようと新体制擁立派が出てくる。
でも、志はあるものの、実際百戦錬磨の旧体制から権力を奪うのは"徐々に"じゃなかなか難しい部分もある。草の根活動は地道に続けるけど、それだけじゃダメだ。ただ仲間を増やしていく際にそのたくらみがバレても元も子もない。そうなると、どこでどうつながってるかわからない昔から組織にいる人達に改革を手伝ってもらうことは難しい。だからこそ、そんなつながりのない新しくその組織に入ってくる人たちをどれだけ自分たちの体制に組み入れられるかがそういった新しいことを始める人達にはキーになる。逆に言えば、そこさえ押さえておけば改革派ってのはなかなか力を持つことはない。
ん?なんかどこかのエアラインの話みたいになってきた。
でも、歴史は繰り返すというか、いつも同じ構図があるものなんだろなと思います。
そして、同じミスが繰り返されるってことは根本原因に手が打たれていないってことと同義。今までに原因と考えられて、その原因の対策として打ってきた手よりも深いとこに原因があったら、そこに手を打たない限りはその事象が終わることはない。風邪薬を飲んでも風邪を引かなくなるわけじゃないってのと同じだ。
それぞれの立場で守るものがあるのはわかるけど、頑張れば頑張るほど、評価されればされるほど、それが大きくなっていくのもわかるけど、弱い立場にいる人たちのことを見なくなった時点でその人の魅力ってのはあんまりなくなっちゃう気もします。
自分のことだけじゃなく、相手を見よう。世界を見よう。どこの会社でもいいし、どんな職責でもいいけど、今自分が埋めているポストは自分がついているために他の人がつけなくなっている。そのポストに求められている価値を自分は出せているのか。出せていないと感じるなら、もっと頑張る必要がある。頑張るつもりがないなら、降りた方がいい。その判断すらできないようなら、その人はきっとそこにいない方がいい。
今していることに意義を感じて、魂込めて取り組めているかどうか。
なんとなく、そういうことを考えるべきなんじゃないかって感じました。
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2巻では、春児(チュンル)は、西太后に気に入られて後宮に上がり、少しずつ目指す昴に近づいていく。
清朝では、相変わらず高官の権力争いが渦巻き、自己中の人達ばかりが残っていく様相。
文秀は皇太子の側で、春児は西太后の側で、敵対する勢力の渦に巻き込まれていく。
典型的な悪女のイメージの西太后が、本当は、初恋を心に大切にしまいこんでいる純真を持ち、甥の皇子に大きな愛情を注いでいたように、描かれている。
権力者は、孤独なもの。
大きな権力を手にするごとに、猜疑心が膨れていき、益々一人ぼっちになっていくような気がする。
そんな中で、春児の清らかな…というか、真っ直ぐな心に、ホッとする。
今までの困難な境遇の中で、失わずにいるこの心は、昴に通じているのだろうか。
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状元として官吏の階段を上り始めた文秀。春児はひょんなことから前・大総監の安徳海と知り合い、後宮入りを目指し鍛錬の日々を送る。
この巻で描写される西太后慈嬉の生き生きとした表情がとても好きだ。
そうだよなー、西太后だって普通の女の人だったんだよなー、と思わせる。
稀代の悪女、人臣を喰らう鬼女、身内にすら手をかける呪われた女、そういうマイナスイメージが着く前の彼女は、きっと美しく優しい一人の女の人だったはずなのに。
我侭に振る舞い、人々に憎まれるような仕打ちをし、乾隆との約束を果たそうとする強い彼女のうちに残る、栄禄を信じてしまう純朴さが痛ましい。
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清朝末期が舞台です。西太后が登場します。
貧しい境遇から出世していく少年の物語だったり、末期の王朝内で繰り広げられる政治劇だったり、西太后が思わぬ一面を見せていたりしつつ、清朝の歴史を描いていて、そしてそれはもちろん日本も大きく関わっていて日本の歴史上の人物も登場したりして、物凄く壮大な大河ドラマが繰り広がっていきます。
物語の続きが気になって4巻イッキ読みでしたが、再読するとこれまた面白くて大変なことになりますので、御覚悟を。
さらに、『珍妃の井戸』『中原の虹』と続きますので、読み終えちゃってもまだまだ楽しみは続きます。
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残忍な傾国の后というイメージしかなかった西太后だけれど、望まぬうちに重い宿命を背負わされ、懊悩しながらも大切なものを守るため、厳しい現実を受け止め、意志を貫く姿が、印象的だった。
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ドラマは西太后の視点が多いが、小説は春児や梁文秀を軸とした歴史大河のかたち。後半からの展開が面白そう。
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西太后の人物像が思っていたのと違って新鮮だった
(最近はそういうふうに評価されているのかも知れませんが・・・)
明治維新などの激動期の小説は面白いっすね
立身出世すな