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全編に渡って『死』が綴られた青春小説。なので暗い。
心と身体を病んだ青年の恋愛。
でも彼女もどこか病んでいたのでしょうね・・・
読みやすいけど、切ないお話です。
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市川拓司のものがたりの中で、いちばん悲しいハッピーエンドのないお話。
5Pくらいめくったところから泣けて泣けてしょうがなかったわ!
裕子と、悟の、特に悟の感覚は、わたしの中のあのことそっくりです。
少しだけ心強く思えた!
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独特の重さが物語を包んでいるような感じでした。
だいぶ前に読了。
再読後、詳細レビューを書き直します。
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市川拓司さんのデビュー作2編のうちの1つ。
【下記に重要なネタバレを含む可能性があります】
終始悲しい雰囲気が漂い、
なんだか、心配になる展開の後、
やっぱり誰も救われない物語。
好きな人の心の声が突然聞こえ始める少年(青年?)の話。
設定が泣けます。
でもこういう、他人の心が聞こえる人、
(本当にいそうだし、居ても誰にも理解されない)
他人の心に敏感な人、って言えますよね。
ご本人がそうなんじゃないかなーって
勝手に想像して、さらに泣けてきます。
市川さん独特の心温まるストーリっていうより、
悲しみが、しとしと降り注ぐお話って感じです。
一番泣いたのが
主人公が好きだった子が、
他人に抱かれているときに、
主人公の名前を呼び続けるシーン。
それが主人公にはずっと聞こえているという。。。
なんでこんなストーリを考えつくんだろう。。。
胸が苦しいです。
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好きではないのに無性に読みたくなることのある市川拓司。デビュー作のようですが今まで読んできた中で一番荒唐無稽さがない印象。今まで読んできた中では一番好きかな。もっと色々読んでみたくなりました。
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『VOICE』(市川拓司、2006年、アルファポリス文庫)
純愛小説。
相思相愛なのに、何かが邪魔をして結ばれない恋、を描いた作品です。
結ばれない恋、悲劇の結末。
自分も恋人もともに変わっていく中で、自分の知らない恋人が増えていくことに距離を感じてしまう若者の淡い恋愛が、市川さんのたんたんとした文章でつづられていきます。
ストーリー設定は『いま、会いにゆきます』と酷似していますが、なかなか良い小説だと思います。
(2010年3月1日)
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「君の人生は短いものだったけれど、
それでも、ひとを愛することの本当の意味を知って、
たくさんの幸せを手に入れることができたんだよ」
ありきたり(?)だけど、この言葉に考えさせられた。笑
3年前に別れた元彼さんね。
私はほんとうに彼を好きだったから、まだその頃の私はガキやから愛するとかいう言葉を使っていいのかわからないので好きにしておくけど、だから、私はこれからいくらツライことがあっても、いちばん素敵な幸せをもう手に入れることができてるんだなーって、そうやって生きていけそう。(重いw
私も彼とつきあってる時か、別れる前かにこの本を読んでたら、今とは違う未来があったんかな、とか思ってみたけど、そしたらまったく自分と遠い話として読むんだろうなーって思った。
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内容(「BOOK」データベースより)
高校生の悟はある日、隣のクラスの裕子の心の声を聞くという不思議な体験をする。その後、偶然、近くの森で出会った二人はお互いの境遇を語り合ううちに惹かれあい、付き合うようになった。しかし、悟は受験に失敗。彼女は東京の女子大に進学することに。距離のできた二人は、それでも共鳴しあう心がお互いを強く結びつけていたが、次第に彼女は新しい世界を広げてゆく。やがて、彼女の心の声が聞こえることが悟を苦しめてゆくことに…。ベストセラー作家、市川拓司が儚く壊れやすい恋愛を描いた珠玉の青春小説。
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終始、悲しみや不安で構成されている小説であったと思う。お互い想っているのに結ばれないという、なんとも言葉にならない気持ちになった。この世界の基調が、喜びや期待で満ちあふれているものであることを望みたい。まぁ、実際はそうでないのだろうけど…
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中学生とか高校生の精神じゃない、と思った。思っていることを全部知りたいと思うことはある意味いけないことなのだ、と。ある意味関係を長続きさせるのだ、と思った。二人をここまで強く引き合わせ続けたのはやっぱり二人の想いなんだろうな。
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久しぶりの市川さんの本。
悲しいストーリーだけど、やっぱりいいわ~拓ちゃんの作品。
なんつーか、本ではなく詩の物語のような感覚で読めるのよ。
でも、とっても濃くって静だけど激しい恋愛なのよね。
拓ちゃんの書く小説はいつも、ちょっと陰りのある男の子が主人公だけど、この作品もそう。
「あとがき」を読むと、それはどうやら作者・拓ちゃん自身らしい。
なーんかさ、女の子が好きな男の子を思うより、男の子が女の子を思い続ける愛ってヘビーだよね~。
こういう恋愛感を描けるのは拓ちゃんしかいないでしょ~。
これは、『Separation』の原型になった本なのかな~?
それとも『Separation』はこれの続き? この本の最後の設定はまさに『Separation』に続く感じなんだけど、でもこの本で最後は裕子が死んでしまってるような感じで書かれてる。
どうなの~?!拓ちゃん、教えてよぉ!!
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群れるのが苦手で、そもそも人と関わるのが苦手な少年。彼はある日突然少女の心の声を聞く、「ここから連れ出して」
人の気持ちが分かれば、人間関係なんて楽だと思ったことがある。相手が何を考えているか分からないから、気を使う。時に空回りしたり、疲れたりしながらも、少しずつ何となく察せるようになっていく。心の声が聞こえれば、そんな苦労もないのに・・・と、思うのだが、それはそれで別の苦悩が存在する。心の声は、望むと望まざるに関わらず容赦なく聞こえてくるから。
市川拓司さんの作品は、「そのときは彼によろしく」「恋愛写真」と読んできたが、どれも登場人物の心情がとても丁寧に書かれていて、スっと登場人物と自分を重ねる事ができる。その分、焦燥感や絶望感も痛い程共有する。それども、読み終わった時に登場人物が得たものを自分も一緒に得た気持ちになれるのが、この人の良さなのではないかと思う。
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もうこれはほんとうにすきなお話
めちゃめちゃ切なくてでも最後はハッピーエンドだから!!と思って読んでいたのに最後まで悲しかったです
切ない話はいいですね
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12月20日読了。
悲しい。ひたすら悲しかった。
わたしはこの気持ちがわかる時が、いつかくるんだろうか。
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不思議なお話なんだけど、なんだかリアルで悲しい恋のお話。
想い合っているのに結ばれない、そのうえ報われもせず、ただただ悲しいだけの物語。
純粋で綺麗で透明感のある作品。