投稿元:
レビューを見る
良い本だった。
主人公も純粋で真っ直ぐで、著者の書き方もそれと同様に真っ直ぐで、久々に心が洗われるような感覚を持った。
幸せをつかむために自分も一歩踏み出そう。そんな気になれる本です。
投稿元:
レビューを見る
映画をまだ観ていないので何ともいえないが、文章が説明的すぎてまどろっこしい。これって映画の原作というよりノベライズ本なのか?話そのものはまあ面白かったけど、あまり感情移入できなかった。
投稿元:
レビューを見る
現実はこんなに甘くない。でも信じる方が幸せだから信じたいと思う。諦めながらでなく信じながら人生を終わりたいと思う。《散る桜、残る桜も散る桜》
投稿元:
レビューを見る
これは反則。本を読んでるだけでも泣けるのに、中井喜一で映画となった日にゃぁ号泣必至でしょう。ただし、あざといのが苦手な人は要注意。悪い人は1人も出てきませんから。
投稿元:
レビューを見る
映画がとても良かったので、余韻に浸りたくて買った本
映画に忠実で映画を壊しはしなかったけど、本ならではの世界もなかった
映画と本なら迷わず映画
投稿元:
レビューを見る
これは映画を補完する物語だと考えると、とてもいい内容だと思います。まずは皆さん、読む前に映画を。
理由はひとつ。主人公・肇だけでなく、彼以外の登場人物の心の動きをより深く知ることができるからです。
「あのシーンで、実はこんなふうに思いながら居たのか」
「あのセリフの裏にはこんな想いがあったのか」
きっと、ひとつ、ふたつ、新たな感動が湧きあがります。特に主人公・肇の妻の心の動き、母・絹代の息子へ伝えた方心のメッセージなどは、小説だからこその描写です。それ以外にも、映画では短い時間にしか登場しない人物たちにも、しっかりと物語が書き込まれています。不覚にも久しぶりに小説で涙しました(苦笑)。もちろん、映画の映像があるからこそ余計に、だと思います。
映画「RAILWAYS」を見た人は絶対に読んで欲しい。もしかしたら映画で消化不良だった人には、この小説が太田胃酸になってくれるかも(笑)。まだ見てない人は、是非映画から。人生を生きるということの意味や、親子の絆について、この作品はいろいろな示唆をくれます。僕のカテの中では「優しくなれる本」カテにしてもいい内容でした。ただ、僕はそれ以上に勇気付けられる部分が多かったということです。
肇に教えられた挑戦を恐れない心。
絹代に教えられた死をも受け止める親の愛情。
倖に教えられた家族の素晴らしさ。
由紀子に教えられた夫婦という形の意味。
なによりも、人を好きになるということの素晴らしさを、全ての登場人物にあらためて思い知らされる、そんな物語でした。
投稿元:
レビューを見る
分かりきったストーリーなのに、こんなに上手くいく話はないって思うのに、ジーンときてしまった。
映画は観てないのだけど、観たいなと思う。
この電車の走ってる風景を見てみたいなと思う。
投稿元:
レビューを見る
家でも実家でもパソコン開いてる姿。自分と重なって悲しかった。一念発起して憧れの電車の運転士になる姿は、羨ましかった。
投稿元:
レビューを見る
49歳の筒井肇に自分を見た人は多いのではないでしょうか?
家庭を顧みずに仕事だけの人生、本当はやりたいことがあった・・・
人生を良く、深く生きたい。生きて欲しい。
最後の場面では涙が止まらず、東海道線内で顔がくしゃくしゃになりました。
一流会社を退職して、運転手になった。
「やっと乗ってくれたね俺の電車に」
「うん」
「・・・由紀子」
「ん?」
「終点までちゃんと乗っててくれよな」
「はい」
由紀子はしっかりと返事を返す。
そう、線路のように二本のレールは併走する。
一本に重なる道だけがフ符の進む道とは限らない。
どちらかが、どちらを犠牲にするのでもない。
勝手な方向へ離れていくのでもない。
そういう夫婦の形を肇と由紀子は進んで行こうとしていた。
こうやって終点まで一緒に走ろう。
線路の続く限り走っていこう。
投稿元:
レビューを見る
電車の中で読んでいたけど、涙がボロボロ流れ出て、
何度も鼻をかんでティッシュのパックを空にして、
待ち合わせていた友達に会うときはすごい顔になってしまった。
母と息子の関係はやはり母と娘とはちょっと違うかも。。。
投稿元:
レビューを見る
家族の絆がテーマの物語はいいですね!境遇は違えど主人公、肇と同じ年代の私には物語の前半で描かれている肇の自問自答や家族との一問一答に思い当たる節があり思わず胸に小さな棘がチクリと刺さりました。後半で繰り広げられる49歳デビューの肇バタデン運転士の活き活きさがとても清々しく羨ましくも泣けました。
読後感=子供のころの夢、故郷の郷愁、母の愛、いと・・・ありがたし!
投稿元:
レビューを見る
子供の頃のほのかな夢、そしてそれなりに幸せだった記憶。
ふと思い出し、そのまま思い出の一つとして心に封印するか、それとも…。
仕事とは単に収入を得るだけの手段ではない。
そんなよく聞くフレーズを例をあげて示してくれる、
ひとつの話であると思いました。
投稿元:
レビューを見る
自分は何のために仕事をしているのか・・・、をふと立ち止まって考えた主人公。10年後・20年後に読み直したとしたらきっと今と違うことを感じるだろう。そのときに悔いのないようにしておきたいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
ずっと実話と思ってたんですが、フィクションなんですね。
この本を読んで本当に会社を辞めて、運転手になったひとがでたとかでないとか。
投稿元:
レビューを見る
中井喜一さん主演で島根が舞台となった映画のノベライズ本ですが、
映画を観ていない私でもとても感動を覚えた一冊でした。
筒井肇は大手家電メーカーの経営企画室長。
リストラのために工場閉鎖を淡々と進めるなど、
仕事一筋の筒井は取締役への昇進が内定するなど順調に会社人生を送っていた。
その反面、妻や娘との会話は少なくなりすれ違いが多かったが、
筒井はそれを不満に思いながらも仕事に邁進していた。
そんな時、島根に住む母親が電車の中で倒れて入院したという知らせが入る。
帰郷した筒井は母親の面倒を見るために東京の病院に転院させようとするが、
重い病を持った母親は自分が生まれ育った島根の地を出ることを嫌がる。
今まで家庭をないがしろにしていた筒井の中に自分の人生を振り返る時が訪れ、
自分の子供の頃の夢だった一畑電車の運転士になることを決意する。
そんな筒井に妻も娘も徐々に心を開いてくるが、、、
会社での将来を嘱望されている主人公の働きぶりや、
家族とのつながりや母親の介護をめぐる葛藤など、
実に現実味のある設定でグイグイと惹き込まれてしまいます。
誰しも子どもの頃に持っていた夢を叶えるというのは難しいですし、
夢は夢として違う人生を送っている人が多いのではないかと思いますが、
子どもの頃の夢を50才目前にして叶えていく主人公の姿に共感を覚えました。
私も子どもの頃に祖母が住んでいる町に路面電車が走っていましたので、
祖母に連れられて路面電車に乗るたびに運転台の真後ろに陣取って、
運転手さんの操作する様子をワクワクしながら見ていたことを思い出します。
映画自体は中井喜一さん主演で2010年に公開されましたが、
今まで観たいと思いながらなかなか観る機会がありませんでしたので、
これをきっかけとして映画もぜひ観てみたいと思っています。