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紙の本
押しに弱いヒロイン
2006/01/08 06:55
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
—幕を閉じてから物語は始まった—
確か帯にこう書かれていたのですが、別に幕閉じてなかった気がします。
恋人のマックは離婚経験者ですが、表向き別れた妻とも仲良くやっています。それも一人娘ルルの事を考えてなのですが、その為もあってルルは両親が元の鞘に戻ることを期待して、ロバータを敵視し、人前で愛人呼ばわりする憎たらしさ。またマックも娘を庇うばかりで、ロバータは事実、ずっと愛人扱いを甘んじて受けていました。しかし、とうとう我慢の限界。「別れる」とマックに言うのです。
この別れ話が初めの方にあるので、帯のコメントが付くのだと思うのですが、肝心のロバータが押しに弱すぎて幕が閉じきる前に上げられちゃってます。別れようと懸命なロバータ、それを押し切るマックを繰り返し、合間に嫌味な娘が顔を出す出す。読んでて結構疲れました。
読み終わっては、もうちょっとマックを懲らしめてやってもよかったのに〜と思いました。
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