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同性を愛してしまった苦しみ、年上の男を愛し振り回される苦しみ…。そんなふたりの愛とも友情とも違う関係がすきです。切ない話。
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「海を抱く」のほうも好きだけど、こちらのほうが好きです。どちらかというと。
村山氏の小説はとてもせつなくなります。
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うーん。
終わり方がイマイチ。。
結局どうなったの??
わからん〜
でも都と隆之の関係はうらやましい
あたしだったらあの微妙な関係はすぐに崩れてしまうんだろうけど…
嫌いじゃないよ、この本。
☆3.5って感じかな?
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2人は好きな人がいて、でもなんだか難しい恋でジレンマがたまらないです!
お互いをいたわって、男女の友情?っていうのも若干違うような感じがしますが青春のもどかしさをキレイに村山由佳が描いている作品です。
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最初に海を抱くを読んだのでこちらも。20も年上のカメラマンとの関係に悩む女子高校生と同級生の男への想いに悩む男子高校生の2人の関わりを通して描かれる話。
まだ村山作品は数冊しか読んでませんが、いつも想うのはシンプルな言葉でどうしてこうも人間、女性の中に潜んでいる業をこんなにも描けるのか。
もっと難解な本もあるのに。痛いとこ突かれているのに。読み出すといつも止まらない。
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読もう読もうと思いながら、読めずにいた小説。生協で売ってたので買ってみた。
青年期の暴力的とも言える性への衝動、愛に悩み生きる青春の一ページを切り取った村山由佳の真骨頂とも言える作品だなーと思った。
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主人公「都」の才能や境遇に現実離れ感がしますが、感じていることなんかは等身大の「高校生」だとおもいます。ガラス細工のような子どもたち…
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都と隆之がそれぞれに抱く恋心がリアルで切なかった。現実離れした部分もなく、二人が考える個々の気持ちが非常にわかりやすくて好き。恋する気持ちは簡単な言葉で表現出来ず、矛盾を抱えてしまうのだと、改めて悩まされた。しかし二人の関係が今後どのようになるのかと、二人が迎える結末についてもう少し知りたかったなと物足りなさを感じたのも正直なところ。
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「海を抱く」の前に読んだ方が良かった。
最初にこちらがあって、その友達の話が「海を抱く」。
2つの本がつながってることに驚いて、そして楽しかった。
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ちょうど5年ぶりくらいに読み直してみた。前は借りて読んだんだけど、すごく好きになって、先日見かけて購入したので。
やっぱり好きだなあ。都と隆之の関係が素敵だと、読んでいて何度も何度も、そして読み終わっても、思う。最初に読んだとき私は都たちよりふたつ年下だったんだけど、5年経って追い抜いてしまって、もう憧れで読むことはできない。自分の恋愛経験の少なさも手伝って、読んでいて年下の登場人物たちの恋愛事情にしらけてしまわないかな、という心配が読み直し始めた頃にあった。杞憂でした。
20歳上のカメラマンとの恋愛経験がなくったって、同性にどうしようもない恋心を抱いたことがなくったって、このお話の大事な部分は感じ取れるし、彼らにも感情移入できる。馬鹿らしいと思ったり、大事だと思ったり、けれどどちらにせよ絶大な影響力を持つ周囲の大人たちのことば。高校生にとって、少しでも年上で学生の肩書きを持たないいわゆる大人は、自分たちの年を取った延長線上には決していない。文化をこれっぽっちも理解し合えない宇宙人みたいな感じ。それが好きな相手でも嫌いな相手でも。でもそのうちに私たちは気付く。同い年の相手だって、呼吸がぴったりに合うように感じる相手だってまるで宇宙人のように異なる存在だということ。それを知った上で、大事にする、ということの難しさ。人を好きでいることってどうしてそんなに辛いんだろう。
村山さんはどの作品でも読みたい!追いかけたい!という、作風や文章が好みのタイプの作家さんではないのですが、人物の描き方がお上手だと思ってる。こういうひりひりするかんじ。好きなひとを想う、この年代の心の動き。好きなひとを想うと、目にするものすべてのうつくしさや鮮やかさに、すぐ泣きそうになる。
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(2006年9月に読んだ当時のレビュー)
すごく良かった!最初はいかにもな青春小説なのかと思ってたんだけど、読んでみたら想像してたような微妙さは全然なくて。とにかく主人公二人に好感が持てた。都が麗妃のマイちゃんに似てるの!大人で面倒見が良くてユーモアのセンスもあって頭が良くて、だけどすごく弱いところもあって一人にしておけない女の子。マイちゃんとは違って都はほんとに少数の人としか関わろうとしなかったりするけど。
全てが成功するわけじゃないことも知ってる、自分がまだまだ子供だってことも解ってる、だけどだからって割り切れるものばかりじゃない。
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海を抱くにも出てくるキャラが主役になっちょります。
やってることはやってるし、男女の関係じゃないけど、キレイ。
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「おいしいコーヒーの入れ方」しか読んだことがなかったので、こんな風にも書くんだと新鮮でした。青春の心情が繊細に描かれていて、好印象。
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先に海を抱くの方読んでて、こっちも読み返したくなってななめ読み。
なんでこんな簡単に読まされちゃうのかな。
やっぱり村山由佳にはすぐ引き込まれちゃうなあ
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BAD KIDSなんかじゃない!と思う。すごくすごく純粋な話。活字から思い描いたイメージが写真のように脳裏に焼き,映画のように動き出す,主人公の生きた作品。
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都は「20歳年上との恋愛・妊娠」に隆之は「親友への同性愛」にそれぞれ傷つき悩む。お互い18歳、高校生。
重いテーマだが、読みやすく、高校生ならではの純粋な雰囲気がする作品。個人的にはあまりいい結末とは思えなかったが、2人がそれぞれ最終的に自分に正直に答えを出せてよかったんだなと思った。