投稿元:
レビューを見る
はじめて読んだ時は、かなり衝撃でした。「青春」ってかんじがした一冊。続編よりもこちらの方が良かった。
投稿元:
レビューを見る
お互い決して報われない恋だとわかっているのに相手を忘れられなくて。そんな相手を労わり会う姿というのがイイ。村山由佳の作品の中では、1,2番目に好き。
投稿元:
レビューを見る
海を抱くはこの作品の続編。面白かったには面白かったがなにか、躊躇のようなものを感じる。年上の彼氏を持った少女と、ゲイで片思いの少年。彼らの成長を描いた作品なのだが、今ひとつパンチが足らず。海を抱くを先に呼んだのが間違いだったのか……。
投稿元:
レビューを見る
今っぽさを象徴してるカナ。
愛や性に惑う18歳の青春。
同性愛とか、妊娠とか…。
わたしにはチョット親しみがなかったから深く読みこめなかった。けど、結末はシンミリした。
投稿元:
レビューを見る
前に読んだ「海を抱く」の姉妹編みたいな話みたいです。発行順でいうとこっちが先。年上の写真家との関係に悩む少女と、ラグビー部の同性のチームメイトに密かに思いを寄せる少年を書いた話。恋愛とも友情ともつかない、秘密を共有しお互い支えあうふたりの関係がよかったです。んでもって、彼の恋愛模様、伝わらない思いが切ないんだ……。(2004/10/18)
投稿元:
レビューを見る
親友の広樹を好きになってしまった主人公の隆之と、自由奔放な彼氏に振り回され苦悩する都との傷の舐めあい的な話。最後が尻切れな感じで満足は出来ませんでしたが、隆之の同性を好きになってしまった苦悩と葛藤、そして破壊衝動は読んでいて面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
ハリネズミのジレンマに、ひどく、感動。すごい。過程に美学を求めているのか。結局はどうなったの?という気がしないでもない。
投稿元:
レビューを見る
20歳も年上のカメラマンとの関係に苦悩する都は高校の写真部長。彼女が絶好の被写体と狙いをつけた隆之は、ラグビー部の同性のチームメイトに秘かな恋心を抱いていた。傷つき悩みながら、互いにいたわりあうふたり。やがて、それぞれに決断の時を迎える。愛に悩み、性に惑いながらもひたむきに生きる18歳の、等身大の青春像をみずみずしいタッチで描く長編小説。
おもしろいけど少し尻切れ、消化不良な感じでした。
投稿元:
レビューを見る
どうしようもない恋愛をしている10代の子にお勧め。
もし自分も大人に恋してる彼女や、チームメイトに恋してる彼のような恋愛をしていたら、凄く深く心に残ると思います。
投稿元:
レビューを見る
こういう男女の関係ってアリかも・・・と思った。ふと自分の今までの恋愛について思い出してみる。大好きなのだけれど、恋ではない。これは友情と言えるのか?でもなんだか抱きしめたくなってしまう、不思議な関係。性(妊娠と同性愛)、既存の価値観などの問題提起。たくさん考えさせられるものがあった。
投稿元:
レビューを見る
一気に読んだ。おもしろい。
高校生ってのがいいね。年上と付き合う変わり者とされる主人公と、同性愛に悩む男友達。
青春だね。すごくすっきりしてていい。けどちょっとあっさりしすぎな感じもした。
投稿元:
レビューを見る
『海を抱く』を最初に読んだので、謎が解けまくって面白かった!うまい!沢山光を浴びてる人は影も濃いのです。ううむ。
投稿元:
レビューを見る
村山由佳の作品で一番好きな作品。
高校時代に読みたかったな、と真剣に思います。
愛と友情はどう違うのか。
大切な人=恋人にならないのは何故なのか…そんなことを考えてしまう作品です。
投稿元:
レビューを見る
20も年上のカメラマンとの関係に苦悩する都は高校の写真部長。彼女が絶好の被写体と狙いをつけた隆之は、ラグビー部の同姓のチームメイトに密かな恋心を抱いていた。傷つき悩みながら、互いにいたわりあうふたり。やがて、それぞれに決断の時を迎える。愛に悩み、性に惑いながらも、ひたむきに生きる18歳の、等身大の青春像をみずみずしいタッチで描く長編小説。
投稿元:
レビューを見る
村山作品の中では、こういうタッチの物語は珍しいですよね。
けれど、高校生の素直な感情。複雑に絡み合う恋愛の様子が等身大で描かれてて、すごく分かりやすかったです^^
この物語には2人の主人公がいて、章が変わるごとに都視点と隆之視点が順番に入れ替わって物語が進んでいくんです。だから、女性も男性もそれぞれ感情移入しながら読める作品だと思います。
都は、学校でも変わり者として見られている少し大人びた女の子。けれど、心の中はまだ子供の部分が普通に存在して、一回り以上も歳の離れたカメラマンとの恋愛からどうしても抜け出す事が出来ずに1人苦しんでる姿がすごくもろくて純粋で可愛かった。
一方、隆之は仲の良い男友達であり同じラグビー部チームメイトの同姓の男の子に密かに恋心を抱きながら、そんな自分の普通ではない恋愛事情に悩んでいる。同性愛っていう難しいテーマを、伸び伸びと書いてある文章にすごく共感出来ました。
そんな2人が互いの恋愛事情を知りながら、お互いがお互いを必要としていく姿は恋愛とかそういうものを超えた人間愛っていうのがちゃんと存在するんだなって、そう思いましたね。人間誰しも弱い部分や人に知られたくない部分があるけど、それを分かり合える誰かが出来た時、人は立ち直れるし強くなれる。人が支えあう事の大切さや、人間愛の偉大さを学べる作品です^^