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紙の本
文句のつけようがない1冊
2001/09/29 22:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miho_tokeshi - この投稿者のレビュー一覧を見る
新人編集者・高城は、ある日突然、憧れだった少女小説家・津森(P.N.夢野織人/笑)の担当になる。作品と全くイメージの違う津森に驚きつつもどんどん惹かれてゆく高城だが、津森の元に幼い赤ん坊がやってきたのをキッカケに同居して面倒を見ることになってしまう。
「好きになっちゃいけない…!!」と自分を抑えようとしていた高城には、嬉しいような苦しいような。そして共に暮らすうち、津森の持つ謎の部分が姿を現し始めて…。
初の火崎先生本。いやー、面白い。構成も上手く会話も楽しく、事件性もしっかりあって、なおかつ感動。本当にどこに文句をつければいいのか全くわからない(別につけなくてもいいけど)。
凄いです。お見事!!
主人公の高城は、羨ましいほどの真っ直ぐ人間。好きになったらトコトンLOVE!!(?)が信条の超突進型おチビさんです。津森に対しても、最初こそ抑えるものの吹っ切れたが最後、怖い位の真っ直ぐさで愛を伝えようとする。大切なものを守るためなら、自分の体を張ってでも守ろうとする強さをも持っている。
それとは反対に、一見きつそうな外見で人をからかったり毒づいたりする津森が、本当は、優しかったり子供好きだったり人を信じることに臆病だったり。
憧れとは全く異なる津森の内面を知れば知るほど好きになる、真っ直ぐ目を見つめることのできる高城って、かっこいいなぁー、と思いました。良いぞ、高城。“突き放しつつ良い友人”な井沢もかなり好きですが。津森はもうちょっと頑張れ。きっと子煩悩パパになってくれると信じているぞ。
なんとも上手く言えませんが、文章も読みやすい読んで価値ある一冊でしょう。太鼓判押します。皆さんもぜひお読みくださいー!
紙の本
相手の気持ちを何度も何度も確認して。
2001/07/05 15:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
イキのいい感じの主人公・高城が、姉の子供を間近で見ていたおかげで、津森の子供の世話係りになってしまう。
普段はイジワルな津森にやり込められているような高城だが、ひとたび、自分が納得できないと、怖がることなく怒りを露にする高城の素直な元気さに好感が持てたし、津森の不器用さもあちこちから伝わってきてなかなかよかった。
ただ、二人の何だか夫婦のやりとりみたいなクスッと笑える言い合いのテンションと、津森の秘密についての話しとの話しのトーンのギャップが、ちょっと感じられて、少し違和感は覚えた。
それでも後半、頑なになっている津森の事情がわかり、いつのまにか高城の気持ちを信じてみたいと思うようになる津森の臆病さから、念押しするみたいに高城の気持ちを確認しようとする津森の不器用な必死さにとても好感が持てたし、そんな不器用な津森をわかりたいと、一生懸命言葉を探そうとする高城の健気な優しい部分もよかった。
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