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色々な意味で怖い小説、と聞いてワクワクしていたせいか、ラストはあまり迫力を感じずに終わってしまった。でも、今もう一度読み返せばそんな風には思わないという確信もある。たぶん期待しすぎていただけであって、もう一度読み返したい小説一位。個人的にはサトルと未来が好き。サトルは四人の共同生活を「お友達ごっこ」ともっとも的確な言葉を使って見下していたのだけど、ラストでの直輝を励ましているシーンを見て意外に優しいんだな、って好きになった(笑)未来は終始女優のりょうさんを投影して読んでたなー。もう一度読了したとき、改めて感想を書き直す予定。
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傷心の京都旅行中に読んでいた本。都会の学生・若者はこんな感じなのかと。
主人公(=視点)が変わり、ストーリー展開される。そんだけって感じ。ラストだけアレだけど。
普通に面白いよ。
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マンションの同室に住み着いた4人。後にもう1人加わり5人で暮らす事になる。各章がそれぞれの人物の視点で書かれているのも面白い。人間の心の奥深い所は、この5人と同じなのかもしれない、人間の怖さとか、欲望、見栄、怠惰、そんなものの一つ一つが見えてくる小説だと思った。ドラマ化された「東京湾景」の作者。
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何故か共感するわけでもないのに、人生のなかで一番衝撃をうけまして、世の中の平凡に見えてそうではない人間達が同居している日常がとても魅力的です
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私の吉田修一デビューの1冊。干渉し合わない男女5人の共同生活。ネコの集まりのような生活。こんな生活憧れています。
ラストがこんな話だったのか!!って思う。もう1度読み返したくなります。
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初吉田。
前々から気になってはいたけど、
すごく読みやすくて、
もっともっといろいろ読みたいと思った。
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なかなか感情移入出来ないのに、読むのをやめられなかった。不思議な本。他人であって他人じゃない、5人の共同生活。
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近くの人って案外知らないもの。意外な部分を持っているのが人間だと思わされます。ラストは怖く、哀しい。
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衝撃を受けました。最後の章で。まさか、こんな話になってるとは・・・
吉田修一の作品は、芥川賞受賞作の『パーク・ライフ』しか読んだことがなくて、
そのイメージが強かったから、まさか、あんな展開で締めくくられるとは。
究極のホラー作品です。
まあ、ホラーと呼べるかは人それぞれだけど。最後の章、意外は心があたたまる話もあります。
特に、売り専している、サトルには、
ゲイとして共感できるところもあるし、良介は、なんだかあこがれる想いがある。
しかし、最後の最後ですべてが崩されちゃう。
とりあえず、小説としては面白すぎです。
かなりおすすめです!
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どこか壊れた人たちを描くのがうまいと思った。後味がとても悪くて気持ち悪いはずなのに、素直にそれが好きだと思った。
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最初にみたタイトルのイメージと、読み終えてからのイメージが全く180°変わります。読めば、読むほどに怖くなる本。ダメな大学生の描写がこれまたリアル。思い当たる点多々あり。そして、部屋の中で男からの連絡をずーーーーっと待ってる女の子に自分が重なって見えた。うん。あれはあたしの姿だったりする。カモ。
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4人の男女の登場人物のそれぞれが語るストーリーに引き込まれ、夜を徹して読みふけっていた。結局、想定外のラストに眠れなくなった。映画『セブン』観賞後のあの、度を超えた後味の悪さを思い出した。
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母が借りてきたのを借りた。
一つ屋根の下に暮らす男女の話。
洗濯機の描写がおもしろかったのが印象に残っている。
「え?!」と思うラストだった
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一風変わった共同生活をする男女5人。
お互いに関わりすぎず無関心に生活していく。本当の自分、作った自分の姿を装いながら都会で暮らしていく彼らには乾いた風が吹いている。傷つく事が恐いから真の自分を見せる事なく生きるのが現代社会だとしたら、それはちょっと寂しい。良介の力の抜けた普通っぽさが救いでもあり、現代の若者の象徴でもあると思う。
・作品紹介
内容(「BOOK」データベースより)
都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。
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吉田修一の作品ではじめて読んだもの
そして、彼の作品にはまりだした、
きっかけとなった一冊。
男女5人の共同生活のお話し。
いろんな事情があるそれぞれの登場人物が
各章になっている。
みんな仲良く暮らしているのだけど、
ほんとうのみんなの底の部分は知っていない。
わざと知らない振りをしている。
人にみせたくない部分って誰でもあると思う、
でもそれって言うべきなのか、
気づいてもらうようにするべきなのか、
ばれてしまうのか。。隠し通すべきなのか
ちょっと考えさせられました。
現代の人間関係のちょっと怖い部分、
自分のそんな世界に入っているのかもしれない。
心地よく。。。?
いろんなお話がでてきて楽しくもあり、
怖くもある作品だった。