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不思議な縁で共同生活をする男女5人の物語。1人1人の目線から書かれた5つの物語から成り立っています。
最後の方は何だか恐怖を覚えました。
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短編集のようでいてひとつの話しなのが面白い。五人それぞれの話で展開されているので一章ずつ新たな気持ちで読めてとっても新鮮。
そしてまったりとしたリアルな恐怖を感じた。
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とにかく面白い。
基本的にこういう集団生活にあこがれているので、そのやりとりだけでも楽しめるのですが、それに加えて、話の持って行き方が粋です。そして読み終わった後のなんとも言えない空気感。
とにかく読んでみなはれ。
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5人の若者の奇妙な2LDK共同生活を描いた青春小説。いつの時代も現実は厳しい。でもふさわしい自分を演じればそこは、誰もが入れる天国になる。杉本良介21歳、H大学経済学部3年。大垣内琴美23歳、無職。小窪サトル18歳、「夜のお仕事」に勤務。相馬未来24歳、イラストレーター兼雑貨屋店長。伊原直輝28歳、インディペンデントの映画配給会社
勤務。5人の生活がオムニバスで綴られる。 第15回山本周五郎賞受賞作。
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自分にとって当たり前のことは他人にとってそうじゃない。視点の変わるお話って難しいと思うけどほんと上手に書いてるなと思いました。「あ、そっか」「いやいや、違うのか」って、どれもほんとだしどれも違う気がする。だけどみんな自分を軸にしてしか生きられない。ラストに向かっていく何ページかが、どきどきします。壊れそうで壊れない、そんな人間。
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6月26日読了。4+1人の奇妙な共同生活、の話のはずがこの展開は!!読んでいてうすら寒さを覚えた。私にとって非常に好きなタイプの小説なのだけれど、読み終わって「ラストの、これがやりたいがためにページ数を費やしてきたのか?」という、何か騙されたような気分を覚えてしまう。まあ解説の川上弘美は4回読んだというから、私も虚心坦懐にしてもう何回か読んでみるか。いずれにせよ、読む価値のある面白い小説であることは、確か。
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~内容(「BOOK」データベースより)~
都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。
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ゆるい話だと油断していたのもあって、ラストに愕然とした。
これって伏線なのかなぁぐらいには引っかかっていたけれど、一番まともだと思っていた人にそれが繋がった時は本当に衝撃的だった。
こんなラストを突きつけられると、家族や親友ですら、実はほんの表面しか自分は知らないんじゃないかと不安になる・・・。
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9/30読了
2LDKのマンションをルームシェアする5人が、それぞれの視点から物事を語る。
ラストが魅力的でもう一度読み返してみると2度楽しめる。
第15回山本周五郎賞
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ひらがなに例えると、「ぬ」。
生活に便利なものほど、格好悪い。
きっと彼らは埼玉県の出身と見た。
など、ディティールの表現がぐっと来る。
切なく、面白く、衝撃も用意された名作。
なぜ、映画化されないのか。
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青春なんだろうか。5人の若者の視点で物語は進んでいく。最後でドンッときますね。絶対もう一度読み返す事になるだろうな。
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最後の大どんでん返し。
「どんでん」なんて明るい響きのものではなくて実際は震撼するような怖さを秘めています。
何回読んでみてもやっぱり最後は怖い。
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装丁が綺麗だったので内容も知らず購入。
最後が衝撃。
5人の中で誰が一番人気なのか気になった。
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早く次のページをめくりたくなるような作りになっていないのが、残念だ。
読後感もこれといってすばらしいわけではない。
ただ、
良介が父親のことを思い出して涙を流すところが最高だ。
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2LDKのマンションの一室で共同生活を送る4人の登場人物。年齢も職業もバラバラな4人が一章づつ見事に書き分けられています。微妙なバランスで続く共同生活が、サトルの登場で壊れていって・・・
読み終えてみると、4人の登場人物それぞれが、同じ一人の人間のさまざまな「顔と内面の闇」を描いているようで、ものすごく怖くて気味の悪い(?)小説です。(解説でも、川上弘美さんも言ってますが)
僕は、すごく好きだけど、すごく怖いし、また読みたいけど、読みたくないなぁ
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僭越なことを言わさせてもらうと、惜しいの一言。2LDKに住む若い5人の話。展開や書き綴りはおもしろく、どのような結末になるのかと期待膨らんだ。だけど、読後感は何も残らなかった。結末は確かにどんでん返しだが、なんとも惜しいと思ってしまうのはオレだけだろうか。小説の中にも色んな引っかけ要素があり、これは何かあるのか?と期待してよんでいくも、繋がらない部分も多くあり。おもしろい小説であることは確かだけど、残るものが少なくて残念。お勧めはしますけどね。