投稿元:
レビューを見る
「バカの壁」で述べられた養老孟司の基本的考え方を、最近の日本を取り巻く話題トピックに沿って、述べていく書。良くも悪くも「バカの壁」の典型的続編である。そこに、前作のような新鮮な目新しさがあるわけでもないが、なぜかその読みやすい語り口に虜にされ、あっという間に読み終わってしまった一冊。前作の復習を兼ねて、多くの人にお勧めしたい一冊です。
投稿元:
レビューを見る
あっというまに読める本。
仕事は世の中にあいている「穴」を埋めるもんだ、という考え方が新鮮。自分に向いている仕事とかやりがいとか考えるのにうんざりして、仕事のやる気を失いがちな今日この頃なので。
投稿元:
レビューを見る
あのベストセラーの壁シリーズ第三弾。内容的にはバカの壁の内容を具体的にして養老孟司が答えていく一問一答式。MUST BUYですよ。
投稿元:
レビューを見る
とある人から勧められ、私自身も以前から養老氏に興味があったので、読んでみた。
本書の内容は、これといって難しくもなく分かりやすいのだと思う。「こういう考え方もあるのかな」と思わせるところがあるのが本書なのだと思う。
「戦争責任の問題(P94)」と「靖国の問題(P108)」と題された題された箇所があるので、そこに興味のある人は読んでみるといいのかもしれない。だが、それらの箇所は別に緻密な分析とか研究というわけでもないので、そうしたものを期待するのなら別の本がよいのだろう。
本書のまえがきには<この本は、『バカの壁』『死の壁』の続編だという事になる......相談をするときに、具体的な答を期待する人がある。それはおかしい。自分のことは自分で決めるので、相談とは、根本的には「考え方」についての疑問である>とある。
具体的な答えを期待するのは基本的におかしいものとしか私には思えないのだが―、ともかく、『バカの壁」と「死の壁」は私は読んでいないのだけど、前作もこのような考えが基底にあり書かれたのでないだろうかと、そんな気がした。
答えというのは、基本的に自分で考え、自分で判断するものだ。そのための「指針(または教える)」というのは存在するのだろうが、その指針から、どのように考えるかとか正しいとかというのは、その人次第だとしか言いようがない。
そしてその指針として、この本書は私の中では優秀な部類に入る。
投稿元:
レビューを見る
前バカは読んでないけど気になって購入。こういうのって硬い感じかと思ったけど意外とするする読んでしまった。お勧め。
投稿元:
レビューを見る
養老さんの本はいつも頭がすっきりと整理される感覚になります。あー、そういう風に考えれば、こんなことが納得できるのねって。やはり思考の格の違いを感じます。
投稿元:
レビューを見る
バカの壁』から3年。
『若者問題』『テロの問題』『男女の問題』『戦争責任の問題』などなど、
現代社会の様々な問題に対して、養老氏のコメントが詰った一冊でございます。
最近の若者の自己実現志向に関して、
こんなことを養老さんはおっしゃっています。
「仕事というのは社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。
そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。」
「合うとか合わないとかというよりも大切なのは、
いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。
一から十までやらなくてはいけない。
そうやっていうくうちに自分の考えが変わっていく。
自分自身が育っていく。」
みなさん、どう考えますか??
養老さんの本を読んでいると、「うん?」って首をかしげてしまうところもある。
だけど、頭でっかちにならずこーいう物の見方をしてはどうですか?
という適当さ加減?(失礼ですが(笑)が、自分にピッタシだったというか、
すんなりさらさらーっと読めた一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
あれ?養老先生、『死の壁』の最後で、「もう逆さに振っても何も出てこない」って言ってませんでしたっけ?(笑)でも、やっぱりまだまだ色々と出ますねぇ〜。世間がそれだけ話題を提供しているのか、養老先生がやはりまだ話し足りないのか・・・どちらなのか・・・。今回は「都市」と「自然」がキーワードになってますね、間違いなく。『バカの壁』よりは話の内容がはるかに難しい。しかし、自分を、そして現代社会を考える上で、決して避けては通れない問題のような気もします。その意味でも、読んでみてはいかがでしょうか。ただ、あくまで養老ジイサンのぼやきだということをお忘れなく・・・(笑)
投稿元:
レビューを見る
養老孟司氏のバカの壁・死の壁に続く第3弾。バカの壁はタイトル名と相反して難しく「難解なのよく流行ったな」と感心したけど、これは非常に読みやすい。読んで損はないです。
投稿元:
レビューを見る
バカの壁・死の壁に続く第3弾ですね。毎回毎回、なるほどね〜ってことを言ってくれる養老さん。全部が全部「そうだよね」とは思わないけれどこういう考え方もアリだよねってことがわかって大変参考になる。当たり前≠当たり前。ということやわからんものがあってもいいじゃん?という考え方、わかりにくいものだって、わからないものだってたくさんあるよ、ということに気づかせてくれる。「だって、人間わかりやすくないでしょ?」ということを言っているしやっぱ深い。サクサク読める文体もまたグッド。
投稿元:
レビューを見る
読直後は、養老猛司という人は、なんと適当なものの見方をする人なのだろうと思った。
しかしその後、その「適当さ」こそ脳の特徴なのではなかろうか、その「適当さ」を出来る限り排除しようとするのは不自然なことなのではないだろうかと考え始めた。
我々はともすれば、「ああすればこうなる」式の考え方を何の疑問もなく抱きがちだし、一元論的なものの見方に気がつかないことも多い。
最近何となくおかしいな(自分や世界が)と考える人があったら、一読をおすすめする。
何かのヒントにはなるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
『バカの壁』を読まずにコレを読む・・・バカ?
『戦争責任の問題』の“中国の問題は常に彼らの内政問題です”の件。
知らないことが多いなあ<私
投稿元:
レビューを見る
バカ売れのバカの壁の、続編。
こっちの方が現代の問題「若者」「テロ」「反日」「靖国」を扱っているので、ユニークな面白い!!しかし、題材のために読むのではなく、考え方のために読んで欲しい。必ずしも、問題を解く本じゃないってことを理解して欲しい。
投稿元:
レビューを見る
余裕のある語り口で、昨今話題になっている現象をさっくり、さばいて見せてくれます。
自分に合う仕事が見つからない、と悩む若い人たちの陥っている勘違いなど、分かり易いので、読んでみて下さい。
苛められた人のはまりやすい発想とか、男女の生物学的な違いとか。
都市化で起きてきた問題、子供を大事にしない社会になっていること、確かにそうだと思える点が多いです。
中国や韓国が日本を見て苛立つ理由なども説得力がありました。それで解決する問題ではないんですけどね。
「バカの壁」もなかなか面白い本でしたが、…結局、壁は越えられない、話しても通じない相手には通じないのね〜とズコーンと思ってしまうような感じでした。
今度は、バカの壁の向こう側を背を伸ばして覗き見るヒントが前よりもいっぱい。
自分がもともと似たようなことを感じていた場合だと、そうそう!と大きくうなずいてしまいます。
あまり考えたことのない角度や、したことのない経験に基づく部分は、ほほ〜と感心しつつ、後で考えると論理をたどりにくく、本当にわかったのかなあ?とやや不安を覚えます。
なかなか完全には乗り越えられないのが壁。時間がたってから、また読み直してみるのも面白いのでは。
投稿元:
レビューを見る
滝川クリステルがブルータスで薦めてた。昨日夜読んでたが続きが気になったのか早く目覚めて読み切った。昨日、えらそうに言ってしまって少し反省していたことが書かれていた。だからちょっと救われたというかなんというかそんな感じ。自分に必要なのは自分のことは自分で責任をとること、社会として必要なのは倫理かなあと思うなあ。