紙の本
一日の終わりに読みたい一冊
2015/07/12 23:13
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投稿者:赤運太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は松下幸之助氏が機関紙「PHP」の裏表紙に連載した短文を一冊にしたものです。
「運命を切りひらくために」「日々を新鮮な心で迎えるために」「ともによりよく生きるために」「みずから決断を下すとき」
「困難にぶつかったときに」「自信を失ったときに」「仕事をより向上させるために」「事業をよりよく伸ばすために」
「自主独立の信念を持つために」「生きがいある人生のために」「国の道をひらくために」の11のテーマで松下氏の考えが語られています。
私があれこれ言うよりも松下氏の言葉を読むほうが内容の素晴らしさが分かり易いと思うので、
「運命を切りひらくために」から一番好きな一節を紹介します。
「道
自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまると時もあろう。なぐさめを求めたくなる時もあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。」
私はこの本を一日の終わりに一節づつ読んでいました。
松下氏の言葉と共に一日を振り返ると深く反省点が見え、明日に向けて新たな気構えが出来たのです。
また、その日にピッタリな言葉に当たる事もあり、まるで松下氏が語りかけてくれたような感じがしたものです。
松下幸之助氏の言葉や考え方は、時代の移り変わりによって風化する事のない素晴らしいものです。
仕事を含め人生の様々な局面で悩んだ時に是非読んでみてください。きっと助けになると思います。
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松下幸之助さんの本です。最近コンビニなどでおいてあったり本屋で平積みされてたりするのをみかけます。1968年に初版が発行されてるので本当にすごいロングセラーです。
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「自分には自分に与えられた道がある。」
私の大尊敬する、松下幸之助が書いた百二十一編。
どれもこれも、心に感銘を受ける言葉の数々。
頑張ろうというとき。気合を入れたいとき。
あせりのとき。気落ちしているとき。
仕事に疲れたとき。将来が見えなくなったとき。
すべての場面において、気持ちを昂ぶらせてくれます。
就職に不安な学生。仕事が面白くない社会人。
この本を手にとって、少し読んでみてみませんか?
深い感動と、仕事に対しての意気込みを与えてくれます。
この言葉を綴った、松下幸之助。
その想いには、確かな説得力があります
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テーマ:自己啓発、仕事の捕らえ方、日本人の名経営者の考え方
ポイント:働くとは何か?やどう人生を楽しみ、辛い時にどう乗り越えるか?悩んだ時に常に新たな気付きを与えてくれる、私にとって聖書のような本です。社会人一年目の方、進路に悩まれている方に特にお勧めです。
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人生のバイブル。
悩んだ時に、エンジェルブック的(そんなんあったよね)に開きたいですね。
松下幸之助さんの考え方は、ビジネスだけでなく、人生そのものに置き換えることが出来ます。
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この本は買ってよかった!
やっぱ彼はすごい!熱い!やっぱりさー、これだけのことを考えてたからあれだけのことがやれたんだろーなって、納得できる。
この本は、定期的に読んで、忘れないようにしたい。そんな本。常に側に置いておいて、常に読みたい。
ちなみに、あのPHP研究所は彼の提唱によって設立されたもの。
(PHP研究所 - Peace(平和), Happiness(幸福), Prosperity(繁栄)に関する諸問題を、人間の本質に照らして、衆知を集めつつ研究し、お互いの力で明るく住みよい社会を築こうとするもの。その一環として書籍の刊行も行なう。)
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松下幸之助さんが機関誌「PHP」に連載された短文集です。
日々の仕事に対する心構えや人生における教訓等、大変参考になる随想集です。ひとつのテーマで2ページで完結しているのでとても読みやすく、読むたびに勇気と元気が湧いてきます。
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コンビニで買った。それだけ広く社会に認知されているということだと思う。読むたびに素直に地道に生きていくことの大切さについて考える。この本で松下幸之助さんのファンになった。1話2ページで3分もあれば読めるので,毎朝1日2ページずつ読んで気合いを入れている。
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松下幸之助さんのアフォリズム(というには少し長いけど(笑))集かな?見開き2ページで一話。さくさくっと読めるのに深い。
松下幸之助さんが成功した背景にはこういう彼の思想があったのね〜。うん。なるほど。すばらしい。
こういう成功者の言葉っていうのは重みがあっておもしろい。ただ、いつもこういう類の本を読んで思うんですが、この手の本を読んで成功者と同じ生き方をしようと真似たりする人、いますよね?それって何か違うような・・・。成功した要因なんて結局後付で、今それをやっても成功するとは限りませんよね?
松下さんもこの中で言ってますが、成功した生き方ってのは、その人が歩んだから成功したのであって、他人が真似してもしょうがない。その人にはその人の成功する“道”がきっとあるのだから、真似るのではなく、己が信ずる道を行けばいい。
成功者とか言われる人に共通するな〜といつも思うのは、みんな自分の信念を持っていて、それを貫いていることですね。成功者と一口に言っても様々でみんな独自の考えをもってる。極論を言えば、保守的な考えで成功した人もあれば、革新的な考えで成功した人もあり。
相反する考えを持つ人両方が成功してるってことは、やっぱり、「こういう考えをすれば成功する」んじゃなくて、「こうと信じた考えを貫いたから成功する」んだな〜と思う。
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就活カバンの中にいっつも入れてます。文字から伝わってくる筆者の誠実さと真摯さに読んでるうちに背筋がしゃきっと伸びる。自分はまだまだがんばれていない。
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■言わずと知れた経営の神様、松下幸之助の代表作。経営者としても従業員としても学ぶところの多い、感動の一冊。
■まず凄い!と思わされたのが構成。この本は1タイトル毎に見開き1ページ、30文字×17行で話が完結している。大体それくらいでなく、全てが17行なのだ。これは相当推敲を重ねた結果に違いない。
■余談になるが、この本が人の人生を変えた瞬間に出会った。この本を読んでいるとき、後輩に転職の相談を受けた。ひとしきり話を聞いた結果、転職することをほぼ決めているが、踏ん切りがついていない状態であることが見て取れた。そこで、この本の"断を下す"という話を読ませた。その結果、後輩は転職を決意。新しい職場で頑張っているようだ。この決断が、10年後、良い結果となるか、悪い結果となるかはわからない。しかし、自分の意思を確かめ、決定する意思を生み出したことは、彼の人生にとってもプラスに働くことは間違いない。
■人生に大きな影響を与える本。定期的に読み返そうと思う。
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言わずと知れた松下電器の創業者である松下幸之助さんの代表的な著書である。
いわゆる起業家の成功する為の秘訣とかはまったく載っておらず、人生の成功者として心身共に豊かな人生を送るために不可欠な心構えなどが、一滴の澱みなく書かれている。
今まさに新たな一歩を踏み出そうとしている方にオススメ。(kouda)
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短い文章ですが純度は高い。
祖父がこの人と何度かお仕事したことがあり、前から気になっていたこともありこの本に手を伸ばしました。
「人には天与の道があり、それはその人にしか歩めない。。。」を読むと、ぐぐっと
涙が出ました。
壁にぶつかったとき、悩んでいるときに
読むとすがすがしい気持ちになれる本です。
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松下幸之助は心から尊敬する人物。
どうして、こんなにも言葉が響くのだろう?
どうして、こんなにもシンプルで分かりやすい言葉で社会を説明できるんだろう?
常に謙虚で素直であるべきだと教えられた。
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経営の神様、松下幸之助翁の著。
名著だと聞いていたので遅くなったが購入。
自分の道、困難に見合ったとき、国のため、
多くのテーマがあります。
なぜ、神格化されるほどの方なのか、
これを読んで少しはわかった気がします。
日々是新。自分の目標としています。
読み終わってから、思わず父に渡してしまいました。