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時代物BLの王道が詰まってるてきな作品
2017/12/13 10:37
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投稿者:さち - この投稿者のレビュー一覧を見る
忍者とお殿様BLです。タイトルからそのまんま丸わかりですけど、タイトルのわりに中身結構シリアスだったりして楽しい。
忍者もの、時代物だったらやっぱこれだよね的なBL要素入りまくりで定番物が嫌いじゃない人には気に入っていただけるかと。
あと主人公が天然可愛いけどかっこいいとこもあり、なのも自分が好きなぽいんとですね。
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忍の里で鍛錬を積む忍者の胡蝶。
そんな胡蝶の住む里に、一人の青年がやってきた。
青年は、名前を寒月といい、粋に着流しをまとう色男。
胡蝶は、彼の存在に心を乱される。
そんな胡蝶に寒月は、熱い眼差しで胡蝶に永遠の愛を誓った後、突然、姿をくらましてしまう。
胡蝶は、いなくなった寒月を想い、胸を痛ませるが、そんな胡蝶の下に、任務の依頼が入る。
それは、殿の命をお守りする任務。
他の仲間と共に城に向かった胡蝶は、諸事情から布で顔を隠した殿の命により、なんと色小姓ばかりの裏大奥に入ることになる。
おまけに、殿に夜伽の相手を申し付けられるが、寒月を想う余りに胡蝶はそれを拒んでしまう。
その翌日、夜伽の性指南役に現れたのは、あの寒月であった――。
一体何故なのか?
調教は恥ずかしいけれど、寒月の強引で淫らな手ほどきにドキドキで……
というような話でした。
あらすじ見たら、大体話の先が読めてしまう感じの割と軽い感じのまさしくBLです。
多分、あらすじ見て、話の中身を想像した人は大体正解。
そういう感じなので、ある意味、とっても安心して読めます。
ちょっと意外だったのが、胡蝶が実はちゃんと優秀な忍だったこと、ですかね。
いきなり、小鳥の巣を見つけて枝がつかめなくて、落ちる描写から物語が始まるので、かなりのドジっこかと思いきや、そんなことはなく、忍としての能力はかなり高いそうです。
後もう一つは、最後に寒月がちゃんと胡蝶を貰い受けるために挨拶に行ったこと……ですかね。
でもこれも、軽いノリのBLだからこそ、ですよね。
本当にカミングアウトするとなると、いろいろな問題がごちゃごちゃ付随してくると思うので、現実的じゃないですよね。
あてが外れないので、こういう本が読みたい! と思った時に読むのはオススメです。